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それは、一つの誤字から始まった! 発祥スレ SS書きの控え室 48号室 http //sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1150818412/18 ◇正確には46号から発祥 SS書きの控え室 46号室http //yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1147747457/30 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2006/05/17(水) 03 01 49 aXVoFy1r 良質な妄想をするために今日からオナ禁クマー! 童貞の癖に絶倫だから12時間ほどで禁断少女でるけどやってやるのさー!! とりあえず1日!!!! 31 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2006/05/17(水) 04 56 12 gWgeNeuH >禁断少女 既に限界っぽいなw 32 名前:禁断少女 投稿日:2006/05/17(水) 06 11 42 fiUI9sG2 「お兄様……もう、限界みたいですわね」 その少女は僕に向かってそう言うと、ズボンのファスナーを下ろし、びくびくと脈打っているモノを取り出した。 「まだ、さっきしてから十二時間しか経ってませんのに――しょうのないおちんちんですこと」 そうなのだ。 彼女は僕がオナニーを我慢していると、決まって目の前に現れる。 たぶん幻覚。たぶん妄想。 麻薬中毒の患者が苦しむという禁断症状のようなものだろう。 けれど、その手の患者にしてみれば、目の前に現れる幻覚がリアルな質量を帯びて感じられるのと一緒で。 僕には――彼女の存在が実際に目の前にあるようにしか思えないのだった。 いや、事実、触れることさえできる。 その感触が僕の脳から生み出されたものなのか、それとも実は夢ではないのか、それはわからない。 ただ、どちらにせよ、現れた彼女は僕のナニを刺激し、射精に導いては去っていく。 それは間違いなかった。 まるで、我慢は体に良くない、とでも言うように。 だから、僕のオナ禁は決して長く続かない。続かせることが、できないのである。 「十二時間前は手でして差し上げましたから――」 『禁断少女』は言う。 「今度はおクチでいかがです?」 「あ……。う、うん」 僕は拒むことさえできず、彼女に言われるがまま、それをOKしてしまう。 「ふふふ……。可愛い。先っぽから何か出てますわよ」 見れば、確かに僕のイチモツは、震えながら先走りの液体をこぼしているようだった。 「……はむ。……ちゅ。……ちゅぅ」 彼女は音を立て、愛おしい物でも口にするかのように僕のペニスをしゃぶっていた。 その表情を見ているだけで、僕は早くも絶頂を迎えそうに―― ……こうですか? わかりません! こうして禁断少女スレが誕生した! そして、新たな伝説が次々と生み出される――!
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禁断少女 01-1 1 :名無しさん@ピンキー:2006/06/23(金) 20 02 49 ID IJGeRlJg 禁断少女専用スレ 2 :名無しさん@ピンキー:2006/06/23(金) 20 03 39 ID s41SvlLK ざわ・・ 3 :名無しさん@ピンキー:2006/06/23(金) 20 04 42 ID IJGeRlJg 30 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2006/05/17(水) 03 01 49 aXVoFy1r 良質な妄想をするために今日からオナ禁クマー! 童貞の癖に絶倫だから12時間ほどで禁断少女でるけどやってやるのさー!! とりあえず1日!!!! 31 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2006/05/17(水) 04 56 12 gWgeNeuH >禁断少女 既に限界っぽいなw 32 名前:禁断少女 投稿日:2006/05/17(水) 06 11 42 fiUI9sG2 「お兄様……もう、限界みたいですわね」 その少女は僕に向かってそう言うと、ズボンのファスナーを下ろし、びくびくと脈打っているモノを取り出した。 「まだ、さっきしてから十二時間しか経ってませんのに――しょうのないおちんちんですこと」 そうなのだ。 彼女は僕がオナニーを我慢していると、決まって目の前に現れる。 たぶん幻覚。たぶん妄想。 麻薬中毒の患者が苦しむという禁断症状のようなものだろう。 けれど、その手の患者にしてみれば、目の前に現れる幻覚がリアルな質量を帯びて感じられるのと一緒で。 僕には――彼女の存在が実際に目の前にあるようにしか思えないのだった。 いや、事実、触れることさえできる。 その感触が僕の脳から生み出されたものなのか、それとも実は夢ではないのか、それはわからない。 ただ、どちらにせよ、現れた彼女は僕のナニを刺激し、射精に導いては去っていく。 それは間違いなかった。 まるで、我慢は体に良くない、とでも言うように。 だから、僕のオナ禁は決して長く続かない。続かせることが、できないのである。 「十二時間前は手でして差し上げましたから――」 『禁断少女』は言う。 「今度はおクチでいかがです?」 「あ……。う、うん」 僕は拒むことさえできず、彼女に言われるがまま、それをOKしてしまう。 「ふふふ……。可愛い。先っぽから何か出てますわよ」 見れば、確かに僕のイチモツは、震えながら先走りの液体をこぼしているようだった。 「……はむ。……ちゅ。……ちゅぅ」 彼女は音を立て、愛おしい物でも口にするかのように僕のペニスをしゃぶっていた。 その表情を見ているだけで、僕は早くも絶頂を迎えそうに―― ……こうですか? わかりません! 4 :名無しさん@ピンキー:2006/06/23(金) 20 35 06 ID C7qBXMR5 お前ら禁断少女を文章化したら恥ずかしくて逃げ出すっていう考えは無いのか 5 :名無しさん@ピンキー:2006/06/23(金) 20 39 04 ID yBjHICCm よし。 今日からオナ禁する。 6 :名無しさん@ピンキー:2006/06/23(金) 20 49 29 ID Wx+/p+fB ……立てたのか。まぁ、頑張ってくれ。 否定はしない。 7 :名無しさん@ピンキー:2006/06/23(金) 21 12 09 ID aYlgHbNt | |/H\ | 0M0 ) |⊂ / | / 8 :↑の32:2006/06/23(金) 21 22 27 ID ZcNTqUpA この子は俺の禁断少女だから、おまいらには渡さん!w ……という戯言はともかく、 テンプレに固執せず、『僕の所にやって来た禁断少女』を各人持ち寄ったほうが盛り上がるかもしれんね。 9 :名無しさん@ピンキー:2006/06/23(金) 23 13 45 ID 17r73y1h 奇態アゲ 10 :名無しさん@ピンキー:2006/06/23(金) 23 25 24 ID nVKEDhc6 エロパロ板でネタ雑談から萌えキャラが産まれるとは思わなかったw 11 :名無しさん@ピンキー:2006/06/24(土) 04 39 41 ID Bv3k6ykx 禁断少女降臨祈願age 12 :wkz◆5bXzwvtu.E:2006/06/24(土) 05 01 32 ID Q2fn/Nvn とうとう立てやがった勇者野郎に誓いの流浪投下。第一夜(4分割)。 ---------------------------------------- 「ふぅん、こういうのがお好みなのですね」 遠い幹線道路の車の音も絶えた深夜、俺はデスクライトのみの暗い部屋の 中、キーボードに走らせていた指を止めてびくっと振り返る。 「え? えっ!?」 悪戯そうな微笑をたたえた卵形の綺麗な顔。キャスター付きの椅子に座っ た俺が振り返ったすぐ横に、同じ高さの彼女のそんな表情があった。 幼い身体つきはまだ中学生になったかならないか。暗い部屋に豪奢な金髪 が光の粒子を振りまいている。 「純愛ものですのね」 その娘はちょっと目を細め、揶揄するような意地悪な微笑み方をする。酷 薄そうに見える微笑なのに、可憐な美少女がやるだけでコケティッシュで小 悪魔じみた魅力あふれるものに見えた。 俺はその微笑にちょっと息を呑んでしまう。 「お兄様、どうなされたの? きょとんとなされて」 動きを感じさせずにすっと近づく娘。爽やかなフローラルの香りに、どこ かミルクを熔かした様な甘さが混じる。なんだろう。どこかで嗅いだことの あるような。脳裏の奥深くの本能に訴えかけるような、甘い、爛れた香り。 それ以前に、この娘は誰だ? どうやって僕の部屋に入ったんだ? こんな時間に? 一人で? 忍び込んだのか!? 「キミはどこから、いや、なんでここに?」 警戒して緊張した声が出る。 無意味に喉に絡まる唾液を無理やりに飲み込む。その音がこの娘に伝わり そうで必要もないのに頬が熱くなる。 「お兄様が、呼んだんですよ?」 娘は言葉を一つづつばらばらにほぐすように、甘くゆっくりと囁く。 「え? え?」 彼女が動くたびに、闇色のゴシックなドレスがふわりふわりと、部屋の中 で揺れる。昏いチュールレースと細い血色のシルクリボンが、大気を愛撫す るように掻き回す。 「これ、です」 彼女が指差した先。 そのスレッドにはひとつの単語が、モニターの中に浮かび上がっている。 ――禁断処女。 13 :wkz◆5bXzwvtu.E:2006/06/24(土) 05 02 50 ID Q2fn/Nvn 「なにをっ、そんな訳!?」 「あるんですの」 いつの間にか吐息が絡まりあうほどの距離に近づいてきた少女が微笑む。 澄んだ色の瞳がとろりと潤んで俺の視線を絡めとる。 「お兄様? ――ほぅら」 触れる指先。ずきりと甘い痛みに似た快感が僕の下腹部を走る。 「我慢してらっしゃったでしょう?」 彼女はころころと笑って俺のジーンズに包まれたペニスを恥ずかしげもな く撫で上げる。幼い指先が奏でる魔法のような快楽に俺の頭は惑乱する。 禁断処女? 射精をしないで耐えているSS書きの元にやってくるという 幻覚? 馬鹿な、そんなのはただのネタだ。雑談スレの戯れだ。 仮に百歩譲ってそういった幻覚があるとしたって、今ここに居る彼女はそ んな曖昧なものではありえない。 少女の幼い甘い声も。身体から漂うミルクにも似たとろりとした香りも、 部屋で幻想的に揺らめくドレスも、幻覚なんかではありえない。 「なんなんだっ、キミっ」 俺は彼女の指先に何度も包まれてはしごかれるモノから感覚を必死に逸ら しながら問いただす。だが、その声は震えていてちっとも説得力を持ってい なかった。 「お兄様が、我慢しているから。私が来て差し上げたんですよ?」 指先がくりくりとペニスの先端を撫で回す。 身体中の神経がぞわぞわと集中していく感覚。 確かに最近、十日はしていなかった。そのせいか感覚が鋭敏になってしま っているのだ。身体中が熱い。幼い少女に弄られる感覚がリフレインして、 脳の中身までぐちゃぐちゃに溶けていきそうだ。 「我慢なんかっしてっ」 言葉を言い切ることも許されない。 子猫のように伸びた舌が、ちろりと首筋をくすぐる。濡れた感触が心臓の 鼓動をレッドゾーンまで急加速させる。 「してないんですか? うふふ。お兄様、純愛SS書きですものね」 小悪魔のような微笑。俺の息継ぎを見越したように、花びらのような唇が 喉仏を何度も甘く挟み込む。 ちりちりと産毛が逆立つような快楽。 少女の指先がゆっくりとジーンズのファスナーを引きおろしてゆく。ベル トを緩めずに、忍び込む細くしなやかな指先。俺のペニスに淫らな子蛇のよ うに絡み付いてくる。 14 :wkz◆5bXzwvtu.E:2006/06/24(土) 05 03 24 ID Q2fn/Nvn ずくずくとした熱が下半身に集まる。 触れられたい、扱かれたい。そんな欲望を際限なく煽り立てるような緩慢 な彼女の動き。 「うふふ。たっぷり溜まっていますね」 微笑む少女の唇の淫らな朱色。 禁断の味を秘めた唇が緩やかに開閉をして小さな舌が覗く。 たまらなくいやらしい光景。 「スレッドでは、GJが沢山ついてます。お兄様、ファンいらっしゃるんで すよね?」 「んっ! うっ……っ!」 繊細な十本の指が俺のペニスに絡みつく。敏感になっている俺にはそれだ けで腰が勝手に動いてしまうほどの快感。それなのに金髪の少女は先走りの 漏れる亀頭を何度も人差し指で優しく可愛がってくる。 ヌルつく指で粘液を塗り広げ、反応を確かめるようにじっくりと快楽を染 み込ませてくるのだ。 「お兄様のSS、皆様がほのぼのとした気持ちになってくれてますけれど… …」 弱火でじりじりと焼き焦がされるような快感。 じっとしていることが不可能なほどのじれったさ。射精したい。その想い が狂ったように脳をかき回す。 「本当は、ハードディスクにいやらしいSSをたーくさんお貯めになってい るんですよね」 揶揄するような言葉に俺の身体が一気に緊張する。 その無邪気な微笑と囁きが、俺の快楽の引き金を絞りきる。 先端の切れ込みをくすぐる指の動き、恥ずかしい趣味を見透かされたよう な発言、幼く邪悪な微笑の美しさ、部屋にこもる甘い囁き。それが一体にな って狂おしい焦燥で焼き焦がす。 「ほらぁ」 彼女はくすくすと笑いながらペニスに指を絡める。 どんどん執拗に粘着質になる動き。 繊細でいながらこちらの弱点をそそのかすような甘美な律動に、どうしよ うもないほど神経が狂わされてしまう。 「お兄様のおちんちんにも、たぁくさん精子が溜まっていましてよ。――し ょうのないおちんちんですこと。私の指先にそんなにぬるぬるの腰をこすり つけて、気持ちいいですか?」 15 :wkz◆5bXzwvtu.E:2006/06/24(土) 05 04 29 ID Q2fn/Nvn 少女の指先が俺のペニスを愛しげに擦りたてる。吐息が絡む距離、肌に触 れるさらさらした華美なドレスの感触と、漂う甘い香りが視界を輝く闇で満 たす。 「気持ちいいでしょう? こんなに溜め込んで、どろどろに熱くなって。お 兄様のミルク、出して欲しいと涙をこぼしていますわ」 雁の下に絡みついた人差し指が蛇のように亀頭を舐め上げるその動きに、 歯が浮きそうなほどの快感を感じる。 「ほらぁ、お兄様。出してしまっていいんですよ。――これだけ溜め込んだ のですもの、気持ちいですわ。お漏らしが癖になるほど。私の手にたっぷり と出してください。何度でも、どろどろで汚してくださっていいんですよ」 限界だった。 十日以上節制を重ねてきたペニスは俺の意思に反して爆発してしまう。 今までに経験がないほどの愉悦と開放感に俺の意識は白くかすむ。 金髪の少女が何かを囁く。 「……た、沢山……我慢…………会いに……くだ……ね」 その言葉も聞き取れない。まるで壊れてしまったような射精の快楽が脳を 狂わせる。下半身全てが濁流になって流れ出るような脱力感に俺は意識を失 っていった。 ――。 ――――。 失態だ。いくらSS書きが煮詰まってたとはいえ、デスクで寝てしまうな んて。俺は目を擦りながら、情けない気分で下半身を見下ろす。 おいおい。俺は中学生かっての。ったく。恥ずかしいなぁ。 誰もいないはずの部屋で、誰かに見られてないかときょろきょろと周囲を 見回しながら、俺は下着の中を確認する。 ――うわっ。洗濯しなきゃ。最悪だぁ。 なんだかなぁ、たしかにすげぇえっちな夢を見たような……。 いや、なんだか思い出しちゃいけない気がする。俺は部屋の中に漂う僅か な甘い香りを嗅いだ気がして、一瞬だけ陶然となる。 うう、早いところ連載を完成させなきゃ。待ってくれてる人もいるんだし な! 俺は自分を無理やり鼓舞してストーリーを考えながら風呂場に向かう のだった。 ---------------------------------------- 以上、お粗末様っ! ネタから始まった稀有なスレへの慶賀の気持ちを込め て。まずは一筆、今後ともヨロシク&職人様の来駕を願っております! 16 :名無しさん@ピンキー:2006/06/24(土) 05 58 39 ID OibJI6EC お、見知った名前が…GJ! 禁断少女でここまで来るとはw 抜けたぜ。あんた神だ。 17 :名無しさん@ピンキー:2006/06/24(土) 09 44 25 ID vgbKA/AW さすがだ。仕事はえぇぇぇ! おたくの禁断少女タンは金髪ゴスっ娘ですか。 萌えたぜthx! 話は変わるが、スレの性質的に絵師様降臨も期待できたらな、と思っている俺バルログ。 お客さまの中に絵描きの方はいらっしゃいませんかー? 18 :名無しさん@ピンキー:2006/06/24(土) 10 10 05 ID vquf3RBQ / ! ! ! ,l ,l | l | l /,l r|| l ! ! || | l ! //l |.|.| j | | ! !,!| | || l ///l r┐ ,j !イニ |_|、! |l___l ll ィ--,ニ,┐ l ! ! 呼んだでしょ… .////l |,!.| l lア 。 lヽヽ /,イ"。 ヾ|| | ! | / /./. //l |亅 |.|ヽ__,ノ .` ヽ___/ || |ノ ! ./ / / // ! | | ! |,! | |! ´ / / /./ | | | l. _ _ ,| | | | !l / / / / .! | .|\ __ /  ̄l ̄ j | l.l / / / ./ ! | l.l ヽ、 ー _,ィ ´ ,|| | | l l, /./ / .l /| ,!,!| _,ノ| ``ー---‐ " ト_ l ! |l |l | !l / / / .! /i,| /,l〃 、 ヽ\. / ./入l | | ! l.l l !l ,/ / .,! / !!| /"ヽ_ノ`、 !、ヽ. / ./ / 7-、 | ! !l ! !l / / , //.! ´ , ヽ \ ヽr // /~"ヽj ! ! ! l. l.l . / ./ _, - " ``= ヽ ヽ、ヽ / / !、 " ! ヽ! l l !.! / . / /ヽ ヽ !、 У ,/ ノ`‐~~ ヽl. | | (地獄少女) 19 :名無しさん@ピンキー:2006/06/24(土) 14 00 36 ID edPC0iRI うはっ禁断少女本当にきたGJ! 続き禁断しながら待ってます。 20 :名無しさん@ピンキー:2006/06/24(土) 16 09 30 ID xGpbI5NX 発祥の地となったスレをkwsk 21 :名無しさん@ピンキー:2006/06/24(土) 16 14 22 ID 4WbArBWS 20 ttp //sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1150818412/ かな? 22 :名無しさん@ピンキー:2006/06/24(土) 16 36 05 ID xGpbI5NX 21 ㌧ 23 :名無しさん@ピンキー:2006/06/24(土) 17 26 00 ID QNUaHgDp こんなんあるんだな 15 超GJ! 24 :名無しさん@ピンキー:2006/06/24(土) 19 20 01 ID YqIUb349 初姫投下乙 よし、俺も禁断して次の禁断少女を待つ 25 :名無しさん@ピンキー:2006/06/24(土) 22 51 33 ID IFqj6zwe まさか俺の打ち間違いがスレにまで発展するとは・・。 初の勇者に祝杯を。 俺もそのうち書かないと膀胱炎で死ぬ 26 :名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 08 46 26 ID fbZ7PAka 期待age 27 :名無しさん@ピンキー:2006/06/26(月) 04 22 17 ID 2tjOS/Cl 18を見て、誰でも発想することは一緒だなあ、と思った。 つーことで、地獄少女風味。 28 :禁断少女~和装 1/7:2006/06/26(月) 04 24 16 ID 2tjOS/Cl 別に本当に信じていたわけじゃない。 ただ、好奇心からやってみただけだった。 ほら、よくある話だろう。 トイレの奥から何番目を三回ノック。花子さん、遊びましょ。 自慢にもならないが、僕は小学生の時、本当に『それ』をやったことがある。 結果はご想像の通り。 僕は大いに期待を裏切られたわけだが、にもかかわらず、多少年を食った今でもそのタチは変わっていなかったらしい。 小さな小さな都市伝説。 いや、それはまだ伝説というほど成長してはいなかった。 が、確かにその芽らしきものではあるのだろうと思う。 曰く。 ――オナ禁すれば、『禁断少女』に会える。 ばかばかしい戯言と鼻で笑うこともできたはずなのに、僕はそれを試した。 好奇心と、まあ、多分に下心もあっただろうが、もし逢えるものならば逢ってみたい。そう思ったのである。 『伝説』によれば、その『禁断少女』とやらは、召喚者の妄想を具現化した姿で現れるという。 なら、僕の所にやってくるのはどんな『禁断少女』なのだろう。 それにも、興味はあった。 メイドか? 眼鏡っ子か? ツンデレか? ゴスロリ少女か? 僕の妄想は、どんな姿形をしているのだろう? 29 :禁断少女~和装 1/7:2006/06/26(月) 04 25 35 ID 2tjOS/Cl ――と。 意気込んでオナ禁を始めて七日目。 早くも、僕は誘惑に負けそうになっていた。 元々、オナニーは日課のような物だったのだ。 世間一般の彼女ナシ男が皆そうなのかは知らないが、少なくとも、僕はそうやって性欲のはけ口を見出すことで、何とか思春期の煩悶を紛らしていたのである。 今までだって、三日溜めれば暴発しそうな気がしていた。 それが一週間。 笑うなかれ。 僕にとっては、とうに限界を突破している。 もはや、股間の二つの玉に渦巻く澱みを具体的に感じる(……と錯覚する)ほどにまで追い詰められているのであった。 (どうせ、ただの噂だろう?) 漫画的表現でよくありそうな悪魔のささやきが、僕の意志を挫けさせようとする。 実際、オナ禁なんてしたところで何の益もないのである。 溜まるのは、ストレスと精液だけ。 今の僕なら、女と名が付けば、幼稚園児から老婆にまででも発情する自信があった。 ゆえに、苛々もつのる。 そこまでして結果得るものが何もないのだとしたら、それこそ間抜けの極みとしか言いようがない。 花子さんとは違って、『禁断少女』はいつ出てくるかわからないのである。 その来るのか来ないのかわからない『いつか』まで、永遠にオナ禁し続けなければならないのだとしたら、それは僕にとっては地獄そのものと言えた。 (負けちまえよ……!) 悪魔はさらに、僕の耳元で囁く。 「……だよな」 僕は、その囁きに身を委ねる。 「やって――られっか!」 一人叫び、枕元に積み上げてあるエロ本に手を伸ばす。 ――伸ばした。 その時。 「あら、やめてしまうのね。ここまで頑張ったのに、勿体無い」 頭の後ろから、 声がした。 振り向く。 先には。 「私のこと、呼んだでしょう」 胡蝶の紋の振袖を纏った、一人の少女が佇んでいた。 30 :禁断少女~和装 3/7:2006/06/26(月) 04 27 00 ID 2tjOS/Cl 「ほ……」 僕は言葉を失い、硬直した。 「ほんも――の?」 やっとのことで、それだけ言葉を発する。 「当然……でしょう」 市松人形然としたその少女は、ころころと笑いながら、僕の方に擦り寄ってくる。 その動きに併せて、艶やかな彼女の長い黒髪がゆらりとたゆたう。 「これだけ辛抱したのだもの。そろそろ現れてあげなければ、貴方が可哀相」 『少女』とは思えない色気を帯びた微笑を浮かべながら、彼女は言った。 「ふふふ……。莫迦丸出しね。幻想の中の少女に、こんなにも恋焦がれて」 「ち、違っ……」 「違うの?」 淡雪のように白い彼女の細指が、僕の股間をつ、と撫でる。 「――もう、こんなにしているのに?」 そう。 いつの間にか――いや、彼女が現れたその瞬間から、僕の逸物は大きくそそり立ち、ジーパンの布地を三角錐のような形に盛り上げていた。 「好奇心? 試しにやってみた? そうじゃないでしょう」 嗅いだこともないのに何故かそれとわかる――わかってしまう白粉の匂いが、僕を包む。 「貴方は、本心から、心の底から、『私』に逢いたいと願っていた」 さくらんぼのような薄い桃色をした一対の唇から紡ぎだされる、鈴の転がるがごとき丸い声色が、僕を苛む。 「そして――私に『イかせて欲しい』。そう思っていた」 ――ああ。 僕は嘆息する。 そして気付く。 『確かに、僕は、彼女を、待ち望んでいた』のだと。 僕の心の襞に埋もれた、遠い記憶が蘇る。 ひとり旧校舎のトイレを訪れて、その扉をノックした日の記憶。 あの時、僕は本当にただ好奇心からのみ、『儀式』を行ったのか? 答えは否。 そうではない。 僕は、本当に『花子さん』が現れてくれることを期待していたのだ。 だから。 だからこそ。 落胆した。 裏切られた、と感じたのだ。 そして、もう一つ。 あの時、僕の学校に伝わっていた『花子さん』は。 僕の脳裏に浮かんでいた『花子さん』の姿は。 丁度、目の前にいる『彼女』のそれと寸分違わぬものであったのだ。 「『私』に逢って、貴方は何をしたかった?」 少女が問う。 「ともだちに……なろうとおもったんだ」 僕は答える。 「それだけ?」 違う。 「こいびとどうしに……」 なりたかった。 「ふふ、いいわ」 彼女は言った。 「私はそのためのモノなのだから。その為に存在しているのだから。望み通り、貴方の『恋人』になりましょう。貴方を『逝かせて』あげましょう」 「――現世は夢。夜の夢こそ真実。『私』を呼ばったその心根に、『私』は全身全霊を以って、報いますわ」 31 :禁断少女~和装 4/7:2006/06/26(月) 04 28 15 ID 2tjOS/Cl だらしなく延びきった僕の脚の間に、少女は正座し、中心にそびえる『モノ』を眺めていた。 「期待してくれているのね。嬉しい」 一週間分――世の基準からすれば大して多くはないのかも知れないが、ともかく――の欲望を内に湛えたその肉塊を、彼女は潤んだ瞳でじぃっと見詰める。 その視線を感じるだけで、僕は、背筋を貫かれるような心地よさを覚えた。 視姦だけで、イってしまいそうな気がした。 「うふふ……。幾ら何でもまだ早すぎるわ。お愉しみはこれからだというのに」 僕の心を読んだかのように少女は言い、そして、前のめりに身体を倒して徐々に逸物に顔を近づける。 さわさわとした黒髪の感触が僕の内股をそっと撫でた。 「凄い。ぴくぴく動いて、まるで生き物の様。可愛らしいったら」 そう言って、彼女は戯れなのか、それにふぅっと息を吹きかける。 「うぅっ……!」 ぞわりと全身が総毛立つような感じがして、僕は思わず声を漏らしてしまう。 その声を耳にした少女は、上目遣いで勝ち誇ったような視線を僕に向けてきた。 「溜まっているのね?」 「悪いかよっ。だからこそ、君が出てきたんだろう?」 「別に。悪いなんて一言も。ただ――」 いったん言葉を区切り、彼女はさらに僕の分身に近づいた。 「――そんなに長くは持たないのだろうな、と思って」 そして、ちろり、とその先端、とくとくと先走りを溢している尿道口の辺りを舌先でなぞった。 再び背筋に電流が走る。 僕は頭がどうにかなってしまうのではないかと思った。 ほんのわずかな刺激でさえこれだ。 確かに、彼女の言う通り、長持ちさせるのは難しいのかも知れなかった。 だが。 「……嫌だ」 知らず、僕の唇が言葉を発する。 「……ん? 何と言ったの?」 「そんなの、嫌だ!」 イってしまえば、きっと彼女は消える。 出遭って間もない、こんなに短い時間で彼女と別れなければならない。 それはどうしようもなく耐え難いことだった。 何故って。 彼女が。 彼女を構成する要素の総てが。 僕にとっては愛おしく、また同時に『快楽』であったから、だ。 長らく望み、願い続けていたモノ。その具現。 やっと出遭えた僕の理想。 「もっと君と一緒に居たい! もっと君と時間を共有したい! もっと君を――感じたい!」 「だったら、頑張ることね」 ふわり、と彼女が微笑んだ。 その表情はとても満足げで。 ……何故かそれが、少女の実存を僕に強く意識させる。 たとえ彼女が僕の妄想の産物だったとしても、彼女は今、『此処に居る』。 「……行くわよ」 少女が僕のものをぱくりと咥え込む。 快楽との闘いが始まった。 32 :禁断少女~和装 5/7:2006/06/26(月) 04 30 26 ID 2tjOS/Cl 「んっ…んんっ……」 ぐぷぐぷと音を立て、少女の頭が激しく上下する。 僕は腹筋に力を込め、とめどなく込み上げてくる射精感を必死で堪えた。 初めて体験するフェラチオという行為は、想像していたよりも数倍甘美で、心地よかった。 僕の『理想』そのものである少女がそれを行っているということも、あるいはその快感の一助となっているかもしれない。 少女の舌遣いは、確実に僕のツボを心得、急所を捉えている。 激しい中にも緩急を付け、ただ上下させるだけではない、複雑な動きを絡めている。 たぶん、それゆえの『禁断少女』なのだろう。 僕のことなど、知り尽くしている。 望んでいることも。 気持ちの上でだけなら、何度絶頂したかわからない。 脳髄は痺れ、指先の先端までが快楽に震えていた。 頬を薄紅色に染め、必死で蠕動を繰り返す少女の表情さえ、僕の瞳には映らない。 視界は混濁し、目を開いているのか、閉じているのかもわからなかった。 けれど、それでも。 それだけの快楽を与えられて尚、僕は精を解き放つことはしなかった。 何故、ここまで耐えられるのだろう? 経験がないから想像でしかないが、僕は決して性的な刺激に強い方ではないはずだった。 いわゆる、『早漏』なんだろうとずっと思っていた。 実際、日々繰り返される自慰行為は短く、ほんの十分足らずで終わってしまうのだ。 にもかかわらず、今の僕は、度重なる絶頂感を凌ぎきり、与えられる快感に酔いしれるだけの猶予を得ていた。 何故だ? これが『夢』だからか? そう考えるのは簡単だったが、それはあまりにも浪漫に欠ける、稚拙な解答であるように僕は思えた。 だから、僕はこう考える。 『僕』はここにいない。 『僕』という存在は虚空に溶け、彼女の口の中のペニスだけが、今、この瞬間の『僕』。 『僕』はただのチンポそのものだから――だから、彼女の刺激を甘受しても、自分を制御できる。 『僕』は今、その全身を彼女の小さな小さな唇に抱かれているのだ。 同じ『夢』なら、そっちの方がよっぽど素敵だ。 ひどく無様で滑稽な想像だったが、しかし僕にはそれが相応しいように思えて仕方なかった。 カウパー液が尿道を伝う感覚など、僕は知らない。 そういう感触を認識することができることにさえ、今まで気がつかなかった。 そこまで、僕の神経は股間のモノ、一点に収束されている。 そしてまた、溢れて溢れて溢れるその液体は、彼女の口腔の中で唾液と交じり合い、嚥下されているはずだった。 つまり、それは、『僕』が彼女の一部になれているということで。 この歓喜を表す言葉を僕は思いつくことができない。 33 :禁断少女~和装 6/7:2006/06/26(月) 04 31 27 ID 2tjOS/Cl 「んっ…! んっ…! んぅっ…!」 少女の律動が速度を増し、それに併せて鼻から漏れる呼吸音も速まっていく。 彼女も頑張っている。 僕を高め、僕を絶頂に導くために頑張っている。 僕のために。 ふと、それに気付いた瞬間、唐突に感覚が戻ってきた。 真っ白だった視界に色が付き、朧げだった輪郭が具体的な質量を取り戻した。 瞬間、僕の目に焼きついた物。 それは、度重なる蠕動に紅潮した彼女の頬でも、あたかも生きているかのようにひらひら舞う振袖の蝶の文様でもなく。 さらさら流れる彼女の髪。 どんな絹糸よりも細く、艶やかな彼女の黒髪。 だった。 ヨ ゴ シ タ イ 。 コ レ ヲ 。 ――僕の中の何かが、強く訴えかける。 気付くと、僕は彼女の頭を掴み、ペニスから引き剥がしていた。 「何…を……?」 予期せぬ僕の行動に驚き目を丸くする彼女を余所に、僕は髪の一房を手に取る。 そして、その美しい弦を逸物に絡みつけ、猛烈に扱き始めた。 昂ぶりに昂ぶって、もはや神経が剥き出しになったかのような僕の分身を、無数の糸が刺激する。 いや、今の『僕』はペニスなのだから、全身を、と言い換えた方がいいかもしれない。 ひらひら舞う彼女はまるで蝶のようだったが、その実質は、蜘蛛だったわけだ。 蜘蛛の糸に絡めとられている哀れな蝶は、僕の方だったわけだ。 「……面白い」 少女がぽつりと呟いた。 「何が貴方をそうさせるのかしら……?」 その言葉も、僕の耳には入らない。 「そう……。それが『貴方』なのね……」 彼女は幼子を宥めるように『僕』に掌を添え、そして、言った。 もう一言だけ。 「……お逝きなさい。存分に」 刹那。 その言葉が引き鉄であったかのように。 『僕』の中に渦巻く、永く淀んでいた塊/魂が解き放たれる。 疾走った奔流が彼女の頬を掠め、穢れない黒に白く一筋汚れを付ける。 それを見届けて、僕は。 僕の意識は、光に還った。 34 :禁断少女~和装 7/7:2006/06/26(月) 04 33 01 ID 2tjOS/Cl 「かえ……った?」 がくん、と急ブレーキでもかけられたかのような衝撃を受けたような気がして、僕は我に『返った』。 蝶の振袖の少女は、もういなかった。 いや、そもそも、本当にいたのかどうか。 彼女の髪を汚したはずの精液は、僕の部屋の床を這い、フローリングの上に敷かれたカーペットを汚している……だけだった。 「やっべぇぇぇ!! ティッシュ、ティッシュ!!」 絨毯にこびりついた精液は、想像通りめちゃくちゃ粘っこく、全部を取りきるのは到底不可能――みたいだった。 「うぅぅ……。なんで僕はこんなことをやってんだ」 それもこれも、変な噂に惑わされて、オナ禁なんか始めたせいだ。 「もー、やだ! 二度とオナ禁なんかしねえっ!」 ……と。 ――そしたら、もう二度と私にも逢えない、ということねえ。 頭の中で、声が聞こえた気がした。 「え?」 思わず、僕は聞き返す。 「また、逢えるのか……?」 だが、返事は返ってこない。 僕は、はぁ、と大きな溜め息をついた。 自分の妄想力の強さには自信があるつもりだったが、今日ばかりはネガティブな意味で、ほとほと愛想が尽きた。 馬鹿な。 そんなはず、ないじゃないか。 『禁断少女』は夢だったのだ。 オナニー断ちのせいで、どーにかなってしまった僕の頭が作り出した、極めて良く出来た幻だったのだ。 「だよ……な?」 自分に言い聞かせるように問いながら、ふと、掌を見る。 そこには。 指と指の間に絡まった、一本の黒く、長い髪の毛があった。 短髪である僕のものではあり得ない、長い長い髪の毛が。 「『禁断少女』……」 名前にしてはひどく無機質で、生命の通っていないその単語を、僕は呟く。 「今度逢ったら、名前を聞かなきゃな……」 かくして、前言はものすっごく簡単に翻されることと相成った。 ……ただ。 それは当分先のことだろう。 ……と、思う。 「この記憶があれば、半年は闘える……」 はっきり、くっきりと、僕の脳に刻み込まれた『彼女』との記憶。 この髪の毛が、それを補完してくれるはずだ。 ごめんよ、『禁断少女』。 僕はしばらくまた、オナニー魔に戻ります。 それもこれも、君が魅力的過ぎるせいだからですよ! ……って、言い訳がましいよな、僕。 35 :名無しさん@ピンキー:2006/06/26(月) 04 34 50 ID 2tjOS/Cl こねくり回しすぎて、自分でもワケわからんようになったw 次の勇者にバトンタッチ。 36 :名無しさん@ピンキー:2006/06/26(月) 05 03 12 ID 0TKgGctG GJ。 エロかったし、魅力的だった。 それ以上に市松人形のような彼女の黒曜石を削りだしたような 強さと純粋さが出ていた。GJ。 37 :名無しさん@ピンキー:2006/06/26(月) 16 40 40 ID wjioKdUV スレの出所からして、ここは板中の八百万の神が集うスレになるかもな。 文体参考にしつつ、そのうち投下しよう 38 :名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 00 07 43 ID ImtmVFxa 意外と盛り上がってるなw 確かに、文章力の平均が他のスレより高そうだ。なんか俺も負けじと書きたくなってくる。 ◆5bXzwvtu.E氏と 28、ともにGJ! 39 :名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 08 43 48 ID 2r0Zy6xp すげえなw 40 :名無しさん@ピンキー:2006/06/28(水) 10 05 34 ID hELcCETN 絵師様も欲しいが、戦士も欲しいな。 オナ禁する読者。「オナ禁ネーム@日数」とかで。 なんでも三日~一週間で溜まるらしいので、 溜まったら刺客よろしくSSを投下する。 41 :名無しさん@ピンキー:2006/06/28(水) 19 11 42 ID dLTw8VV8 そんなことより、最初の娘のSS読みたいage 42 :名無しさん@ピンキー:2006/06/28(水) 20 41 08 ID jC9M92pT 俺も手淫封印するわ。01-2に続く501 KB
https://w.atwiki.jp/kindan-girl/pages/44.html
690 :名無しさん@ピンキー:2008/02/25(月) 01 25 38 ID W+dnEKiW 続けろ馬鹿テメェごめんなさいマジ続けてくださいハァハァとかなんかもう、こう、……どうよ!? 691 :名無しさん@ピンキー:2008/02/25(月) 18 59 34 ID UkTNNiKl 689 続け続け続け続け続け続け続け続け続け続け続け続け続け……いかん!?願いがだだもれですよ!? 690 さぁ同士ちょっと帰りますよ 692 :名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 21 53 06 ID AEUmn8cM 「…その、天国と言うのは矢張りその少女が、ですか」 「左様、日が変わるまでに誰も気をやらねば、世明けまで相手してくれるのじゃ」 「一人でですか?全員を?」 「観ているだけで精を漏らさせるほどの娘じゃ、指でも足でもどこでも極楽の様だと言うな」 「そんなに?…そんなにまで…(ゴクリ)…ゲフンゲフン、あーそれで、その耐えれなかったら地獄と言うのは」 「知れた事よ、その者が娘の代わりに皆の(rya と言う夢を観た。 693 :名無しさん@ピンキー:2008/02/27(水) 16 39 24 ID y/Lq66PZ 禁 盗 運 694 :名無しさん@ピンキー:2008/02/28(木) 20 10 53 ID wR2wOcX1 女性の身体を洗い、マッサージをする仕事になります。 射精の瞬間を見たいという要望も多数あります。 fukugyouinfom@yahoo.co.jp 695 :名無しさん@ピンキー:2008/02/28(木) 21 11 27 ID j3+ftQhA 693 やっぱりGO WEST中はオナ禁なのか御師匠様は。 696 :名無しさん@ピンキー:2008/03/01(土) 17 13 10 ID aRPfbEoS 674-675 こうですか?わかりません><! ――冷たい! 乳房の下部にひやりとした感触を感じ、唯奈は身を強張らせた。 冷えと感じるのは一瞬だけで、すぐにそれはカイロのようにじとっとした熱さへと変わっていく。 しまった、唯奈は内心で嘆息した。 夜遅くまで官能小説に興じていたため、ついに「あれ」が訪れてしまった。 禁断少女。 いわゆる性的な禁断症状という説もあるが、それにしては感触が生々しすぎる。 唯奈はもう随分前から、それの存在を認めることにしていた。 そうせざるを得ない理由は、脳に響く人ならぬ声。 『また自慰をしてないのね。もうお姉さん、限界よ。解るでしょう』 冷たさが唯奈の脇腹を過ぎ、女の部分へとぬるりと流れていく。 「…っ!」 脚が思わず強張ったことで、秘裂へ潜り込まれた事がわかった。 スカートもタイツもショーツも、それの侵入を阻む役には立たない。 筋肉を硬直させても流れは緩まらない。 それを知る唯奈は机に肘を預け、ぐっと堪える姿勢を作った。 697 :名無しさん@ピンキー:2008/03/01(土) 17 14 07 ID aRPfbEoS 『あら、今日はまた一段とハードな内容。 レイプ…?そーう、お姉さんそんなことに興味あるの』 脳に言葉が響くと共に、脚の間からくちゅくちゅと音が鳴る。 スカートに視線を落としても乱れてさえいない。 しかしショーツを下げてみると、秘裂だけがひとりでに開いたり閉じたりを繰り返しているのだ。 まるで、見えない指に攪拌されているように。 禁断少女の指は丹念に唯奈の中をなぞる。 仙骨に向けて紅肉を押し上げられたり、直腸に沿って膣をしごかれたり、 Gスポットを粒のひとつずつ潰すように愛されたり。 「あああっ!!」 際どい箇所を突かれるたび、声が上がってしまう。 ともすれば達するほどの極感が背筋を走りはするものの、結局は焦れるだけだ。 それは案外かなりの負荷であり、唯奈はイき損ねるたび、床を悔しげに蹴りつけて気を紛らわさざるをえない。 自分の指でかき回す事もしたが、少女と比べては蚊が刺すほどの刺激にしかならなかった。 「ん、っふー…、っっくうう…っ!!」 唯奈は鼻から大きく息を吐き、しきりに腰を捩る。 前頭部がスカスカになったように寒くなり、身体だけはひどく熱い。 少女の指が這った後は、毒が回ったように鳥肌が立つのだった。 698 :名無しさん@ピンキー:2008/03/01(土) 17 15 04 ID aRPfbEoS 『お姉さんって淫乱なのね。私にここまでさせちゃうの?』 少女の指先が子宮口を捉えた。 また子を生んだ事のないそこは、蕾のように固く閉じている事だろう。 しかし、少女の指はそれを易々と通り抜ける。 子宮口をごりごりと開かれた。 反射的に両脚が大きく開き、スカートが裁断の音を立てる。 「ああああっ……!!」 唯奈は全身の毛という毛が逆立ち、汗が噴出すイメージを浮かべた。 今まで経験したどんなセックスよりも身体の芯に来る刺激。 唯奈の乱れようを同僚が見たら、どう思うだろうか。 スタイルが良く、気品のある唯奈。惚れている男もいることだろう。 699 :名無しさん@ピンキー:2008/03/01(土) 17 15 57 ID aRPfbEoS 禁断少女に遠慮はなく、彼女はついにその細い腕ごと唯奈に飲み込ませる。 自分の膣内が大きな輪を作っていく様を、唯奈は陶然として受け止めていた。子宮口はなおも開閉を続けさせられており、その締め付けは相当なものになっている事が窺えた。 『凄い締め付け、腕が折れそうよ。』 少女の小憎らしいほど澄んだ声が、甘えるように訴える。 しかしその言葉に反して、彼女の腕は唯奈の臍より深く達していた。 彼女に触れられた場所は媚薬のように火照り、痺れる。 膣壁のすべてがじくじくと溶け出すように熱くなっていくのを感じ、 その腰の抜けそうな浮遊感に唯奈は椅子へ深く身を沈めた。 彼女は知っているのだ。 女の部分を徹底的に嬲り者にする割に、禁断少女はけっして達する事を許さない。 彼女に取り付かれた者は耐えなければならない。 男であれば前立腺が鉄線のごとく張り詰め、精嚢がくるみの様に萎むまで。 女であれば椅子から滴るほどに愛液を満ちさせ、脚を奇怪にくねらせて美貌を歪めながらのたうち回り。 日曜の朝、独身女性の部屋を覗いてみるといい。 そこには涙を流し尽くし、椅子の背もたれにぐったりとした身体を預ける美女がいるかもしれない。 彼女らと遭えば等しく身体を求められるだろうが、無駄なことだ。 禁断少女に魅入られた者は、彼女の気まぐれでしか、解放されることは無いのだから…。 650 :名無しさん@ピンキー:2008/01/22(火) 20 31 59 ID cIj61fbN その国では、ある一つの禁断の品があった。 中毒性を持ちながら、国によっては嗜好品として認められ、それに税金をかけて 国家収益としている場合も多い、ある種の薬品に近い性質を持った物。 いわゆる一つの――煙草、だ。 「……すぅ……ふぅー……まったく、この国は……」 彼女の口から漏れる紫煙は、まさしくその煙草の煙であった。 彼女は、それが禁じられているこの国において、それを扱う数少ない存在。 年端もいかぬ少女でありながら、禁断の品を扱う仲買人(バイヤー)として、彼女の 存在は広く知られていた。"forbidden girl"という二つ名と共に。 禁煙帝国奇譚 第一章 ―禁断の実を売る少女― 近日執筆予定 は未定! 651 :名無しさん@ピンキー:2008/01/22(火) 22 08 14 ID l6k+slaN 未定かよっ! 652 :名無しさん@ピンキー:2008/01/23(水) 00 30 32 ID ZsB66EFb 駄目だ……毎日三発くらい抜いてたせいか、二日のオナ禁でいつの間にか股間に手が伸びている状態に…… 禁断少女がやってくる日は限りなく遠いぜ…… 653 :名無しさん@ピンキー:2008/01/23(水) 01 41 15 ID zuqrN9F6 652 半年オナ禁な 654 :名無しさん@ピンキー:2008/01/23(水) 17 52 23 ID ZsB66EFb 最近、なんかオナっても出る直前で止めることができるようになった。 ……なんでかダイ大のヒュンケルのグランドクロスの極意とかなんかそんなモノを思い出した。 性欲は無いのにたまっていくよ……! 655 :名無しさん@ピンキー:2008/01/25(金) 18 08 59 ID fA+9CQBu ヒュンケルとか懐かしすぎるだろwww 全巻売っちまったよオレ また買い直すかな 656 :名無しさん@ピンキー:2008/01/25(金) 20 55 51 ID CsMcrkcb 519 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2008/01/25(金) 10 10 47 ID okhZtkP+ 「コーヒーギフトはEGF~」に聞こえてきた俺はもう禁断少女が出てると思います 520 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2008/01/25(金) 10 28 05 ID XD4dVry8 禁断少女……それなんてエロゲ? 521 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2008/01/25(金) 10 32 49 ID dnbQtpeB 『禁断少女』(文:秋山瑞人 挿絵:駒都えーじ) フランス書院文庫 定価670円 522 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2008/01/25(金) 11 14 50 ID By377cb8 すまん、マジで読んでみたいんだが 僕らの禁断少女が本になりますた 657 :名無しさん@ピンキー:2008/01/25(金) 22 47 12 ID I5sY8mYz うほっ ぱんつはいてない禁断少女萌え 658 :名無しさん@ピンキー:2008/01/26(土) 18 07 46 ID lequ+Wx4 656 途中で止まっちゃうぅぅうう……! マダー? 659 :名無しさん@ピンキー:2008/01/26(土) 18 49 51 ID GbY7C0Hs イリヤの空、UFOの夏? 660 :名無しさん@ピンキー:2008/02/04(月) 12 17 39 ID 2WTpxoWN 禁! 661 :名無しさん@ピンキー:2008/02/04(月) 12 18 37 ID ePV80AqJ 日! 662 :名無しさん@ピンキー:2008/02/04(月) 19 08 53 ID dzdmoatC 開! 663 :名無しさん@ピンキー:2008/02/04(月) 19 32 55 ID WWIG7sQx 砲! 664 :名無しさん@ピンキー:2008/02/04(月) 23 20 02 ID eU11zkRd 撃! 665 :名無しさん@ピンキー:2008/02/05(火) 00 35 05 ID V4F/AttM それなんて超必殺技?www 666 :名無しさん@ピンキー:2008/02/05(火) 00 37 22 ID BVdwktjo 46サンチ砲の出番だな 667 :名無しさん@ピンキー:2008/02/05(火) 08 31 29 ID 15JmteYn 禁断の艦隊か 668 :名無しさん@ピンキー:2008/02/09(土) 11 32 25 ID 75UXxQmI 禁断の艦隊わろたw 669 :名無しさん@ピンキー:2008/02/09(土) 11 39 12 ID IjemKP2H 手首外すぞ 670 :名無しさん@ピンキー:2008/02/10(日) 23 31 28 ID 4Vnyua1t 667 女っ気無い艦隊勤務だからな。 呼び出された禁断タンがオナ禁だらけの水兵達にまっ白にされる電波を受信した奴はいないのかWW 671 :名無しさん@ピンキー:2008/02/10(日) 23 50 58 ID Me2Wqmlj すまん。艦隊に乗った制服姿の禁断少女達が攻めてくるしか頭になかった。 672 :名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 00 38 43 ID uuhg7mju 670 水兵の数だけやってくる禁断少女A~Ω 想像するだけでちんこ立ってきた 673 :名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 14 57 48 ID ehKydQwn 禁弾 674 :名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 15 33 07 ID JzgjR92l 禁弾→発射できない→寸止め で オナ禁職人を一晩中寸止め地獄で弄ぶ禁断タンtいう電波を受信した方は(rya 675 :名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 18 38 10 ID z197ZjO4 674 それは百合にすると素晴らしいこry 676 :名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 21 48 20 ID EkXn/4G6 オナ禁職人の所にやってきた禁断少女をふん縛ってSMプレイを施しつつ、 それを見て勃起するオナ禁職人のナニを寸止めプレイする禁弾少女とな? 677 :名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 23 58 57 ID 6F6M4P5q オナ禁職人って、なんだかオナ禁のエキスパートみたいだなぁw 678 :名無しさん@ピンキー:2008/02/13(水) 03 03 15 ID ZSa54Mr2 オナ禁職人VS禁断少女 ~イったら負けよ~ 近日公開! まで想像した。 679 :名無しさん@ピンキー:2008/02/14(木) 20 46 50 ID mxqDwXfN 禁断少女A 「…だめだわ、今日も奴をイカせられなかった…」 禁断少女B 「お姉様でも駄目なんて…」 禁断少女C 「もう、奴を…『オナ禁職人』をイカせられる勇者はいないの!?」 680 :名無しさん@ピンキー:2008/02/15(金) 12 17 02 ID Zq9ngRzn 職人強過ぎだろww 681 :名無しさん@ピンキー:2008/02/15(金) 12 45 28 ID WVozxJ3X 少年ならイケたりしてw 682 :名無しさん@ピンキー:2008/02/15(金) 15 05 15 ID AIi+DMR+ 貴腐人乙 683 :名無しさん@ピンキー:2008/02/15(金) 19 24 42 ID m5ZF+js2 むしろ大腐豪WW 684 :名無しさん@ピンキー:2008/02/17(日) 23 16 23 ID oyoXFqhA 禁断さん、今年もチョコありがとう。 685 :名無しさん@ピンキー:2008/02/18(月) 09 21 25 ID HjcJg2hH 平蔵 686 :名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 13 17 16 ID NnUKMJEP 禁! 687 :名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 13 51 40 ID Ic9AR1mW 苦! 688 :名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 18 00 53 ID vsc3LvJ0 祭! 689 :SMっぽい感じ エロらしいエロまでいかないなので注意:2008/02/24(日) 23 19 22 ID Imhts9sm 「ふふふ……」 椅子に腰掛けた彼女は、眼前の光景に笑みを漏らした。 まだ少女と呼ぶ方が相応しいだろう体躯の中にあって、その笑みだけは 淫らで、大人びていて―― その淫笑をもって見下ろす彼女の前には、数多の男が、全身を拘束されて 転がっていた。いや、正確には転がっている者もいれば、座らされている者も、 無理やり立たされている者もいた。 そのどれもが例外なく、口にギャグボールをはめられて、そして、身体の一部分を 硬直させていた。 「まったく呆れたものよね、あなたたちって。こんな風に縛られて、猿轡かまされて、 それでこんな風にしちゃうんだから」 少女は笑う。その淫らな笑みに、男達は硬くした部分を――男の象徴を震わせる。 誰一人として例外なく。転がされている者も、座らされている者も、立たされている者も。 「……ま、お祭りだから、仕方が無いのかしら?」 そう、これは祭りだ。 禁苦祭と呼ばれる、禁断の祭り。 「じゃあ……始めましょう?」 少女はそう言うと、まとっていた衣服を脱ぎ捨てた。 露わになる、未成熟な、だがどこか成熟した果実のような柔らかさを感じさせる、 矛盾を内包した肢体に、男達は再び誰一人として例外なく、今度は喉をならした。 彼女もまた、この異様な状況に興奮しているということが、その屹立した桜色の頂点から、 包皮から顔を出した真珠の粒からわかる。 その事実が、さらなる興奮を彼女自身に、そして男達にもたらしていく。 「……ん」 彼女の小さな手が、彼女自身の身体を這う。 その手に自らを重ねるかのように、男達の視線が手の動きを追い、彼女の身体を這う。 「ふふふ……耐えられたら天国……耐えられなかったら、地獄、よ?」 宴が――始まった。 当然続かない 700 :名無しさん@ピンキー:2008/03/01(土) 21 12 47 ID 8f/Ohesv ややややべえ立っちまった 701 :名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 00 11 21 ID UAYH3blz KINDANのAGE 702 :名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 03 10 00 ID Ind7R+MD うめえ 703 :名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 15 06 06 ID IYX6GjCo きぜぇ 704 :名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 17 27 00 ID I2C95abb わろたww 705 :名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 19 21 23 ID sUoxMUC5 近親少女 706 :名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 12 05 43 ID Uy+H/VOP 近眼少女 707 :名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 16 42 02 ID qeDedUFR 眼鏡と申したか?! 708 :名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 19 21 17 ID qLLehthe 既出だよ>眼鏡 709 :名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 22 25 08 ID TnqI1BuE 老眼少女 710 :名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 23 43 55 ID qfFxI8J8 既出でもいいじゃないか 眼鏡だもの 近眼少女 711 :名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 00 19 36 ID BUvCl9P9 ちかめしょうじょと読む 712 :名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 00 31 22 ID hNRuBJAx 乱視少女 713 :名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 00 32 43 ID lxl0g111 みだれし少女、か。 714 :名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 00 35 47 ID BUvCl9P9 乱れた所を見てもらうことで快感を得る少女 はっ、とんだ淫乱だな! 715 :名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 00 48 28 ID /Uqlc3Ee おかめとな?! 716 :名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 00 55 15 ID lxl0g111 金田一少女 717 :名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 16 52 54 ID /Fgnhyde 現れるたびに死人が出るんだな? 718 :名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 19 51 44 ID aVHpgxVW 「ジッちゃんのナニにかけて!」 719 :名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 21 51 33 ID XVgetH0H 童貞はこの中にいる! 720 :名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 22 18 17 ID gLz5uVb/ シューン カッ カッ カッ カッ ババーン 男「俺かよ!」 金「貴方は私が卒業させて見せる! ジッちゃんのナニにかけて!」 男「え、ちょ……い、あ……」 金「んむふ……まずは口で……ん、あむ……」 男「くっ!」 ビュルルルルッ! 男「くはっ……!」 金「……ん…………ごくん」 男「………………」 金「さすがに初めてだから早いわね……けど、凄い勢いだったわ。 じゃあ、今度は……あれ?」 男「………………」 金「………………」 男「………………」 金「……だ、誰がこの人を殺したのっ(性的な意味で)!?」 男「(お前だよお前……ガクッ)」 721 :名無しさん@ピンキー:2008/03/07(金) 00 36 51 ID BrpOeTtB 明痴警視大変だな 722 :名無しさん@ピンキー:2008/03/07(金) 09 20 25 ID ufpPvVYj 腹上死ならぬ口下死か 723 :名無しさん@ピンキー:2008/03/07(金) 11 38 52 ID 6QFOXv9D 拘禁少女 724 :名無しさん@ピンキー:2008/03/07(金) 19 25 08 ID fxqITBq7 拘「ふっふっふっふ……」 男「俺を捕まえて何をするつもりだ!?」 拘「これを、食べてもらうわ」 男「……なにそれ?」 拘「見てわからない? ……鶏よ」 男「……お前、まさか……それでコーチン少女とか言うつも」 拘「オチを先に言わないでっ!」 男「………………」 拘「………………」 男「……で、どうすんだ?」 拘「こ、この裏金で」 男「公金少女か」 拘「………………」 男「……諦めた方がいいんじゃないか、色々な意味で?」 拘「……うん、そうする」 えー、こんなわけのわからない電波を送ってきた方、挙手してください 725 :名無しさん@ピンキー:2008/03/09(日) 20 01 52 ID X+5sJRwt 712-714で思いついたので ――ガタンゴトン ガタンゴトン―― (……?) 気がついたときに最初に違和感を覚えたのは、視点の低さだった。 身長が大してないくせに座高だけは高い俺にとっては、ここまで地面が近く見えることはまれだ。 これが座席に浅く座ってぐたっとへたれた状態だったならわかる。だが、今の俺はお尻がしっかり背もたれに触れるほど深く腰掛けてるのだ。 (あれ、それ以前に、俺って何で電車に乗ってたんだっけ?) 思い出せない。 ここ数日の仕事の忙しさのせいで疲れ、久しぶりの休みのこの日曜は寝通そうと決めたんじゃなかったか。 大体この電車はどこ行きだ? ボーっとした頭でそこまで考えたとき、不意に声が響いた。 『ようやくお目覚め? 本当に疲れてたのね』 声は耳ではなく脳みそに直に届いているような、不思議でぼやけたものだった。 (あれ? 誰だ?) 聞き覚えのないはずのその声は、しかし俺の脳内に何か引っかかりを残す。 聞いたことはないが、しかしこの声を俺は知っているような……? 『気にしないで。あなたはただこれから起こることに全神経を集中させていればいいのよ』 (……?) どういうことだ、と口にしようとして、口が動かない事に気づく。 口だけじゃない。手も足も動かない。目線だけは動かせるようだが、呼吸すら自分の意思どおりにならない。 726 :名無しさん@ピンキー:2008/03/09(日) 20 03 05 ID X+5sJRwt 『慌てないでいいわ。あなたに害は一切ないから』 (だから何がどうなって――) す、と視点が高くなった。同時に、お尻に感じていた体重が足の裏に移動する。 立ち上がったのだ、と気づき、立ち上がってなお低い身長に驚く。 俺、中学生くらいのころまで縮んじまったのか? 『違うわよ。私の感覚を繋いでいるだけ』 感覚を繋ぐ? どういうことなのか想像は出来なくないが、何でそうなっているのかさっぱりわからない。 『説明が面倒だからもういいわ。それじゃ楽しむだけ楽しんでいってね』 その声と同時に俺の視点が分裂した。さっきまでの視界と別に、テレビの二元放送のようにもう一つの視界が挿入される。 そちらに映るのは、黒色で統一されてレース過多な、俗にいうゴスロリ衣装に身を包んだ金髪の少女。 す、と俺の両が勝手に動き、腰の辺りにある布を摘む。 同時に、もう一つの視界の中の少女がその手を動かし、スカートの両脇を摘んだ。 (え!?) 俺の手が勝手に持ち上がる。 ゴスロリ少女がスカートを摘み上げる。 いつの間に現れたのか、最初からいたのか、他の乗客の目がこちらを向く。 少女は周りの乗客の視線を感じたのか、口元をわずかに微笑ませる。 ……なんだこれ!? あれが俺の姿なのか!? もう一方の視点のあるはずの位置には、少女である俺からは何もないように見える。 727 :名無しさん@ピンキー:2008/03/09(日) 20 03 56 ID X+5sJRwt 持ち上がる手は止まらない。腰の高さを超え、お腹の辺りを越え、胸の高さまで持ち上がっていく。 少女は白い足をすねから太ももとどんどん晒していき、だがスカートの長いゴスロリ衣装はいまだ肝心な部分までは晒すに至らない。 突然の事態に乗客の視線が集まる。 ――どくん 胸の中で心臓がすごい勢いで跳ねた。 少女が、スカートを肩より少し低い高さまで持ち上げて止まる。 スカートの下端は少女の太ももをその限界まで衆目に晒しており、あとわずかに腕を上げるだけで…… 全身に小さな痺れが走る。息が少し苦しくなる。胸の中の拍動が耳元に移動したようにうるさい。 少女の頬がわずかに紅潮し、微笑を浮かべていた口が小さく開き、目が細まり、眉が下がる。 そのまま数秒ばかり、観衆が固唾を呑むのを待つかのような静止が続き…… 腕が一気に顔の高さまで上がる。 少女が一息にスカートを持ち上げた。 (っ!?) 皆の視線がスカートの下に集中するのがわかる。全身に汗が吹き出る。体中の血液がそこに流れ込んで張り詰める。 そこにあるはずだった下着は姿を現さず、ただわずかな金色の茂みと、充血してなお薄桃色の小さな―― 728 :名無しさん@ピンキー:2008/03/09(日) 20 04 38 ID X+5sJRwt 「うああっ!?」 自分の叫び声で意識が覚醒する。視界に映ったのは良く見知った天井。 「あああ……あ?」 自分の部屋? 「あれ、声が出る……って、俺の体!」 慌てて体中をまさぐってみるが、長年慣れ親しんだ俺の体に間違いない。 とすると、さっきのは……ただの夢? って、 「うわあ」 まさぐってる内に気づいたが、パンツの中が……ひどいことに……。 くそ、なんだあの夢。この年で夢精かよ。 『文句言わないの。気持ちよかったでしょ?』 「え!?」 『露出狂の少女を眺めるだけじゃなくて、その感覚まで判るなんて、なかなか体験できることではないでしょう?』 今の声って!? おい、さっきのやつがまだいるのか!? 『うふふ、それじゃあね。また会える日を楽しみにしてるわ』 「ちょっと待ってくれ!」 俺の言葉を無視して、その声はどんどん小さくなっていく。 『……次は、あの続きから始めましょうね……』 「………」 そしてその声は完全に消えた。 729 :名無しさん@ピンキー:2008/03/09(日) 20 06 18 ID X+5sJRwt いじょ。乱れたところではなくただ露出してるだけになってしまった。申し訳ない。 730 :712:2008/03/09(日) 20 33 35 ID t4oIrYg/ ちょっとした呟きが…… GJ! じりじり感が堪らなかった! 次よ早く来い! 731 :名無しさん@ピンキー:2008/03/09(日) 23 57 17 ID roHjAAol そう言えば、物書き(SS書き)のところに現れるんじゃなかったっけ? 732 :名無しさん@ピンキー:2008/03/10(月) 00 15 35 ID nFjvd5kZ あー、その辺描写し忘れた。一応物書きのつもりで書いてたんだけど。 最後に 背後のパソコンではいつの間にかエディタが開き、書きかけのSSが映っていた とか追加しといたほうが良かったか。 733 :名無しさん@ピンキー:2008/03/10(月) 05 44 28 ID QJLtNkeb 禁止少女 筋肉少女 緊縛少女 禁句少女 734 :名無しさん@ピンキー:2008/03/10(月) 12 45 49 ID jLMwCw0T 733 >禁句少女 「抜けないわね」 「つまんないわね」 「小さいわね」 「早いわね」 魂をえぐる一言を放ちながらその瞬間のSS書きの情けない顔を見て S的好奇心を満足させ、秘部を熱く濡らしてしまう少女なのだな? 735 :名無しさん@ピンキー:2008/03/10(月) 14 21 41 ID kdXTSIGx 734 童貞って事にだけは触れてないのが優しいな 736 :名無しさん@ピンキー:2008/03/10(月) 16 26 27 ID 0ZNoxGje 733 オーケンは最高だ・・・ 737 :名無しさん@ピンキー:2008/03/10(月) 16 33 13 ID JMacCaiO 736 ボヨヨンロックか 738 :名無しさん@ピンキー:2008/03/12(水) 21 31 39 ID ztM7OzwK 736 うわっ!今気づいた!! 何気に混ぜてんなよ 733w 739 :名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 23 08 46 ID ZwCgrt3B 金券少女 740 :修正少女:2008/03/18(火) 01 40 06 ID vK5HI2uD 突然ですが投下します。 スレタイとかけ離れた少女が主人公で、陵辱・百合描写を含みます。 43KBほどになってしまったので、22~25レスほど使用させていただきます。 属性が苦手な方、長編が苦手な方は題名をNG指定でお願いします。 741 :修正少女:2008/03/18(火) 01 41 45 ID vK5HI2uD 「え~とぉ……。ここと、ここと、ここと……」 暗闇の中でカタカタと、懸命にキーボードを叩いている少女がいた。 背後のベッドでは、部屋の持ち主である男が高いびきで眠っている。 「ん~……。そこで男は少女を押し倒し……」 いきなり背を向けたまま言葉を発する男に、ビクッと飛び上がる少女。 「違うだろ! そこはやはりバックからだろ……むにゃ」 身を硬くして脅える少女を他所に、そのまま男は寝返りを打つ。 「……はぁ。驚いたですぅ。寝言だったんですね。――さて、後20行!」 カタカタカタ……。Enter! 少女は勢いよくエンターキーを押した。 思わず袖で額に浮いた汗を拭ってしまい、お行儀の悪さに頬を染める。 「ふぅ。任務完了ですぅ~! 今日の試験は緊張しちゃいましたっ! さっ、早速帰って明日の発表を待つですぅ~!」 主がまだ熟睡している事をそ~っと確かめると、小窓を開けて外へと浮かび でる。ふわふわと空を飛んでいると、一仕事終えた満足感が少女を満たす。 満月も、『がんばったね』というように、まぁるく少女を照らしていた。 ――翌日の夕刻。 「さぁ、投下するぞ! 推敲なんて俺の辞書にはないっ! はははははは!」 昨夜熟睡していた男が、少女が座っていた椅子に座って高笑いをしている。 テキストエディタを開いて、投下窓に次々とコピペをすると、次々に送信 ボタンを押し続ける。 「よしっと! 投下完了! さて反応は……?」 男はせわしなくモニターを見つめ、開いているブラウザの更新キーを連打し 始めた。反応が来るまでその作業を繰り返す。 そんな男の姿を、水晶越しに昨日の少女と、尖った眼鏡に髪をきつく結い上 げた女性が見つめているのを男は知らない。 「――はぁ。すごいですねぇ……、あの方。あのパワーをもう少し自分の文章 を読み返す事にまわせばいいのに……」 更新キーをマッハの速さで連打する男に、少女は感心したような、呆れたよ うな溜息をついた。 「他人事ではありませんよ! 受験ナンバー4989さん! あの方の誤字率 は何%だったのですか?」 尖った眼鏡の女性に喝を入れられ、ナンバー4989と呼ばれる少女は身を すくめた。 「は、はいぃっ! せ、先生……。え、え~とですね。あの方の投下前の誤字 率はぁ~1行20文字につき3文字でぇ~……」 少女はしどろもどろに夕べの修正率を指で数える。 「返答は30秒以内に応えなさい!」 「はいっ! おおよそ70%だったと思いますぅ!」 先生と呼ばれた女性の眼鏡がきらりと光った。 「……80点。ぎりぎり合格です。ちなみに正解は71.3%で、あなたの修正成 功率は 65。4%でした」 まだリロードキーを連打している男を見下ろしながら、少女は困ったような顔 をする。 「そ、そんなコンマ数まで……」 「お黙りなさい! 受験ナンバー4989さん! 2級妖精ならそこまで要求され るのですよ!」 「ええっ!? そ、そんなに困難なんですか?」 「当然です。3級妖精が2級妖精になるためには、そんな茨の道をも踏み越え るのです! これからあなたも3級妖精。頑張るのですよ、4989さん!」 「は、はいぃっ!」 742 :修正少女:2008/03/18(火) 01 42 57 ID vK5HI2uD 4989と呼ばれる少女は、溜息交じりに昨夜誤字を修正した男を再び見下 ろした。 ガッツ・ポーズをとっている。どうやらGJが付き始めたらしい。 あの笑顔をもっと見るために、私たちも日夜頑張るのですね、先生……。 「さて、では2級妖精検定までの実習予定を渡します。これらの予定をこなし たら、2級昇級試験が受けられます。わかりましたね? 4989さん!」 先生は、どこから取り出したのか、ずっしりと分厚い書類を渡してきた。 少女はその厚みに目を丸くして驚きながら、渋々課題を受け取った。 「……あらっ!?」 書類を手にした途端、大きく分厚かったはずの書類がなんだか小さく感じら れる。なんだか着ている服もきつい気がした。 「なにを驚いているのです。4989さん。あなたは今書類を受け取ったことで、 正式に修正妖精3級となったのですよ。級があがれば、体も大きくなるのです」 「は、はぁ……」 どうせなら、服も大きくしてくれないかなぁ……。少女は短くなった袖を見下 ろすと、無言で先生を見上げて溜息をつく。 「我儘はいけません! 我が修正妖精の世界はまだ新しく、予算があまりな いのです! 今、巷で有名な『禁断少女』をしのぐ勢いで頑張りなさい」 言葉にもしなかった心の中を見透かされ、4989と呼ばれる少女はすくみあ がった。 ――禁断少女かぁ……。あそこまで人気が出ると貧乏なんて無いんだろう なぁ……。進路間違えたかしら……? 「受験ナンバー4989さん!」 「は、はいっ! ウソです! ちょっと羨ましかっただけですぅっ!」 先生程になると、読心術もできちゃうんですね……。 4989少女は身を縮めて、急いで教務室から逃げ出した。 「これなら体が大きくなっても少しは伸びるわね」 4989少女は妖精デパートの学割バーゲンで買った黒いニットのワンピー スを頭からかぶる。これは修正妖精の制服みたいなものだ。 「さて、実習初日の相手は……?」 先生に渡された文書のページをめくる。文書には実習課題の相手のデータ や誤字率などが詳細に記載されていた。 いずれも修正し甲斐のありそうな、誤字の多いエロパロ職人ばかりがリスト アップされている。 二次職人のデータは原作迄細やかに書かれており、小さなチップにはアニ メのファイルまで入っていた。 シチュ職人のデータには作品の嗜好や作者の個人的嗜好まで載っている。 最初の実習相手は、かなり特殊と思われる嗜好の持ち主で、誤字率も79 %、かなりの難物と予想された。 「いや~ん! こんなに誤字率が高いのぉ? 私のキータッチ速度で間に合う かしら……。ううん、弱気になっちゃ駄目よね。頑張ろう!」 4989少女は両の指関節を鳴らすと、いざ出陣!とばかりに勢いよく窓から 飛び立った。 「お月様……。今日も応援していてくださいね!」 今日はやや半月だ。少女はふわふわと宙を舞いながら、目指す相手の部 屋へと向かった。 743 :修正少女:2008/03/18(火) 01 44 09 ID vK5HI2uD 今夜のターゲットは眉間に眉を寄せて、じっと画面を見つめている。 ――あらあら。どうやら煮詰まっているようですね。早く寝てくれないかな~。 4989少女は困った顔で、窓の外から相手を見つめていた。 すると、胸につけた校章ワッペンから、先生の声が聞こえてくる。 「受験ナンバー4989さん! なにをグズグズしているのです! そんな事で はノルマをこなす前に落第ですよ!」 「ひゃっ!? せ、先生……? で、でもぉ~ターゲットがまだ起きてるんですぅ」 4989少女は驚きながらも、先生に向かって泣き言を言う。 「は~……。4989さん、あなたはきちんと授業を聞いていなかったのですか? 我が妖精学校では、いくつかの効果的な呪文も教えられた筈ですよ?」 4989少女はしばらくぽか~んとしていたが、そういえばそんな授業も受け ていた事を思い出した。 「そ、そうでしたね。あはは……っ」 「笑いごとではありません! さっさと行動を開始しなさい!」 「は、はいぃ! ……え、え~と……。誤字誤字修正、夢魔よこ~い!」 ……相手が眠る様子はなかった。4989少女は泣きたくなってしまう。 「ふぇ~ん……! せ、先生~!」 「もっと意識を集中して唱えなさい! 4989さん! 留年したいのですか?」 「は、はいっ! 誤字誤字修正、夢魔よこ~い! 書いてる人によって来い!」 今度は一心不乱に唱え始める。 何度か必死に唱えるうちに、ようやくターゲットが舟をこぎ始めた。 ……やったぁ! 呪文成功! こんな便利な呪文、もっと早く教えてくれれば いいのに。 4989少女はすっかり授業を忘れていた事を棚に上げ、心の中で呟いた。 ターゲットはこっくり、こっくりと舟をこぐと、そのうち机に突っ伏して居眠りを 始める。4989少女はにっこり笑うと、またも小窓から忍び込んだ。 修正妖精には窓に触れただけで鍵が開く、という特権だけが最初からある のだ。コソ泥に入るのには、とっても便利な力なのである。 この力を別に使えば、バーゲンじゃない洋服も……! 「4989さん! 修正妖精の特権は、あくまで人のために使うのですよ!」 またも4989少女の思考を察したか、先生が厳しく言ってくる。 「わ、わかってます! 今のは冗談ですよぅ……! お邪魔しまぁす……」 肩をすくめながら、4989少女は室内に侵入した。 「は~い、ちょっと失礼しますよ……っと」 机に突っ伏して眠る書き手さんを、起こさないようにキーボードの上からずり 動かす。 エディタをスクロールして作品を眺めた4989少女は、呆然とした顔で横で 居眠りしている書き手さんを見下ろした。 「こ、これは酷いですぅ……! 題名から既に誤字ってますぅ~! 誤字職人 さん、としか、もう形容できませぇん!」 しかも今回は200KBはある大作だった。4989少女は、半べそをかきなが ら、居眠り誤字職人の膨大な誤字脱字を修正し始める。 「……ふぇ~ん……! 直しても、直しても誤字があるぅ~! しかも内容が、 ものすご~く、えっちですぅ~!」 さすが特殊シチュ職人さんだ。読んでるこっちが恥ずかしい内容なのに、そ の上更に誤字・脱字で溢れている。4989少女は思わず泣きながら、読み飛 ばすこともできずに修正作業を続けていった。 744 :修正少女:2008/03/18(火) 01 45 16 ID vK5HI2uD いつになったら終わるのかしら……。直しても直しても、新たに見つかる誤 字脱字に、軽い眩暈を覚えた時だった。 「ん……。あれ、寝ちゃってたのか。まずいまずい! ラストを……」 誤字職人さんがふわ~っと大きな欠伸と共に目覚めてしまう。 目覚めた誤字職人さんは、再びエロSSの続きを、とキーボードへと手を伸ば した。 当然、夢中で修正作業をしていた4989少女の手に重なってしまった。 「ひゃっ!?」 「おわっ!?」 お互いがお互いの存在にビックリして固まる。 誤字職人さんは、眼を擦りながらキーボードに手を重ねたまま固まっている、 4989少女を気まずそうにじろじろ見つめて、ぼそりと聞いた。 「あ、あの~。どちらさんで?」 4989少女はパニックを起こし、なんと答えていいか分らない。 「あ、怪しい者ではないですぅ! と、通りすがりの妖精候補です!」 うっかり身分を明かしてしまい、しまった! という表情になる。 誤字職人さんは、しばらく4989少女を見つめると、突然閃く様に頷いた。 「あ~! わかった! 君はあの……!」 4989少女は慌ててしまい、とりあえずぺこぺこ頭を下げる。 「す、すいません! すいません! 悪気とか犯罪する気は全然ないんですぅ ~! ご、誤解だけはしないでくださぁ~い!」 誤字職人さんは、うんうん、としきりに頷くと、4989少女の手を取った。 「少し赤みがかった三つ編み、ロリ顔に申し訳ないくらいの貧乳、まさに僕の 理想どおりだ!」 「……は? ……ひ、貧乳って……! し、失礼な方ですぅ~!」 誉められてるのか、けなされてるのか分らない。ともかく4989少女が気に している胸の事を、誤字職人に一言で言い表され、少女は頬を染めて胸を隠 し、断固として抗議した。 「いいんだって。それが僕の好みなんだからさ。都市伝説とは思いながらも、 ずっと君の出現を、信じて禁じて待っていたんだよ!」 誤字職人さんは4989少女の抗議にも耳を貸さず、いきなり少女を抱き上 げた。 745 :修正少女:2008/03/18(火) 01 46 39 ID vK5HI2uD まだ3級妖精になったばかりの4989少女は、幼女という程のサイズなので、 貧相な体の誤字職人にも、軽々と持ち上げられてしまう。 「きゃぅっ!? な、なにするですか~!? わ、私は仕事中で……!」 「うん。仕事なのはわかってるんだ。でもこんなチャンスはまたとないからね。 早速だけど、美味しくいただかせてもらうよ」 誤字職人は、4989少女をベッドに降ろすと、さっさと服を脱ぎ始めた。 「な、なんで脱ぐんですかぁっ!? そ、そんなもの見せちゃいやんですぅ~!」 まだ文字の中でしか見たことのない、男性自身を見せ付けられ、4989少 女は混乱した。掌で目を隠すが、指の隙間からつい見てしまう。 「いいねぇ……。その反応! 勿論、君も僕が脱がせてあげるよ。僕のハニー・ 禁断少女ちゃん!」 のしかかってくる誤字職人に組み敷かれながら、4989少女は目を丸くした。 「は……? ちょ、ちょと待ってくださ~い! わ、私はその、禁断少女さんで はないんですぅ~! あ、あなた! ひ、人違いしてますよぉっ!」 必死に誤字職人の説得を試みる。しかし、彼の耳には入らないようだ。 「う~ん……。レイプ・陵辱設定かぁ~! ますますいいよ! 萌えちゃうよ!」 手探りでワンピースの背中をまさぐり、ファスナーを発見できないと、いきな りスカートをめくり上げた。 まっ白な、膝丈までのフリル付きかぼちゃブルマーが顕わにされる。 「きゃぁっ! え、エッチなのはいけないと思いますっ! ひ、引っ張らないでく ださ~い! おニューのワンピなのに、破れちゃいますぅ~!」 捲り上げられたスカートの裾を引っ張り合い、4989少女は必死に叫ぶ。 そんな少女の反応に、誤字職人はますます目を輝かせた。 「すごいな……! 下着まで僕の好みにジャストミートだよ! さぁ、君の全て を僕に余すところ無く見せておくれ、ハニー!」 「ち、違いますっ! 第一、喋り方が変ですよっ! こ、この下着は学校指定 のものでして……! だ、だからぁっ! 一張羅をそんなに引っ張らないでぇ ~っ!」 まるで意に介さない誤字職人に力任せに引っ張られ、4989少女のワンピ ースは、ついに『ベリっ』と音を立てて見るも無残に引き裂かれた。 4989少女は無残に散ったワンピースを見て悲鳴をあげる。 「あぁぁ! 買ったばかりなのにぃ~! ひどいですぅ! 先生! 助けてくださ ~い! こ、こんな事の対策は、授業で習ってませ~ん!」 破かれて、かろうじて手元に残ったワッペンの端切れに助けを求める。 「ガガガガ……ピー! ……っかりしなさい! 4989さん! そういう○△□ ……ガガガガ!」 「き、聞こえませ~ん! 先生~! もしも~し!?」 破れたせいで、ワッペンの通信機能が壊れたらしい。 「……? 誰と話してるんだい? ハニー。さぁ、その端切れも捨てて、こっちを お向き」 白いかぼちゃパンツ1枚になった4989少女に、誤字職人さんは抱きつき、 押し倒してくる。 「だ、だから! その喋り方! なんだか怖いですって! あッー!」 両腕を押さえられ、隠していた胸を顕わにされる。ささやかに盛り上がった、 白い乳房とピンク色の突起が誤字職人の目に晒される。 「可愛いおっぱいだ……! これぞ僕が夢見ていた、理想の貧乳だよ! い、いただきますっ!」 誤字職人は、興奮で目を真っ赤に充血させ、4989少女の胸に顔を埋める。 「ひ、貧乳、貧乳っていわないでくださいっ! ……あんっ……!」 誤字職人さんの唇が、4989少女のささやかな胸に吸い付いた。 ちゅっ、ちゅっ、っと音を立て、4989少女の胸に赤い斑紋を残してゆく。 「い……いやぁ……んっ! そんなに強く吸っっちゃダメですぅ…っ! きゃぅ!」 誤字職人は、必死に抵抗する4989少女の小さな乳首にも吸い付いてきた。 舌先で小粒のような先端を舐め転がし、甘噛みをして刺激してくる。 746 :修正少女:2008/03/18(火) 01 48 35 ID vK5HI2uD 「だ、ダメですぅ……っ! こ、こんな行為は私の管轄じゃ……あん……っ!」 残る乳房は誤字職人の掌で揉まれ、ひしゃげて4989少女を攻め立ててい る。 「可愛いよ……! 美味しいよ……! オーマイハニー! マイ・貧乳!」 誤字職人は涎を垂らしながら、夢中で4989少女の胸にむしゃぶりつき、舐 める唾液で少女の乳房を濡れ汚してゆく。 「だ……だからっ! 喋り方が気持ち悪いしっ! だめですぅ……! も、もう、 ……や、やめてくださぁ……いっ……やぁあぁんっ!」 ――せ、先生……っ! ど、どうしたらいいんですか……? な、なんだか私、 エッチな気分になっちゃいますぅ……! 「可愛いよ……。君のおっぱい、もっといっぱい味わいたいんだ……」 誤字職人は、荒い息で4989少女のささやかな胸を、ちゅっぱ、ちゅっぱと 音を立てて、飽きることなく貪り続ける。 「わ、私のおっぱいは、チュ○パチャ○スじゃないんですぅ……っ! そ、そん なにエッチに舐めないでくださぁ……いっ! いにゃ……ぅんっ……!」 もはや、ろれつも自由にならない。 4989少女は初めてのアクシデントと、誤字職人の口儀から粘っこく繰り返 される恥ずかしい感触の嵐から逃れられない絶望感で、もう流されてしまいそ うだった。 「い……いやぁ……ん! わ、私の仕事は……誤字脱字の修正だけなんです ぅ……っ! ぁあんっ……! ……あん……っ! だ、だめぇ……っ!」 思わず甘い声が漏れてしまう。 こ、こんなエッチな感触が、日頃私達が誤字修正している文章なの……? 誤字脱字にばかり目が行って、今迄気がつかなかったですぅ……っ! 「気持ちいいでしょ? もっと声を出して、一杯よがっていいんだよ? ハニー」 誤字職人さんは4989少女の反応を楽しみながら、かぼちゃパンツにも手 を伸ばし始める。 「わ、私……は、ハニーじゃ……ないんですてばっ! ……あぁっ……!」 ウエストを絞るリボンを解き、誤字職人さんの手が4989少女のかぼちゃパ ンツの中に消えてゆく。無骨でキーダコのできている指先が、4989少女の 敏感な部分に触れると、4989少女は仰け反って叫んだ。 「きゃんっ! そ、そんなところまで! 触っちゃダメですぅ……っ! ああぁ… …っ! い、いやぁ……んっ」 かぼちゃパンツの中から、4989少女の敏感な部分が、『くちゅっ』といやら しい音をたてる。4989少女は初めての感触に、体をビクッと強張らせた。 「一杯濡れてるよ、ハニー……。もう、これ脱いじゃおうよ……」 誤字職人さんは4989少女の秘肉からいったん手を外すと、ウエストを緩ま せたかぼちゃパンツを一気に引き摺り下ろす。 「だ、ダメですぅ……っ! 脱がせないでぇ……っ! ……いやぁんっ……!」 白い靴下に体育用シューズを残したまま、4989少女の肌を隠すものは、 全部、誤字職人に剥ぎ取られた。靴下と体育シューズだけの全裸姿も、どう やらこの誤字職人の嗜好にジャストマッチらしい。 ばたつかせた足を捕らえられ、大きく股を広げられると、思わず少女は叫ん でしまう。 「ラ、ラジオ体操じゃありませぇぇ……んっ! そ、そんなに大きく開かないでぇ ……っ! あぁ……っ!」 747 :修正少女:2008/03/18(火) 01 49 38 ID vK5HI2uD さっきまで、くちゅくちゅと触られていた敏感な部分に、誤字職人さんの鼻息 がかかる。ふいに、柔らかく熱いものが、4989少女の秘肉をなぞり、蠢きだ した。 熱く柔らかく蠢くそれは、4989少女の固く閉じた秘肉をねっとり湿らせ、と ろけさせる。股間から湧き上がる熱い火照りに、4989少女は戸惑い、悲鳴 のような声を放ってしまった。 自分をとろけさせるそれが、誤字職人の舌だとわかり、4989少女は慌てて 身をくねらせて逃れようとしたが、誤字職人の抱えた腕からは逃れられない。 4989少女は自分の股間に向かって、懇願するように叫んだ。 「な、舐めちゃ嫌ですぅ……っ! へ、変になっちゃいますぅ……!」 いやらしい音を立てて4989少女の秘肉を舐めしゃぶっていた誤字職人は、 4989少女の股間から顔を上げ、いやらしく笑いながら囁いてくる。 「う~んと変になっていいんだよ。僕も、そのほうが燃えるからね」 「も、萌えなくていいんですぅ……っ!……あぁ……っ!」 むしゃぶりつくように、誤字職人さんの舌と唇が、4989少女の秘肉を這い 回る。刺激に仰け反る4989少女の体の内部に、誤字職人の指が差し込ま れ、これまたいやらしく蠢きだした。 舌と指の攻撃に、4989少女の体は否応も無く反応してしまう。 ――ああ、先生……っ! 受験ナンバー4989は、今夜実技試験から脱落 しちゃいます……っ! 朦朧とした快感の中で、4989少女は誤字職人の与える愛撫に身を委ね始 めてしまう自分を恥じて自らを罵る。 もう、これで昇級どころか妖精失格だわ……ターゲットに見つかり、押し倒さ れた挙句、こんなにえっちにされちゃうなんて……! 最悪の場合、退学かも。 修正妖精の昇級試験なんか、もうきっと今後受けさせてもらえない……っ! 4989少女は執拗な刺激に完全に流され、誤字職人から与えられる快感に 耐え忍ぶ事を放棄した。全てを諦めて、されるがままに流される。 流されてしまえば、誤字職人さんの、わざとなのか分らない、気持ち悪い喋 り方すら、4989少女には刺激的だし、おぞましく汚してくる舌や指に、素直に 悦楽の喘ぎ声を放つ事もできるようになってくる。 「もう、すっかり準備はいいみたいだね……ハニー。じゃぁ、そろそろ挿れさせ てもらうよ?」 ……これ以上なにをするつもりなんですかぁ? 誤字職人さん……。 もう、もう私は身も心も溶かされて、壊れちゃいそうですぅ……っ! 誰か……誰か! 今からでもいいから……助けてくださぁい……っ! 748 :名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 01 49 53 ID uIedn5gn 支援 749 :修正少女:2008/03/18(火) 01 51 25 ID vK5HI2uD ぐったりと力が抜けた4989少女の両足を抱えあげると、誤字職人は、なん だかとっても熱くて固いものを、4989少女の秘部に押し当ててきた。 熱くて固い先端が、4989少女の秘密の洞窟入り口を擦り彷徨う。 くちゅくちゅ、と湿った音を立てて猛った先端が4989少女の秘部を摩擦し、 揉み解す。その淫靡な秘所の連続刺激に、朦朧とする4989少女が甘い喘 ぎを漏らし続ける。 滾る先端が、4989少女の愛液で充分にぬめり、濡らされ、秘肉入り口を押 し広げた。 先端が入り口付近を回転するように蠢き、誤字職人さんの猛る一物が、今 まさに4989少女の内部まで、浸入しようという矢先だった。 「ちょ~っと待ったぁ!」 よく通る声と共に鈍い音がして、4989少女の入り口に先端を埋め込もうと していた誤字職人さんの体が、一物ごと跳ね飛ばされる。 危機一髪だった4989少女は、何が起こったのかと固く閉じていた瞳を見開 いた。 ベッドに蹴り飛ばされてうつ伏せになった誤字職人の後頭部に、見知らぬ美 少女が仁王立ちしている。 美少女は、さも呆れた、といった顔で誤字職人さんを見下ろし、呟く。 「……まったく! 誰と勘違いしてやがりますか! この人は!」 誤字職人は、美少女に後頭部を踏まれたまま、手足をバタバタさせていた。 「あのぅ……。助けてもらってなんなんですけどぉ……。もしかして、誤字職人 さん、顔が埋まって、息ができないんじゃ……?」 4989少女は、声も出せずにもがいている誤字職人さんを見つめて、美少 女にちょっとツッコミを入れてみたりする。 「あら、だらしない。私程度の重みで、息ができなくなるだなんて!」 美少女は、ちょっと4989少女のツッコミに顔を紅くすると、ブツブツ文句を 言いながら、誤字職人さんの頭から片足ずつ降りた。 後頭部を開放された誤字職人は、少し青い唇をして、がばっと起き上がる。 ――やはり酸欠だったらしい。 「……ぶはっ! はぁはぁ……! なんだ、なんだ? 何が起こったんだ!?」 吸えなかった酸素を補おうとしてるのか、大きな口をあけて呼吸している。 呼吸音を台詞にしてますよ、誤字職人さん……。SSだったらまた修正ですぅ。 貞操の危機からやっと逃れた直後なのに、4989少女はそんな事を思って いた。 750 :修正少女:2008/03/18(火) 01 52 27 ID vK5HI2uD 誤字職人は、4989少女と、突如現れた美少女を交互に見比べ、間抜けな 顔で驚いていた。 「あ、あのぅ……。せっかくこれからって時に、邪魔するあなたはどちら様?」 行き場のなくなっている猛った一物を押さえながら、誤字職人は美少女に尋 ねた。 ――バキッ! 美少女は無言で誤字職人の延髄に鋭い回し蹴りを入れる。さすがに3級に 昇進したばかりの4989少女とは違い、体格も破壊力も数倍上だ。 「いつまで寝ぼけたことを言ってるのよ!? 見ればわかるでしょっ! 私こそが、あなたの待ち焦がれていた『禁断少女』なのよっ!」 ハチミツ色の柔らかな髪。豊かに実った豊満なおっぱい。きゅっとくぼんだウ エストを、強調するようなボリュームのあるヒップ。 それでいて下品な感じはまったくない、完全な美少女が誤字職人を鋭くにら みつけていた。 誤字職人は、さっきより更に間抜けな顔で、『禁断少女』と自ら名乗る美少 女を、無遠慮な視線で上から下まで見つめあげた。 突然、やっと開放された4989少女を振り返ると、とんでもない事を言う。 「悪いけど、僕、こっちの娘の方がいいや。チェンジしてくれない?」 禁断少女と4989少女が、思わずハモって口をそろえる。 「……はぁ!?」 4989少女は驚いただけだが、禁断少女は怒りの、まるで炎のスクリーント ーンがバックに見えるようなオーラを放っていた。 「……なに勝手な事ほざいてんのよ! 禁断少女は私だって言ってるでしょ!」 「だって僕、こっちの娘の方が好みなんだもん。仕方ないよ? ねぇ? ハニー」 4989少女に、無責任にも同意を求めてくる始末だ。 名指しされた4989少女は、睨みつけてくる禁断少女の視線に、オロオロし ながら弁明をする。 「で、ですからぁっ! 私は最初から『禁断少女さん』じゃないって、言ってるじ ゃないですかぁ! 私は書き手さんの誤字をこっそり直すのが役目の、修正 妖精受験生なんですぅっ!」 どうやらまた人の話を聞かない気らしい。 再びいやらしい目つきになった誤字職人が、4989少女に詰め寄り始める。 「もう、そんな事はどうだっていいんだよ、ハニー! 僕は君が好みなんだ!」 またも4989少女を押し倒そうとして、禁断少女に蹴り飛ばされる。 「冗談じゃないわよ! 私はあんたの好みの筈よ! 強い思念体が私の姿を こう形作ったんだから! よく見なさい! この豊潤な胸、キュッとしまったウエ ストと淫らなヒップ! 全てあんたの好みのはずよ!」 禁断少女は怒りで体を火照らせて、自ら服を脱ぎ捨てると、誤字職人に裸 体を誇示した。 751 :修正少女:2008/03/18(火) 01 53 29 ID vK5HI2uD 蹴り飛ばされて、ベッドの下に落ちた誤字職人は、禁断少女の裸体をじっく り見つめると、おもむろに首を横に振って拒否を示した。 そして、体を隠して脅えている、4989少女熱い目で見つめる。 「そんな事言ったって、現に僕の理想少女はこっちなんだもん。現れる場所を 間違えたんじゃないの、君?」 「なっ……! なんですってぇ……!? どうやら天国より地獄が見たいらしい わね、あなた!」 まさに修羅場のゴングが鳴らされそうな、険悪な雰囲気が漂い始めた。 その場の空気を読んでいるのか、読めないのか、4989少女が恐る恐る挙 手をした。 「……なによ? なにか言いたい事でもあるの?」 禁断少女が、冷たい視線で4989少女を睨みつける。 4989少女は脅えながらも、小さい声で打ち明けた。 「あのぅ……。『禁断少女』さん……。と~っても言いにくいんですけどぉ……。 ――あなたの今の姿って、私が理想と思い描いてた姿なんですぅ……」 しばらくの間沈黙が続く。 禁断少女が耳に手を当てて聞き返してきた。 「……はぁ?」 「で、ですからぁ……! 禁断少女さんの今の姿は、私がなりたいと思ってい る、理想の少女なんですぅ~! なぜ私の願望が禁断少女さんに影響しちゃ ったのかは、わからないんですけどぉ……」 4989少女は困った顔で、今にも半べそをかきそうだった。 暫しの静寂が、時を刻んだ。 752 :修正少女:2008/03/18(火) 01 54 35 ID vK5HI2uD 「……紛らわしいわねぇ……」 禁断少女も言葉を失い、ついでに戦意も喪失してしまったようだ。 しかし、もっと空気を読まなかったのが誤字職人だった。 ずるずるとベッドの上に這い上がり、またも4989少女ににじり寄る。 「君は君のままでいいんだよ! ハニー! あんな風にこれ見よがしに、胸を 膨らませちゃ駄目だ! 駄目だ! 駄目だ駄目だぁぁ!」 叫ぶ勢いに任せて、4989少女にのしかかった。 「きゃぅっ!? な、何するですかぁ~! あ、あなたのお相手はあちら様です よぅ~!」 押し倒されて、またもささやかな胸に吸い付かれる。まるで吸盤のように吸 い付く誤字職人が与える淫靡な刺激に、つい甘い声を漏らしてしまう。 「い、いやぁ……んっ! は、放してくださ……いぃっ! はぅっ!」 4989少女は困った顔で必死に抵抗を試みた。 「嫌だ嫌だ! 僕は君がいいんだよ! ハニー!」 またも小さな乳首に吸い付き、音を立てて舐め始めた。 「だ、ダメですってばぁ……っ! こ、これじゃまるで『淫欲な団地妻』みたいな シチュエーションですぅ……っ!」 再び繰り返される愛撫に、4989少女は思わず具体的作品名を叫んでしま う。どうやら過去試験には某書院の商業作家もいたらしい。 4989少女の告白に、戦意を削がれた禁断少女は、未だ裸のまま、ぼ~っ と考え込んでしまっている。 全裸の中央にそそり立つ誤字職人の一物は、立派に復活を果たしていた。 「さぁさぁ! 今こそ一つになろう! マイ・ハニー!」 4989少女は、またも足を開かされ、やっと乾き始めていた秘肉に舌を差し 込まれる。 「だ、ダメですぅ! や、やめてくださぁ~い……っ! あっ……あぁんっ!」 再び秘所を攻め立てられる快感に、4989少女は反応してしまう。 「んっ……! き、禁断さぁん……! や、やめさせてくださ……んぁっ!」 秘所を舌で攻め立てられ、感じながらも、4989少女は禁断少女に助けを 求めた。真横に立ち尽くす禁断少女は、戸惑った表情で、喘ぐ4989少女の 助命嘆願を聞き流していた。 ――まるで夫や恋人の前で犯されようとしている、ヒロインのように見えなく も無かった。 やっと我に返った禁断少女は、4989少女の秘所を貪る誤字職人を見下ろ す。まるでバター犬のような格好で、4989少女の股間を舐め続ける誤字職 人の醜悪な姿に溜息をつく。 そして攻められ、泣き声のような喘ぎを放つ4989少女に視線を移した。 「……筋金入りのHENTAIなのね。これはもう、私のでる幕じゃないかも……」 禁断少女が弱音を吐く。 「そ……そんなぁぁ……っ! た、助けてくださいよぅ! 禁断さん……ッ!」 股間を貪られ、今にも達しそうな4989少女が禁断少女に哀願する。 753 :修正少女:2008/03/18(火) 01 56 01 ID vK5HI2uD 「だってねぇ……。書き手の理想の姿で現れるっていう、最初の設定から外れ ちゃってるんだもの。あなたも運がなかったのよ」 「そ……そんなぁぁ……! わっ……私はここに、誤字脱字の修正に来ただけ で……んん……っ!」 秘部の敏感な部分を甘噛みされ、4989少女は仰け反った。 「おおお! 湧き上がるぞ! エナジーが! ハニー! もっと君を愛したい!」 いよいよ興奮した誤字職人が、終には4989少女の太腿を抱えあげる。 「ちょ……っ!? な、なに言ってるですかぁ……っ! 誤字職人さん! ま、待って……! そ、それ以上は……だ、ダメですぅっ! ぁあん……っ」 もはや禁断少女の存在も、4989少女の哀願も聞こえてはいない。 散々自分で慰め、使い込んできたのであろう、黒光りする一物を、先程貫き そこなった、4989少女の蜜壷にあてがう。 「君と僕の間に、障害なんか何もないのさ! さぁ、今こそひとつになろう! マイ・ハニー!」 ぐちゅぐちゅと4989少女の愛液で己を濡らし、秘部をかき分け、入り口に 先端を擦り付ける。 「だ、だからぁ……っ! その言葉使いはやめてって……んぁっ……! き、禁断さぁん……っ! た、助けてぇぇ……っ! きゃぁぁっ!」 ずぶり、と誤字職人の一物の先端が、4989少女の蜜壷に飲み込まれる。 「…………んぁぁぁっ! い、いやぁぁぁっ! ダメですぅぅぅ……っ!」 快楽とは別の、破瓜の痛みが4989に悲鳴をあげさせる。 誤字職人の肉棒が、4989少女の内部へずぶりずぶりと浸入し、根元迄埋 め込まれる。 「ついに一つになれたよ、マイ・ハニー! やはり障害がある方が、愛って燃 え上がるものなんだね!」 4989処女の最奥まで到達した誤字職人が、歓喜の雄叫びをあげる。 「……っっ! な、なに勝手な事言ってるですかぁ……っ! は、早くっ……! ぬ、抜いてくださ~いっ! い、痛いんですぅ……っ……てばぁ……っ!」 「ぬ、ヌく!? なんて卑猥な言葉を、その可愛い唇から言うんだ! ハニー」 嗚咽をあげながら、誤字職人に抽迭され、結合部を中心に全身が揺さぶら れている4989少女の耳元で、禁断少女が囁いた。 「やれやれ。事情はどうあれ、結局あなたは私の商売敵だったみたいね。妖 精候補生さん」 ギシギシとベッドに押し付けられ、貫かれながら、4989少女は切れ切れの 涙声で訴える。 「そ、そんなぁ……っ! わ、私は……ただのぉっ……! んぁっ……!」 「誤字脱字を直して回る修正妖精だと言うんでしょ? でも、結果的には、私 の任務を横取りしちゃったじゃない。……ん? ちょっと待ってよ……?」 754 :修正少女:2008/03/18(火) 01 57 27 ID vK5HI2uD 禁断少女の瞳が怪しく光る。ほっそりした指先で、4989少女を貫いている、 誤字職人の背中をつっ……となぞった。 誤字職人は一瞬、落雷したように仰け反ると、4989少女の股を更に大きく 抱え上げ、蜜壷内部への突き上げを激しくしてゆく。 「あぁっ……! あんっ……! あん……っ! き、禁断さん……! ひ、酷い ですぅ……っ! きゃぁぁっ……! い、痛いんですぅ……っ!」 大きな瞳から涙がぽろぽろ零れ、誤字職人の抽送の勢いで宙に飛び散る。 「初めてだったんだね……! ハニー! 僕はもう感激で一杯さっ!」 誤字職人が4989少女の破瓜のしるしを見て、嬉しそうに腰を動かす。 突き上げられるたびに4989少女の口から、小さな声がこぼれている。 「……どうやら勘違いしてたみたい。あなたの理想の姿になったって事は……。 今回の私のターゲットはあなただったのよ! 修正妖精さん」 誤字職人に抽迭されながら、4989少女は禁断少女の言葉に驚く。 「は、はい……? ……んぁん……っ! あんっ! い、言ってる意味が、…… わ、わかりませぇん!」 禁断少女は両脚を抱えられ、抽迭される4989少女の小さな乳首を指先で つついた。 「きゃぅん! なっ……何するですかぁ……っ!? 禁断さん……っ!」 禁断少女は嫣然と笑い、4989少女の顔を覗き込んだ。 「やっぱりね……。私達が現れる時、異性の姿とは限らないのよ。相手をエク スタシーに導き、達しさせるのが私達の役目。今、あなたを刺激してわかった わ。やはり私のターゲットはそこのサルじゃなくてあなたよ! 修正妖精さん」 禁断少女はそう言うと、誤字職人に貫かれた4989少女の唇を奪った。 「……んっ……! ……んん……っ!?」 禁断少女の紅い唇が、4989少女の濡れる唇をなぞり、開いた口内に舌を 差し込む。貫かれ、喘ぐ4989少女の舌に、禁断少女の舌が絡みつき、細や かでねっとりした愛撫が4989少女を支配してゆく。 破瓜の痛みで喘いでいた、4989少女の表情が、潤んだ表情に変わる。 「……どう? 禁断のくちづけは甘美でしょう? あなたの唾液から、沢山のエ ナジーが私にも注がれてきているわ。サルが夢中になるのも、当然ね」 「そ、そんなぁ……っ! 誤字職人さんだけでも一杯なのに……んっ! む… …無理っ……ですぅ……っ! んんん……っ!」 舌と舌を絡めながら、禁断少女は4989少女を貫いている、誤字職人の前 に跨り、四つ這いになって4989少女を愛撫し始める。 「……ふぁ……っ! き、禁断さん……っ? あぁん……っ!」 禁断少女の重みで、突き上げられても体が揺さぶられる事が無くなった。 しなやかな指先が、ささやかな4989少女の乳房を彷徨い、小さな突起を刺 激し始めた。 「……! ひゃぅん!? き、禁断さん……っ! す、すごいエッチですぅ……っ」 「ふふ……。女同士の体ですもの。どうすれば気持ちいいか、股間にいるサ ルなんかより、ずっとわかるわよ」 ほっそりとした桃色の舌が、4989少女の乳房と乳首を羽のように軽いタッ チで這い回る。 誤字職人に突き上げられ、禁断少女の甘美な愛撫に、4989少女はあられ もない喘ぎ声を放ち続けた。 755 :修正少女:2008/03/18(火) 01 59 55 ID vK5HI2uD 高く上げた腰を誤字職人に見せつけ、4989少女を愉悦させている禁断少 女に、誤字職人は怒って抗議をする。 「こ、こらっ! どけよ! 僕とハニーの愛の営みを邪魔するな! 僕のハニー が見えないじゃないか!」 眼前に禁断少女の濡れた蜜壷を見せ付けられ、思わず生唾を飲みながら、 誤字職人は禁断少女を排除しようとする。 禁断少女はそんな誤字職人の言葉も聞かず、腰をくねらせ、4989少女の 上半身を愛撫し続ける。 明らかに4989少女の反応が、自分の時よりも甘く甘美なものに変わり、内 部の締め付けも緩やかになっていた。 「ふっ……。どうやらアナタより、私の方がこの子を感じさせられるようね」 挑発的に局部を振り、勝ち誇った蜜壷からは愛液を滴らせている。 「く、くっそ~! 僕とハニーの邪魔をするなっ! こ、こうなったら、お前から 先に犯してやるぞっ!」 4989少女の乳首を舌で弄びながら、禁断少女は嘲るように振り向いた。 「……できるものならやってごらんなさい。あなたにプロの仕事を教えてあげ るわ!」 「こ、後悔するなよっ! このデカパイ女めっ!」 誤字職人は4989少女から濡れそぼった一物を引き抜くと、眼前の禁断少 女の蜜壷を、怒りを込めて挿し貫いた。 「……んっ……!」 4989少女の上で、禁断少女が軽く仰け反る。 やっと股間を押し広げ、摩擦していた異物から開放された4989少女が、今 度は代わりに貫かれた禁断少女を気遣う。 「き、禁断さんっ!? だ、大丈夫ですかぁっ?」 禁断少女は返事をする代わりに、4989少女に甘いキスをする。 「……んん……っ!? き、禁断さ……ぁんっ……」 誤字職人に突き上げられながらも、禁断少女は4989少女を愛撫する。 「ん……っ! いいわ……。あなたの破瓜の印が、私の中に注がれてる……。 す、すごいパワーよ! あなたの、今迄修正して来た作品の力も宿ってるの ね……っ!」 誤字職人に乱暴に突き上げられながら、禁断少女は濡れそぼった4989少 女の蜜壷に指を差し込む。 「……きゃぅんっ!? そ、そこはまだ……っ……」 しなやかな指が、4989少女の内部を優しく擦りあげる。 「大丈夫……痛くないでしょ? 私はこれでもプロよ……んんっ……!」 「……は、はい……っ! き、気持ちいい……ですぅ……っ! あぁん!」 自分自身に貫かれながらも、睦まじく4989少女と絡み合っている禁断少 女に、誤字職人の嫉妬の炎が燃え盛った。 彼女を屈服させ、再びハニーと愛し合いたい! その思いが誤字職人の抽 迭を激しくさせる。 756 :修正少女:2008/03/18(火) 02 01 11 ID vK5HI2uD * 「ほら、イけよ! イッちゃえよ! 僕とハニーを邪魔する悪魔め!」 禁断少女の蜜壷の最奥にある、固い蕾を突き上げる。 「あぁ……っ! い、いい……っ!」 最奥を攻め立てられ、禁断少女が仰け反る。 「き、禁断さんっ……! ま、負けないでくださいぃ~っ!」 「あ、あなたのパワーが、彼にも乗り移ってるのね……。んっ……! で、でも! 大丈夫よ……っ! 今あなたと繋がってるのは私なんだから……っ!」 禁断少女が秘部を意識的に締め付ける。誤字職人を咥え込んだまま、激し く腰を揺り動かした。 「……うっ……ううっ……!」 誤字職人の顔が切なそうに上気する。このままでは先に果ててしまうと察し、 禁断少女の秘部から、一次撤退を試みる。 「う……うわ……っ! ぬ、抜けない……っ!?」 「……プロの底力を教えてあげるといったでしょう? ほら、さっさと果てなさい!」 4989少女の乳首と秘所を愛撫し、喘がせながら、禁断少女はさらに誤字 職人を咥えこんでいる内部をきつく締め上げた。 「うっ……! ギブギブッ! アッー!」 誤字職人はついに悲愴な喘ぎとともに果て、禁断少女の中に精を放った。 がっくりと力が抜け、高くあげた禁断少女の尻の上にもたれかかる。 禁断少女は四つ這いのまま、後蹴りを放ち、果てた誤字職人を場外に落と した。 「……か、勝ったんですか!? 禁断さん……っ?」 4989少女の胸に倒れ掛かり、荒い息をはく禁断少女を抱きしめながら、 4989少女は感嘆の声を漏らした。 「え、ええ……。なかなかの強敵だったわ……」 「す、すごいですぅっ! あんなにすごい誤字職人さんに勝つなんて!」 額に汗を浮かばせて、禁断少女は微笑んだ。 「すごい思いをするのはこれからよ……。修正妖精候補さん。あなたの知らな い世界に、これから私が連れて行ってあげる……!」 真っ赤な唇が4989少女の耳朶を甘噛みし、舌を這わせ始める。 「え……! ちょ、ちょっと待ってくださぁ……ぁぁん……っ!」 誤字職人に汚された体を、禁断少女の舌が丹念に舐め清める。 もう、破瓜もすませ、半分以上開発された4989少女の体は、きっちりと調 律された楽器のように、甘く切なく反応する。 誤字職人に刻まれた、胸の赤い刻印さえもが、禁断少女の舌によって拭い 消された。 まだうっすらとピンク色の破瓜の印を滲ませる、4989少女の秘肉にも、禁 断少女の赤い舌とほっそりした指が差し込まれた。ゆっくりと蠢き、汚された 内部を4989少女の愛液で洗い清める。 淫らな水音が響き、4989少女を狂ったようによがらせ、仰け反らせた。 誤字職人とは違う、ポイントを押さえた舌使いとフィンガー・テクニックだ。 4989少女の体はリズミカルに反応し、悦楽の喘ぎを放ち続ける。 757 :名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 02 01 46 ID uIedn5gn 支援 758 :修正少女:2008/03/18(火) 02 02 05 ID vK5HI2uD 「案外、男の人は知らないのよね。女はここだけでもイけちゃうって事を……」 禁断少女は呟くと、艶やかに輝き、小さく猛った4989少女の一番敏感な部 分を軽くかじった。 「……きゃぅぅん……っ! き、禁断さん……っ! へ、変になりそうですぅっ」 「……まだよ。……もっと、もっと、高みまで登りなさい。全てのパワーを開放 するのよ!」 敏感な突起を舌で弄くり、悪戯そうに禁断少女が呟く。 「……だ、ダメですっ……! す、全てを開放したら……な、何が起こるのか、 わかりませぇ……んっ!」 悦楽で途切れ途切れになりながら、4989少女は絶頂に達する事への恐 怖感を打ち明ける。 頂上近くまで上り詰めながら、なおも抵抗を示す4989少女に、禁断少女は 少し焦れた。蜜壷に挿し込んでいる指で、Gスポットを刺激する。 「きゃぁぁん……っ! だ、ダメですぅ~っ!」 「知らない世界を、あなたも見てみたいでしょ? 強情を張らずに身を委ねな さいな」 4989少女の秘所に尖る先端を強く吸い、内部のGスポットを連打する。 「……だ、ダメぇぇぇぇ……っ!」 ついに4989少女は痙攣したように小刻みに震え、性の頂上へと上り詰め てしまった。 びくん、びくんと体を仰け反らせ、うっとりと焦点の合わない瞳を宙に彷徨わ せる。4989少女の発するエクスタシーのパワーが、舌先と指を伝って、禁断 少女に流れ込む。 「く……っ! 予想以上に莫大なエナジーだわ……。この娘、これでまだ候補 生なの……っ?」 半分意識を失った4989少女は、朦朧とした意識でブツブツと呟き始める。 「……? なぁに? 夢でも見ているのかしら?」 流れ込むエナジーに恍惚としながら、禁断少女は愛しそうに4989少女を 見つめていた。 759 :修正少女:2008/03/18(火) 02 04 39 ID vK5HI2uD ベッドの下に蹴り落とされ、失神していた誤字職人が、いきなり復活して飛び 起きる。 幸福そうに達している4989少女と、傍らに寄り添う禁断少女を見つけると、 どす黒い怒りを顕わにして、二人の間に乱入した。 「ちょ……! 今更何するのよ! もう、あなたの出番は終わってるの!」 「黙れ黙れ! よくも僕のハニーを汚したなっ! ハニー! 僕がわかるかい」 4989少女は虚ろな瞳で誤字職人を見上げる。 「……はい、先生。緊急再生魔法を発動ですね……」 ブツブツと小声で呟き始める。禁断少女は、はっとして少女から離れた。 「ハニー! ハニー! 僕だよ! さぁ、今こそ深く愛し合おう!」 誤字職人は、人形のように脱力している4989少女を抱きしめる。 「……緊急再生魔法、発動します」 再び少女の足を抱え広げた誤字職人は、少女の言葉に気づかない。 「バ、バカッ! 離れなさい! 危険よっ!」 ベッドの隅に退避した、禁断少女が呼びかける。 「へっ! もうお前のトラップになんか引っかからないぞ! さぁ、ハニー! 行 くよ!」 再び猛る一物を、4989少女の蜜壷にあてがった時だった。 4989少女の瞳がかっと見開かれ、唇から凛とした声が発せられる。 「誤字誤字開放! 全ての誤字よ! この書き手の文章に全て戻れっ!」 「――ちょ、ちょっと……! その呪文は……!」 焦る禁断少女も巻き込んで、真っ黒な竜巻が音を立てて舞い上がった。 舞うように文字の羅列が室内を覆い、誤字職人にも襲い掛かる。 「な、なんだ!? この見覚えのある文字の羅列は……っ!?」 誤字職人は突然起こったこの現象に驚き、呆然としてあたりを舞い散る文 字の羅列に視線を合わせた。 い淫です……あたしなんかっ! 痔分がそんなに鰓いと主ってるの? あ鳴るに淹れられた女が注僧に歌うつ。 南無でそんなこ戸をいうの? ……い屋ぁ!いれひゃらめぇぇ!…… ……渡しはあ鉈を哀史てるわ… etc…… etc…… 「う。うわぁぁっぁぁ! やめろ! やめてくれぇぇ!」 「や、やめなさい! 妖精候補さん! その呪文はあまりに危険よっ!」 過去打ち間違えた誤字脱字全てが、誤字職人の脳内に蘇りスレで嘲られ、 恥辱で泣いた記憶が蘇ってくる。 760 :修正少女:2008/03/18(火) 02 05 59 ID vK5HI2uD 「ご、ご免! ごめんよぉぉぉ! シリアスな場面にギャグな誤字誤爆入れて、 台無しでした! すいません! すいません!」 4989少女を抱きかかえていた誤字職人は、黒い竜巻に巻きつくされると、 枕の下に頭を隠して謝りはじめた。エロパロデビューしてから数年、何度も見 直したはずなのに発見される誤字への恥辱に苛まれる。 耳に栓をしても、眼をつぶっても、過去消し去る事のできない誤字脱字が誤 字職人を襲う。 「……恐ろしい呪文ね……。職人全てが背を向け、見なかった事にしたい事 実を、そしてあなた方がこっそり直してあげていた過去の恥部が、今この恥知 らずな書き手さえも責め苛んでいるわ……」 禁断少女は、アマチュアだとたかをくくっていた4989少女の魔力に、身震 いを覚えた。そして、恥辱で逆に猛り立っている誤字職人を見下ろすと、ぼん やり座って呆けている、4989少女を揺り起こした。 「修正妖精さん! しっかりしなさい! ともかくこの魔法をどうにかして!」 激しく揺り起こされ、ようやく4989少女が正気に返る。 「あれ……? 禁断さん……? ど、どうしたんですかぁ……?」 「いいから! この魔法を止めて!」 やっと周囲の惨状に気づいた4989少女は、慌てて誤字召還魔法を唱える。 黒い竜巻が煙と化し、やがて天井から消えて行った。 「……あんな危ない呪文を持っていたなんて、正直驚いたわ。あれは職人殺 しの、まさに最強最悪の呪文よ。私がもっと経験の浅い禁断少女なら、あの 呪文で一緒に壊されていたわ」 4989少女は慌ててぺこぺこと頭を下げる。 「す、すいません! すいません! なんだか講義中の夢を見ちゃったみたい ですぅ~」 さっきまで恐ろしい魔法を使っていた少女とは思えない頼りなさに、禁断少 女は吹き出してしまう。 「あなたのエナジーは職人さんより魅力だけど、ちょっと諸刃の刃ねぇ……。 まぁ、今回はあなたプラスアルファで、この職人さんの精もいただけたし。まぁ、 よしとしますか」 「ど、どうもご迷惑をおかけしましたぁ……」 照れくさそうに頭を掻きつつ、4989少女はもう一度、頭を下げた。 761 :修正少女:2008/03/18(火) 02 07 19 ID vK5HI2uD 「それより、今日の実習はどうなるの? 誤字開放しちゃったら、最初からやり 直し?」 「い、いえ……。あれは緊急再生魔法なので。誤字職人さんは、デビュー当時 の職人さんに戻っちゃったんです……。だから、修正すべき作品も消えちゃっ て……。追試でしょうね。それより着て帰る服が無くて困ってますぅ~」 禁断少女は目を丸くした。 「あんなにすごい魔法を使えるんだから、服位出せるんじゃないの?」 4989少女は急に真面目な顔つきになる。 「無理です。誤字修正だって、手作業なんですよ? 私達の世界は、まだまだ 発展途上なんですっ」 ――そういえば手作業だったわね……。 「……いいわ。私は電脳世界の禁断少女。モニターから出れば物質化される けど、変える時にはモニターからなの。サイズは合わないだろうけど、私の服 を着ていきなさい」 「えっ……! いいんですか? あんなに高そうなお洋服……!」 「いいのよ。今夜はあなたに膨大なエナジーを貰っちゃったし。ささやかなお礼」 「あ、ありがとうございますぅっ!」 こうして、受験ナンバー4989少女と禁断少女の、奇妙な邂逅が終わった。 762 :修正少女:2008/03/18(火) 02 08 21 ID vK5HI2uD ――そして、更に数年後。 ハチミツ色の明るい髪に、豊かな胸とキュッとしまったウェスト、それを強調 するようなヒップを持った美少女が、傍らで職人を寝かせつけ、一心不乱にキ ーボードを叩いていた。 「ふぇ~ん……! この人も誤字脱字が酷すぎですぅ~!」 思わず泣き言を呟いている。 そこへ、頭上の方から、なんだか聞き覚えのある声がしてきた。 「あら……? あなた、もしかして……!? 修正妖精さん?」 呼ばれて思わず上を向くと、そこには数年前の3級妖精だった自分の姿が 浮かんでいた。 「えぇっ……!? も、もしかして、禁断さんですかぁっ?」 「すっごい偶然ねぇ……。お久しぶり。元気だった? 今回は姿が逆転ね」 ぴょんととこに飛び降りると、ロリ顔貧乳の少女が微笑んだ。 「その様子だと、あれから進級できたみたいね。おめでとう!」 すると、ハチミツ色の髪と同じ色の瞳の少女が、急に眼に涙を潤ませる。 「めでたくなんて無いんですぅ……っ! あれから大変だったんですよぅ!」 ハチミツ色の瞳の少女は、自分より小さい禁断少女の胸に泣きついた。 どうやら、あの時の事が原因らしかった。 通信機器のワッペンが破けてしまい、相手の声は聞こえなかったが、受信 装置は無事だったらしい。 4989少女が襲われ、陵辱された後、私こと禁断少女にエクスタシーを教え 込まれた経過が、全て傍受されていたのだという。 「あんまり私が気持ちよさそうな声だったので、先生は卒倒し、他の受験生は、 みんな禁断候補生に転向しちゃったんですぅ! おかげで私は繰り上がり1 級妖精になったんですが、一人で5地区の管轄なんですよぅ! 先生方も現 役に戻ったんですが、お年なので……」 泣き付いてくる修正妖精の手には、あのときの誤字職人と同じ、キーダコが 出来上がっていた。 763 :修正少女:2008/03/18(火) 02 09 03 ID vK5HI2uD ――そういえば、最近出番が少ないと思ったわ……。禁断少女が溢れちゃ ってたわけね……。 「そ、それは大変だったわね……。あなたもいっそ、転職しちゃおうとは思わな かったの?」 ハチミツ色の瞳をした、今は立派な修正少女は、頬を赤く染めて禁断少女を 潤んだ瞳で見つめ返した。 「何度かは考えました……。でも、こうして続けていれば、また、会えるんじゃ ないかな、って……。覚えてます? この職人さん。あの時の誤字職人さんな んですよぅ。相変わらず誤字脱字が多いけど……。ここに来たらもしかしてと 思って……」 禁断少女は驚いたように修正少女を見上げた。 「あなた……、私にもう一度会いたかったの?」 修正少女は頬を染めて、こくりと頷く。あの時の3級妖精ではない。 今や立派な1級妖精だ。達する時のエナジーも、半端なものではないだろう。 ロリ姿だった禁断少女は、修正少女に口づけをした。 「わかったわ。ちょっと待ってて……。あなたの想念にインプットしなおして、男 性体になってくる。逞しい男根で、あなたを攻めて攻めて一杯イかせてあげる。 覚悟していなさい。 ――今夜は一睡も寝かせないわよ?」 修正少女は期待に潤んだ瞳で頷いた。ロリ姿の禁断少女は……ちょっぴり スリルと興奮で、とびきり大きな男根の男性になってこようとモニターの中に 戻って行った。 終わり 764 :修正少女:2008/03/18(火) 02 13 43 ID vK5HI2uD 以上です。 長々と最後まで読んで下さった方はありがとうございます。 また、NGでスルーしてくださっている方もありがとうございます。 詰め込みましたが、22レスもの長きに渡り使用させていただきました事も、 ここでお詫びをさせていただきます。 765 :名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 02 46 10 ID w9Iusl/T 大作投下GJ! エロおもろかったw うちにも来てくれないかな>修正少女 寝ている間に誤字直してくれる妖精さんの設定に萌えー! マジテンポも良くて面白かった。次回も期待。 766 :名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 07 53 14 ID 3HPC5rJ1 ぐ、ぐっじょーぶ! 展開のカオスっぷりに寝起きの牛乳吹いたwww 誤字職人・・・やな呼び名だwwwめ、目が痛いのはなぜだ? 767 :名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 08 19 02 ID WOj0ZfXK おいおいおいおい!朝っぱらからなんてエロいもん読ませてくれたんだよ!GJ!としか言えねぇじゃないか! 768 :名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 09 06 09 ID VUFamxS5 764 す、すげぇぜ…!エロさといい、ストーリーといい、まさにスレの可能性が広がる一品! GJの惨事を送らせてもらうぜ! 769 :名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 09 09 17 ID VUFamxS5 すまん、賛辞の誤字だ…orz 修正ちゃん、俺の家にも来てくれまいか? な、何もしないからさ!ジェントルメンだから信じてくれ! 770 :名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 11 15 34 ID 5996N1Tt 764 すごくテンポよくスラスラ読めて、サイズなんか気にならなかったよ! エロの部分は何度も読み返したけど、それでも長さは気にならなかった 会社じゃなかったら抜いてたと思う(実は今もトイレで抜きたい) 何も言うまい!ただただGJ!! 771 :名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 12 17 50 ID 8Om/RM4P なんで修正妖精の呼び名がわざわざ4898少女?と思いながら読んでいたんだが、 4989、4989・・・四苦八苦か!と突然納得して吹いた。 序盤からヒロインの受難をにおわすネーミングだったんだなwww それにしてもテンポのいいエロさに楽しんで読めた。 誤字職人の哀れさに同情しつつも、二人の少女に萌え。 やっとスッキリしてトイレに行けるぜ!GJ!! 772 :名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 12 32 46 ID yWY1/F3S これは面白い切り口ですな 新たな世界が広がりそうだわ 773 :名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 13 26 54 ID WuL0Ri30 スレが伸びてると思ったら新作きてたkr!!! またも新たな妄想設定出しやがって!GJだぜコンチキショー! 774 :名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 14 45 49 ID HbVLRmDL GJwwwなんか凄い物を読ませてもらったぜ。 775 :名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 18 24 12 ID KdGFsO4l 764 連投規制にかからないように支援入れつつ、最後まで投下しきった心意気は漢だよ!アンタ! テンポよく一気に読ませてしまう手腕にもGJ! 776 :名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 19 01 01 ID SdxL3Mf4 GJ HENTAIが使われてたところから見て、某IRCにいる人かな、と 推測してみる 違ったらスマソ 百合好きにはたまらん作品でした ニヤニヤが止まらんwwww 777 :名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 22 44 41 ID IaDC5ZbR 764 面白かったGJ!できれば続編なども希望してみる。 禁断少女に開発される、修正少女から転校した禁断候補生とかwww すごく面白かったので、もっと読みたいです! 蛇足だけど・・・。 名無しで投下してる人の身元を、いちいち詮索するのは感心しない行為だと思う。 778 :名無しさん@ピンキー:2008/03/19(水) 08 33 59 ID Y2qyPkD1 某IRCチャットってすぐ特定できるよな ふーん・・・・ 776はそこに出入りしてた?それとも今も出入りしてる? どっちにしろその発言はあそこのチャットのマナーに違反してないか? 自分もあそこには参加してたけど最初にきっちり言われたぞ 入室できましたら、簡単な自己紹介(どんなジャンルやシチュに投下しているか)等 をお願いします。 ・また、会話内容やログなどは外部流出禁止です。 細かいネタ雑談や投下前の舞台裏話などもしているのでご理解いただけるようお願いします。 http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/7226/1154175713/10-11 宣伝乙。でいいのかな 764 とりあえず完投乙 779 :名無しさん@ピンキー:2008/03/19(水) 09 22 34 ID ZL+wU3Sw まぁまぁ。 776も投下を直接叩いてるわけでもなし、 777でも注意はされている。 とりあえず落ち着こうぜ。 だが空気嫁といわれても仕方のない痛いレスだとは俺も思った。 777がレスするまでスレストしてたし、俺もGJつけるふいんきじゃなくなってROMしてた。 誰が書いたのかは詮索しないが 764の作品が、純粋に面白かったのは事実。 スレも残り少なくなって次スレ立てるかも微妙な時期に、変な揉め事はごめんだな。 780 :名無しさん@ピンキー:2008/03/19(水) 09 23 51 ID ZL+wU3Sw 肝心な事を書き忘れた。 764GJ! 781 :776:2008/03/19(水) 09 33 37 ID //6UWygF すまん 浅はかだった 782 :名無しさん@ピンキー:2008/03/19(水) 10 53 41 ID tgvNN6bM 元々百合や陵辱を生理的に受け付けない自分でも、このSSは素直に面白かった 属性としての前置きはされてるけど、コミカル仕立ての3Pだと思って楽しめた ここからは先は駄目だ、と感じたら即NGするつもりで読み勧めていたのに、気がつけば最後まで読んでいた 43KBもあったのかと疑うくらい、スラスラ読めたのには本当にそんなに容量あるのかと疑ったりもした この職人の文章構成の巧みさには舌を巻いたし、たまにある誤字や支援レスもタイミングが良すぎて笑えた これも狙ってやってたならすごいと思う 上には上がいるんだなと思い知らされ、穴を掘りたい自分が今ここにいるort 783 :名無しさん@ピンキー:2008/03/19(水) 17 37 40 ID vi8QRpoQ 782 誤字や支援はたまたまだろ ・・・そういわれて思わず探しちゃったじゃないかwww 784 :名無しさん@ピンキー:2008/03/19(水) 17 54 26 ID k7VZkrhy ところでそろそろ次スレのテンプレについて話し合わないか? テンプレ案 それは、ある1人のss書きの誤字から始まりました。 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2006/05/17(水) 03 01 49 aXVoFy1r 良質な妄想をするために今日からオナ禁クマー! 童貞の癖に絶倫だから12時間ほどで禁断少女でるけどやってやるのさー!! とりあえず1日!!!! この誤字により始まった新たな伝説。 幾日もの間、欲求を溜め込んだss書きのもとに現れるという伝説の少女。その名も……禁断少女。 彼女達は、ss書きの望むままの姿で現れ欲望を満たすという。 時には清楚なお嬢様。時には元気な女子高校生。時には金髪の美少女。 時には他の少女達と一緒に現れて、ss書きを慰めます。 ここはそんな貴方だけの禁断少女を欲望のままに書き上げて投下するスレです。 適当に考えてみたけど、こんな感じでどう?っていうか、次スレ建つのかな? 785 :名無しさん@ピンキー:2008/03/19(水) 18 26 04 ID v09kARxs 書き手の息抜きというか、お遊びのスレだから残して欲しいなー 786 :名無しさん@ピンキー:2008/03/19(水) 20 03 12 ID IdY0+FJR 次スレ立てるかどうかもわからないけど一応保管庫の場所だけ確保 前スレ過去ログだけ収納 今のところ自由編集モードなのであとは任せるhttp //www8.atwiki.jp/kindan-girl/ 787 :名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 13 37 22 ID gQ8jxgKz 786 保管庫乙 788 :名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 17 24 35 ID Ki5GNa5X 786 乙。 やべ、ちょっといじってみたら意外と面白い しかし前スレから全部抽出はしんどそうだなあ 789 :名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 18 30 58 ID OTofjxEg 投下本人か、自分が気に入った作品だけ作業すればいいんじゃね? ああいう形式なら投下ごの修正とかも自分でできるから便利といえば便利 見てきたけど過去スレがしっかり保管されてるし、Wikiってすげえな・・・ 790 :名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 06 41 53 ID ZL3xXQOH datがないと本人も編集できんのだが……。 全然どうでも良いが 禁断少女王 という言葉の電波を受けた。 791 :名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 13 15 54 ID dVLIELnU ――禁断少女王 無垢にて妖艶。清楚にて淫美 彼女は全ての禁断少女の頂点であり、禁断少女を統べる者 彼女の前に優れる者なく、彼女の後に並ぶ者なし 究極にして絶対なる、唯一の乙女なのだ。 までは受信した。なんか変かも。 792 :名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 13 49 37 ID MpQsokPr なんか、禁断少女の間で、王になるための熱いバトルが展開されていそうw ローゼンメイデンかワンピースのようだ…。 793 :名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 18 10 39 ID /qZR3Dp3 ローマ法王の選挙みたいに投票制で成績にあわせて推薦されるとか コンクラーベだっけ? 794 :名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 22 03 19 ID wK33wHoX 使徒座空位の際に枢機卿団によって執り行われる秘儀「根比べ」だね。 795 :名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 22 48 26 ID kKrt/wkD 790 過去ログならwikiにあるからdatなんかいらないと思うぜ ついでに、そろそろ次スレの準備がいると思うんだが 784の案の他になんかあるかな? 796 :名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 05 08 13 ID im3TatOn 禁断少女隊 797 :名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 06 33 11 ID 2SX/3WSD 795 把握した。とんくす。 テンプレは 784で良いと思う。 他に細かい決め事増やすと 窮屈になるから。 禁断少女隊―― それは通称『7つの大罪』と呼ばれる、 禁断少女王を守る親衛隊である。 禁断少女隊はエリートである。 禁断少女隊になるためにはまず、禁断少女にならなければならない。 下位の少女妖精たちは、自らの希望する技を持つ禁断少女を姉(スール)とし 修行の日々を送る。その技は一子相伝である。 禁断少女が少女隊に入隊するためには、成績上位者であることは必須である。 さらに、その姉との関係や人格を総合的に禁断少女評議委員会が判断する。 その時点で結論が出ない場合、全ての禁断少女、少女妖精らの投票及び、 同順位者同志の試合(デュエル)によって選抜されるのだ。 798 :名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 23 40 12 ID 5aJ0MRXL ,. -‐ ""¨¨¨ヽ (.___,,,... -ァァフ| あ…ありのまま 今した事を話すぜ! |i i| }! }} //| |l、{ j} /,,ィ//| 『ssのwikiへの保管が終わった』 i| !ヾ、_ノ/ u { }//ヘ |リ u } ,ノ _,!V,ハ | /´fト、_{ル{,ィ eラ , タ人 な… 何を言ってるのか わからねーと思うが / ヾ|宀| {´,)⌒`/ | ヽトiゝ おれも 何が起きたのか わからなかった… ,゙ / )ヽ iLレ u | | ヾlトハ〉 |/_/ ハ !ニ⊇ / } V ヽ 頭がどうにかなりそうだった… // 二二二7 T /u __ / /`ヽ / ´r -―一ァ‐゙T´ "´ / /-‐ \ 最初はここまでするつもりはなかったとか / // 广¨´ / / /´ ̄`ヽ ⌒ヽ 小ネタと思われるssは省いてるとか ノ / ノ `ー-、___/ // ヽ } そんなチャチなモンじゃあ断じてねえ _/`丶 /  ̄`ー-{ ... イ もっと恐ろしい 『wikiへの保管が面白くて熱中してしまい、まったくssを書いてない』の片鱗を味わったぜ 799 :名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 14 34 46 ID Zl+VE5bg 798 >『ssのwikiへの保管が終わった』 そこはこうだろ 『ssを書いていたらwikiへの保管が終わっていた』469KB
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2004年 5月 逆算するとおよそこの頃少女派連合ができあがったことになる(脳内) 7月 育児板に最古の書き込み。この頃の書きこみは 自分がこどもの頃の話など、自分語りばかり。 8月 9月 幼女大好きと育児板を荒らすも、幼女大好きはすぐに離脱。 その後は七瀬ひとりでコピペ荒らしを続ける。 10月 育児板で荒らし→反省ループを繰り返した結果、七瀬アク禁され育児板追放。 11月 七瀬ニュー速南山淫生スレに突撃。日記で家庭教師先少女へのいたずらを告白 したサテキャンを必死で擁護し、スレの延命に寄与する。 12月 七瀬、育児板の奈良女児誘拐小林薫関連スレに突撃して荒らし。小林薫を同志 と呼んで擁護。少女を貶める発言にキレた住人に通報しますた!されて死ぬと言い出す。 2005年 1月 少女派連合本部及び支部サイト設立 2月 美容板を荒らして追い出される。ギャルゲ板で大日本美桜塾らと共闘開始。 ヲタ、虹を叩く鬼畜女性軍のスレを荒らし始める。 ギャルゲ板の「現実の女はキモイ」スレで女性叩きに励む 3月 4月 【我が】打倒!鬼畜女性軍【本部】スレを建てる。 七瀬と愉快な仲間達、VIPの「ロリコン釣りスレ」に突撃し荒らすが相手にされず。 15歳に手を出そうとして釣られた「同志らんたろう」を助けるために、難波駅前へ 出撃し、リアルでヲチされる。活動停止宣言。本部サイト削除。 5月 活動再開宣言。本部サイト復活。年下彼女の存在が美桜塾にばれる。 七瀬、反ヲタ・反ロリ・反男性スレを荒らしまくる。 また最悪板にアンチ釣りスレ「VIPの糞釣り師~その名もるか~」を建て、 釣り撲滅を扇動するも、乗り込んできたVIPPERに論破されて敗北宣言。 6月 最悪板に「悪質な釣り師にまったをかけろ!~2戦目~」をたてる。 が、話の流れが気に食わないという理由で削除依頼。依頼通らず、以後スルーされる。 7月 17歳に手を出そうとした「同志つんつん」を救出するため、三宮へ出撃。 リアルでヲチされる。同志つんつんとの接触には成功するも、その後相手にされず。 「VIP板ネカマ連合軍」との停戦を宣言。 8月 記念すべき第一回ティッシュ配り。大阪日本橋で11個配布。内容はネカマに対する注意呼びかけ。 荒らしに耐えられず、本部サイト閉鎖。 9月 本部サイト復帰。 七瀬自殺宣言。大阪城の内堀に飛び込むと言い出すが、誰にも止めてもらえず。 一週間後に復帰。 第二回ティッシュ配り。23個。 10月 自分の存在が釣りスレを加速させている、と勘違いした七瀬、 少女派連合解散宣言。が、程なく復帰。 11月 「少女派連合の活動を見守るスレ」が建つ。 七瀬、ヲチスレに突撃し同志擁護と女性蔑視論を展開するも、 笑いものにされ撤退。大量の少女派関連資料がうpされる。 七瀬「ダチの進言」を発表。風花が除隊になる。 少女派連合、「女性を敵視する方針を撤回」宣言。 七瀬、主義板に【本部】少女派連合【スレ】をたて、 懲りずに同志擁護、女性蔑視論を展開するも住人に論破され、本部スレ放置。 風花が除隊になる。 ネカマ対策ソフト月光一型、12月上旬公開予告。 喪板のネカマHOMEに釣られて七瀬とおまる放置される。おまるエロ画像に釣られて入隊 七志が新代表に就任。七瀬は影の代表として連合に生き残る。 12月 七瀬、2ちゃん完全撤退宣言。 しかし、その直後VIPの釣りスレに突入し、釣りを止めさせるために自ら 全裸土下座写メをうp。また続けてチンコと顔を晒した写メをうpする。 しかし、スレは止まらず、見事に釣られる。 月光一型、発表中止 七瀬、本部サイト改装宣言。改革と称してそれまで本部にあった趣味の軍隊画像、軍歌 等を「七瀬の自室」へと移動する。 また隊員の役割名を軍隊調から変更し、「専門別理事」「執行役員」等面白役職を量産。 七瀬、ヲチスレに書き込まれた突っ込みに即反応して本部を改装し続ける。 2006年 1月 連合大阪オフ。児童ポルノサイトを新月に送った風花除隊される。 七瀬清掃活動キャンペーン 第三回ティッシュ配り。33個。 七志、夜中にメールを返さなかったことで除隊になる。ヲチャだったことを告白。 2月 「メル凸された」という理由で七瀬がヲチスレに突撃してくるが、 煽られ、論破され、「反省→荒らし」ループを繰り返す。 ヲチスレに反論できず連合解散宣言するが、半日で撤回。 その翌日再び解散宣言するが、2時間で撤回。また、キレた勢いでトリップを晒す。 美桜塾に同盟を破棄される。 改革開始。㌧デモ資料や「はじめに読んでね☆」などの電波文がうpされ、 以前の改革で撤去された軍隊画像と軍歌が復活する。 メガビに擦り寄り開始。 ゆかりからメールがこないのにキレてスレに降臨、釣り師ゆかりにメールを晒されて自爆。 3月 メガビ住人に必死に取り入ろうとするも相手にされず、 ついに第二期改革と称して、2月に散々馬鹿にされた改革案をリセット。 このまとめサイトが誕生。 卒業式の日に豆に告白して玉砕。 釣り師りんにメールを晒され鬱モードに。スレで自殺を仄めかし、 さらに「死ねない…誰かきて」と電番を晒す。が、最早完全に相手にされず。 あまりの醜態に美桜がメールで叱責した直後、本部で活動停止宣言。 七瀬、スレにメアドを変えたことを自演で知らせにくる。 美桜に「もう終わりだな」と絶交宣言される。 その後もヲチスレに反応して影で掲示板を削除するなどしたが、 結局本部、隠れ家共に削除。 桃香と山田にメールを晒される。七瀬の人格破綻ぶりと共に、 活動停止宣言後の馴れ合いの様子があきらかに。 七瀬の人工無能ができる。 4月 七瀬の隠れ家サイトである「第三帝国」及び「旅人の広場」発見される。 六花から「七瀬はサイト経営してないらしい」という情報がもたらされる。 が、相手にされず。 七瀬、ヲチスレにて名無し自演敢行。「七瀬臭いがまだ確定されてはいない」 といったように、全力で火消しに走るが根拠がないので相手にされず。 ついに我慢できずに七瀬本人として書き込み。第三帝国と旅人の広場は無関係 と主張するも、あまりにバレバレの嘘で相手にされず。 第三帝国のトップに七瀬丸出し泣き言長文がうpされる。 第三帝国、更新終了宣言。相互リンクしているナチヲタからも惜しむ声はなし 七瀬、旅人の広場に設置された人工無能の改良に没頭。ヲチャが入力した 言葉に必死にたろを対応させるだけの活動へと落ちぶれる。 5月 たろの改良を続ける七瀬、突然家出 六花に「今日家に行っていい?携帯充電したい…」というメールを晒される 七瀬、自転車で六花のいる岡山まで会いに行くも、六花に親を呼ばれ即強制送還される 七瀬が「たろ」名義で「オタ趣味のメル友」を必死で募集する様が晒される。 スレに第三帝國にリンクしていた痛いナチサイトが接触してくる。 偽七瀬の書き込みを真に受けたナチサイトが第三帝國に「最後通牒」 謝罪とサイト削除を要求。 七瀬、第三帝國を要求どおり閉鎖。謝罪メールが晒される。 七瀬しか友達がいない六花、相手にしてもらいたい一心で七瀬からのメールと、 七瀬画伯によるキモイ直筆絵を晒す。 6月 7月 9月 10月 11月 12月
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禁断少女2 169 :名無しさん@ピンキー:2007/06/13(水) 08 02 20 ID GgKoL1TX 最後まで全体的に推敲不足だったが、完投は乙。 160 >どの面上げて今さらとお怒りの方には申し訳ないのです。 ……はぁ? なぁ、空気読もうぜいい加減 >書くのが遅いのでレスは場繋ぎのつもりでした 遅筆を自覚しているなら書き上げてから投下をすべきで、場つなぎは蛇足 作者の自己語りが作品まで影響を与える事もある。今回はそれも致命傷だった。 >それでは失礼します、もう自分のやった事が恥ずかしいくってもうここには来れません。 これも余分。他所スレの書き込みと同じ事を言っている。 コテ使っていたわけではないのに、強調しているようで不快感を残す。 >それではこのレスが末長く続くことお祈りして レス……? SSだけ無言で投下してくれたらよかったのに最後まで後味の悪さを残した。 いい足りない事はまだまだあるがやめておく。 170 :名無しさん@ピンキー:2007/06/13(水) 08 04 47 ID xpbaGTvg ・・・・・・・乙。 171 :名無しさん@ピンキー:2007/06/13(水) 08 20 14 ID lDvtnZRz 160 喧嘩売ってるのかと生暖かい笑いを残しつつ乙w 172 :名無しさん@ピンキー:2007/06/13(水) 08 37 26 ID OGXih1PV や、面白かったよ.作品より作者の慌てぶりが如実に現れててry 常駐スレに戻っても頑張れ乙 173 :切断少女:2007/06/13(水) 09 13 57 ID /qSy3Y0t うるさいわね...ぐずぐず言ってるとちょん切るわよ... シャキン!シャキン! 174 :名無しさん@ピンキー:2007/06/13(水) 09 19 13 ID vq1e9Av3 笑えないネタ乙 175 :名無しさん@ピンキー:2007/06/13(水) 09 23 49 ID vq1e9Av3 176 :名無しさん@ピンキー:2007/06/13(水) 11 42 32 ID SgrOWEQF 乙 まぁ、気にするな! 誰の中にも自分好みの禁断少女はこっそり隠れているもんだ 書き手にとっては天使か小悪魔か 禁断少女はそこにいる オナ禁してればきっと来る 来るはずだ 来てくれると思う… 来てくれるといいな…… ま、ちょっと我慢はしておく 忘れてくれるな オナ禁もできない男に 禁断少女が現れるはずもないって事を ルルルルr~ ――――禁断少女降臨待ち! 177 :名無しさん@ピンキー:2007/06/13(水) 14 44 56 ID ytIuGwFO 俺が憧れているあの子は、楽器が得意。 とくに、彼女の奏でるトランペットの音色は格別だ。 彼女は── 金管少女。 178 :名無しさん@ピンキー:2007/06/13(水) 15 12 40 ID Hu//HBqy 177 なんかスースーするなーと思ったらw 179 :名無しさん@ピンキー:2007/06/13(水) 16 43 20 ID C2cNgR3P 177 くうぅっ! しみるぜw 金管少女。 俺の理想は視力の弱いドジッ娘。 ちょっと気弱で頼りなく、ベタな娘だけど目が離せない。 そんな彼女は―― 近眼少女。 180 :名無しさん@ピンキー:2007/06/13(水) 18 18 01 ID nLQB1nB0 眼鏡っ娘禁断少女いいなw オナヌーしてるのにひょっこり現れる、眼鏡を落とした禁断少女。 「うわっ!? なんで今ここにっ!?」 「あら……? もうなさってましたのね、失礼しました。出直しますわ、では」 「おい……。そこ、トイレのドアだけど……」 ゴスッ! 「……いったぁ~い……。もっと早く教えてくださいよぉ」 手探りでモニター画面を探す禁断少女の可憐なヒップに、驚き縮んでいた俺のエナジーが蘇る。 当然のごとく、背後から獣のように襲い掛かり…… 「ちょっ!? 何なさいますですのっ!だ、だめですぅ~!業務違反になっちゃいますぅ!」 「ええやないか、ええやないか! 今さら無事もなく帰るなんて、つれないやないか!」 「ダ、ダメですっ!……あっ……ひゃぁぁぁっ!らめぇぇぇ~!……!」 ――数分後―― 「……ふぅ。ごちそーさん。よかったよ」 千切れた服を拾い集め、おいしくいただかれた裸身の少女が涙を浮かべて立ち上がる。 「ひ、ひどいっ!鬼畜の所業ですぅっ!もう、オナ禁してもここには絶対来ませんっ!ではっ!」 ゴスッ! だからそこはトイレのドアだって。 ――眼鏡をなくした近眼少女は、今も俺の部屋にいる。 ……なーんて事があったらいいな、とプチ妄想。 書いてしまったので投下しちまう。反省はしている。 カモン!禁断少女! 181 :名無しさん@ピンキー:2007/06/13(水) 18 37 39 ID ehrShR7o 180 オィ…w 書くならエロ迄書け!w 182 :名無しさん@ピンキー:2007/06/13(水) 19 42 07 ID yfyImV0l 180 読み返してみたら・・・数分かよ!!w早すぎだRO!! ネタとしてはスタンダードGJ! 183 :名無しさん@ピンキー:2007/06/13(水) 23 55 55 ID mv6E/a0i 180 OK。それで一本書こうぜ! 184 :名無しさん@ピンキー:2007/06/14(木) 01 24 46 ID wIbx1kxF いじめかおまいら……orz 180は仕事の合間にちょろっと書いたただけのネタだっつの!w 二番煎じで書いてもネタバレしてて面白くないだろー? 他の禁断少女降臨待ち! 185 :名無しさん@ピンキー:2007/06/14(木) 11 03 32 ID PA9dM83V 方向性としては面白いんじゃないかw 泣くな 184 天女の羽衣みたいに帰れなくなった禁断少女が浮世に留まり子まで成し…みたいな? あるところに、仲のよい新婚カップルが暮らしていました。 男は世間に隠れてエロSSを書き、女はそんな男を誘惑しながら明るい家族計画を推進していました。 ただひとつ違うところは―― 奥様は禁断少女だったのです。 禁断ファミリー。 186 :名無しさん@ピンキー:2007/06/14(木) 12 54 32 ID Zte9GvPC 頼むから小ネタは書き込まないでくれ… 書こうかなと考えてたネタを書かれると、二番煎じみたいで書けなくなってしまう。 187 :名無しさん@ピンキー:2007/06/14(木) 13 14 40 ID l/osHi76 別にいいじゃん? 188 :名無しさん@ピンキー:2007/06/14(木) 17 34 14 ID yYEDmCWz 小ネタが面白ければSSにしてもいいじゃん? どんどん小ネタあった方が職人を触発できるかもしれない可能性がある 平蔵や金管少女に近眼少女・禁断ファミリー どれも面白そうだ… 特殊っぽいのだけ前置きに注意書きしてくれれば無問題。 待ってるぞ新作! 「あい、おいちゃん!」 乳母車の上でエロSSを書く新作… サイボー…ry 189 :名無しさん@ピンキー:2007/06/14(木) 18 13 47 ID Zte9GvPC SS書いてる途中に書いてるのと似た小ネタを投下されたらイヤかな、と。 小ネタをSSにしたのかと思われたくないSS書きとしての些細なプライドが傷つくかなと思った訳で… スマン、ただの小言だから気にしないでくれ。 190 :名無しさん@ピンキー:2007/06/14(木) 18 28 28 ID 5snb6MVL ああ、少しわかる 189 だけど似たようなネタを思いつく事はあっても、まるきり同じSSにはならないだろ。 パクリとか騒ぐ厨はさすがにここにはいないと思われw 似た設定でも書き手によって全く違う作風になるから、それはそれで面白いと思う。 よほど奇天烈な事さえしなきゃ、黙ってスルーされるのは既に今回証明済みだし(ry で、あれか? 188 乳母車の新作がエロ書いてて禁断少女が現れたら、 やっぱりおとうがいただいちゃうのか? すっげそれが気になるんだがwww 191 :名無しさん@ピンキー:2007/06/14(木) 18 30 50 ID 5snb6MVL 訂正 >よほど奇天烈な事さえしなきゃ、黙ってスルーされるのは既に今回証明済みだし(ry よほど奇天烈な事さえしなきゃ、「一度は」黙ってスルーされるのは…だったな 仏の顔も…ってやつだ 192 :名無しさん@ピンキー:2007/06/14(木) 18 32 18 ID 5snb6MVL そしてageた俺も空気を読んでなかった… スマン、吊って来る… 193 :名無しさん@ピンキー:2007/06/14(木) 18 48 09 ID Zte9GvPC >190 言われてみれば確かにそうだな。 ヘンに騒いだみたいでスマンかった、俺も吊ってくる… 194 :名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 16 26 40 ID fQvbhtKW 【注意】このスレを読んだものは吊りたくなってきます。 ――緊吊少女 職人がいなくなるじゃねーか…… 却下orz 195 :名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 18 27 11 ID u9Qhq/KC 【注意】このスレを読んだものは体力が回復します。 ――金丹少女 「…また勃ったわね。じゃ、もう一回…」 「こ、これなんて永久機あー」 駄目だな。 196 :名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 20 27 28 ID K4zIL7Ju 本当に申し訳ないんだけど前スレのログ持ってる人いない? 誤って消しちゃった・・・orz 197 :名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 20 55 59 ID Kgm5Xvx7 http //makimo.to/2ch/bbspink-sakura03_eroparo/1151/1151060569.html 期間限定 にくちゃんねる閲覧可 198 :名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 12 58 37 ID VeQ1OsOV 【注意】このスレを読んだ人は書いてたSSを消失します。 ――禁覚少女 「――ウッ!…ふぅ。さて、俺の禁断少女投下前にスレ巡回するか」 スレリロード開始 「おおおおお!こりゃ抜ける!――ウホッ!」 *** 「…ふぅ。さて、俺の禁断少女を書くか」 無限ループ。 致命的か。 199 :coobard ◆69/69YEfXI:2007/06/16(土) 16 44 38 ID PcfQpPsY 8レスほど投下します。 よろしくお願いします。 200 :1/8:2007/06/16(土) 16 46 06 ID PcfQpPsY [トレイン・アゲイン] 禁欲。 なにもしたくてしてるんじゃない。 とにかく忙しいんだ。 朝早くからアパートを出て会社までの二時間、電車に揺られる。着いた会社をタイムカードを押しただけで、すぐ飛び出す。 仕事は営業補佐。先輩と一緒に、お得意さんや新規開拓にあちこち巡って、夜遅く会社に戻る。タイムカードを押したらもう終電。 そんな毎日が続いている。 休日は、ぐったりとただ眠るだけ。 その日も起きたのは夕方だった。だが、まだ疲れが取れていないのか、半分寝ぼけている。 「とりあえず、なんか食うか」 昨日買っておいたコンビニ弁当と缶の発泡酒を冷蔵庫から出す。弁当をレンジで温めている間に缶を開け、ノートパソコンを起動する。 ネット上をブラブラしながら、飯を食うのがいつもの俺の休日スタイルだった。 弁当をほおばりながら、ブックマークを巡回。すると、あちこちのページで見かける結婚相談所の広告が、今日はなんだかうっとおしく感じた。 結婚どころか彼女すら作るヒマねーよ。営業部は男ばっかりだし。 「はぁ……」 広告を避けるかのように、見ていたページのリンク先をテキトーに選んで飛んだ。 「ネット都市伝説……か」 ふーん。なんだかどれもこれも、どこかで見聞きしたことのある話ばかりだな。 「ん」 ふいに目に留まった《禁断少女》の文字。 『禁欲した物書きの元に現れ、禁欲のご褒美として精を抜いてくれる』 はっ! ばかばかしい。そう思うと同時に。 俺も昔、小説みたいなものを書いてたな、なんて思い出した。 そう言えば、このノートパソコンだって最初はそのつもりで買ったものだ。これがあれば、どこでも話が書ける。新入社員の頃そう思い、初のボーナスをつぎ込んで当時の最新型を買った。 最初の頃は思い付いたものを手当たり次第、書いた。でも、営業部に配属が変わってからはとてつもなく忙しくなって。結局、ネットとゲーム以外で使うこともなくなった。最近はゲームすらしない。いや、できない。そんな時間はない。 物を書くのだって相当、時間は掛かる。そう思ったにも関わらず。 「たまには……何か書いてみるか……」 そんな気が起きたのは、なぜなのか。解らない。 201 :2/8:2007/06/16(土) 16 48 01 ID PcfQpPsY とりあえずエディターを立ち上げた。 「っていってもネタもないしな……」 俺は弁当の空いた容器を見つめて、腕を組む。 それからしばらくは、話を考えてうろうろしたり、ネットを検索したりしていた。 しかし長い間、そういう脳の使い方をしていなかったせいで全くなにも思い浮かばないまま、眠りについてしまったのだった。 次の朝早く、俺はいつものようにスーツに着替えて出勤した。 いつもの時間に、いつもの駅へ、いつもの電車が滑り込んでくる。 目の前で開いたドアにいつものように入る。朝早いから今日もガラガラだ。というか誰一人この車両には乗っていなかった。 そんなこともあるさ、そう思いながら反対側のドアの前まで行き、もたれ掛かる。窓の外を眺めたかった。 車内アナウンスが聞こえ、入ってきたドアが閉まろうとしたとき。 ふいに、バラの香りがした。 何気なくそちらを見ると、一人の女子高生らしき女の子が風のように入ってきた。 なんて俺好み……。それが第一印象だった。 手を胸に当て、肩で息をしている。どうやら急いで来たようだ。 肩より少し長い黒髪が体に合わせて、さらさらと揺れる。 「はぁはぁ……間に合いましたわ」 髪を直し、つぶやく。涼やかな声。高過ぎず、張りのある響き。そして、聞き慣れないお嬢様口調。 それら全てがその子の持っている清楚で、なおかつ気品の溢れた雰囲気にマッチしていた。 背は俺よりは低いが、それでも女子高生にしては高い。和服の似合いそうな良い姿勢だ。 二重まぶたで、大きな瞳。すぐ下に泣きぼくろがある。 ハッキリした眉。その上の広いひたい。前髪だけまとめてピンで留めているせいで、よけいにひたいが広く見える。 すっと通った鼻筋。綺麗なピンク色で、形の良い唇。 夏用の制服には、肩の部分に学校のマークが刺繍されている。途中の駅にあるお嬢様学校のものだろう。 俺はいつも早いから学生たちとは一緒になったことはほとんどない。だが、二、三度見かけたことはあった。 その時は皆、テニスラケットを持っていた。早朝練習なんだろう。 彼女もそれを持っているところを見ると、早朝練習に違いない。ご苦労なことだ。 列車がゆっくりと走り出した。急行だから、ほとんど駅には止まらない。次の駅までは軽く三十分はある。 彼女は座らなかった。俺と同じように立ったまま、吊革に手を掛けていた。 俺は彼女から目を離せなかった。ずっと見つめていた。 その腕はテニスをやっているわりには白く、細い。胸はBカップくらい。理想的な大きさだ。 腰は細く、しかし短めのスカートの下に隠れている尻はボリュームがありそうだ。 そこから伸びる足はニーソックスに包まれていたが、引き締まった感じだった。 列車内で、こんな可愛い女の子と二人きり。 俺は自分自身のモノが硬くなってくるのが解った。 202 :3/8:2007/06/16(土) 16 48 51 ID PcfQpPsY やべ! ダメだダメだ! これじゃ犯罪者になっちまう! 俺は真っ赤になった。カバンで股間を隠しながら、目を逸らす。 ドアの外を見ようとしたとき、すっと正面に彼女がやってきた。 俺は思わず、見つめる。彼女もまた、見つめ返す。 ふいに彼女は笑った。まるで今日の朝日がやっと昇ったかのように。 彼女はカバンとラケットを床に置いて、話しかけてきた。 「いいですわよ?」 「えっ、なにが」 彼女は一歩近づいた。バラの香りが強くなる。 「ですから」 彼女はさらに一歩、近づく。彼女の艶やかな唇が動いた。 「えっちなこと……したいんじゃなくて?」 俺の心臓が跳ねた。 彼女は俺のネクタイに手を掛けると、もうかたほうの手を俺の股間に持って行く。 「タイが曲がってましてよ?」 ネクタイを引っ張り、強引に顔を近づけさせた。 「いやダメだ、それ俺、犯罪しゃ……んん!」 彼女の甘い吐息が顔に掛かったと思ったとたん、唇を奪われた。 それはねっとりと深く、緩やかな波のようなキスだった。 「ぷふあ……」 朝日に煌めく銀糸がお互いの口唇から伸びて、切れた。 彼女はまぶしそうに微笑んだ。 「大丈夫ですわ。あなた……清介(せいすけ)さんは犯罪者にはなりませんわよ」 彼女は俺のモノをズボンの上から、やわやわと揉みながらそんなことを話す。 「え、なんで俺の、う、名前……そ、それに犯罪者に、な、ならないって、どういう……んん」 俺は喘ぎながら、なんとか質問をした。その間に彼女の手によって俺のモノは一気に硬直していく。 もう一度、キス。 「んふぅ……んぁ」 203 :4/8:2007/06/16(土) 16 50 43 ID PcfQpPsY ぴちゅ。俺たちの唇が出す水音が聞こえる。もう列車の音は聞こえない。 「んん……?」 彼女は“どう?”というように俺の歯の裏に舌を滑り込ませ、ゆっくり丁寧に舐める。 俺の中で理性が……とろけた。 俺はカバンを床に捨て、彼女の肩を掴む。 少し、びくっとする彼女。 「んん?!」 俺の舌で彼女の舌の裏側を舐め伝う。そのまま向こうの口に挿入する。 「ん! んぅふぅ!」 口を大きく開け、受け入れてくれる彼女。 「あ、んふぅ、んん……」 口でお互いを求め合う。 いつの間にか俺は彼女の腰を抱き寄せていた。 彼女は唇を離すと、耳元に囁く。 「あは、はぁ……荒々しくて、まるでケダモノみたいですわね……」 俺のモノを触っていた彼女の手が一瞬離れ、ジッパーを一気に引き下ろした。 彼女の細く柔らかい指が俺のどろどろになったモノを直に掴んだ。 「うう!」 彼女の瞳が怪しく光る。 「ふふ、こっちも……ものすごく熱くて、ケモノじみてますわ……」 ぬるぬるとしごく。 「うあ、き、きもちいい……」 彼女の頬がすーっと赤くなった。 「うふふふ……気持ち、良いんですのね? わたくしに、おちんちんを攻められて、きもち良いんですのね?」 彼女の声に興奮の色が混じる。 俺は熱にうなされるように答えた。 「ああ……いいよ、いい……」 粘液の絡まる少女の手のひらが、くちゅくちゅと俺の亀頭を包み込み、上下に揺らす。 「はぁはぁ……溢れてますわ……それに硬さも大きさもどんどん……こんなにして、恥ずかしくないんですの?」 204 :5/8:2007/06/16(土) 16 51 27 ID PcfQpPsY 彼女の言葉が俺の脳を犯す。 「ねぇ、清介さん? 答えてごらんなさい」 動きが速くなる。 「う、うう!」 俺はちっぽけな男の尊厳を失いたくなくて、意地になった。 彼女の腰に回していた手を下げる。 「ひゃうっ?!」 彼女は可愛らしい悲鳴を上げて、俺のモノから手を離してしまう。 俺はハリのある少女の尻の感触を楽しむ。 「んん! いやぁ、ああん」 スカートをまくり上げながら、揉みしだく。 俺は彼女のパンティ越しの恥丘に、俺のモノを押しつけた。 「あ、はぁっ! あ、当たってますわ……ごりごりしてますの……あ、ああ」 うあ、このまま出ちまいそうだ……。 「ね、ねぇ、清介さん。これ……わたくしの中に、入れたくて?」 挑むような目の輝き。しかし、俺はその中に期待を見て取った。 「あ、はぁっはぁっ……ど、どうですの? ねぇ、清介さん。言ってごらんなさい」 彼女は俺の背中に腕を回し、首筋を舐めながら聞いてくる。 「うう、くっ! い、入れたい……」 彼女も意地なのだろう。甘い快楽と戦いながら命令してくる。 「なぁに? 聞こえません、わ……っ、も、もう一度、仰って……」 俺はその甘い吐息に、堕ちた。 「入れたい!」 彼女のパンティに両手を掛け、一気に引き下ろす。 「ああっ! 乱暴になさらないで……」 くるくると丸まりながら、太ももの途中で止まる濡れた布。 立ち上がるミルクのような香り。 その大事な部分を恥ずかしそうに手で覆い隠す彼女。 「ごめん……優しくするから」 俺は優しく彼女の手を握り、どけさせる。 「ん……」 手のひらで恥丘に触れると、ほとんど陰毛がなかった。 脊髄を興奮が駆け上る。 「はぁはぁ、指、入れていい?」 答えを聞かず、指をその蜜壺に入れてしまった。 一瞬、彼女の背中がピンと伸びる。 「んっ! もう、清介さんたらぁ……んん!」 彼女は指を出し入れされながら、少し足を開いていく。 「ね、ねぇ、わたくしに陰毛が少ないのを、ん、気に入りましたでしょう? それにこの容姿も」 俺はハッとした。 「な……まさか、おまえは《禁断少女》なのか? だから……」 205 :6/8:2007/06/16(土) 16 53 41 ID PcfQpPsY 俺の指が止まる。 彼女は微笑んでうなずく。 一歩下がると、スカートをゆっくりとまくり上げて行った。 やがて女性と少女の中間の特徴を兼ね備える、むき出しの下半身が現れた。それは列車のドアから入る、日の光を浴びて輝いている。なんて異常でエロい光景なんだ。 「さぁ……清介さん。いらして」 彼女はドアに手をついて、お尻を突き出す。 俺は操られるように、一歩進んだ。 彼女は髪の間から、艶めかしい光を放つ瞳で俺を見た。 口元を緩め、淫猥な言葉を口にする。 「ふふふ……そのぬめぬめした、いきり立つケダモノのおちんちんで、わたくしを……貫いてよくってよ?」 俺は吼えた。 彼女の尻を両手で掴むと、剛直なモノを一気に挿入させた。 「ふぁぁぁぁッ!」 彼女は俺に突かれてしなやかに動き、腕と頬をドアのガラスに押しつける。 その横顔の向こうには、いつも見ていた外の景色が流れる。 俺は今、いつもの電車の中で、ものすごく好みの女の子とセックスしている。 そう思うとめまいにも似た感覚に襲われ、何もかもがあやふやになり現実感を失った。 彼女がよだれを垂らしながらひくひく痙攣している。 「あお、お、おっきいのぉ……し、子宮に入ってますぅぅ……」 なんていやらしい女だ。 「あ、またおっきくなったぁ……はぁっ!」 俺は加虐的な気持ちになって、攻め立てた。 「あっあっあっ、はぁっ、気持ちい、いい! 清介さん!」 俺の動きに合わせて、腰をくねらせる彼女。 「うう、俺もき、気持いいぜ! おら! おら!」 「ひぅっ、うぅっ、うぅっ! はぁっはぁ、ああっ!」 暑い。 心臓が破裂しそうだ。 彼女の尻に汗が浮かぶ。 「も、もっと突いて、突いてッ! んぁっ!」 206 :7/8:2007/06/16(土) 16 54 40 ID PcfQpPsY 俺は彼女の背中にのし掛かるような姿勢になり、その胸を乱暴に揉んだ。 「はぁっ! お、おっぱい、も、いい! きもち、い! あっ!」 ぱつ、ぱつ、ぱつと彼女の尻の肉と俺の下腹部がぶつかる卑猥な音を車内に響かせて、お互いを高め合う。 「あ、ああ! い、いいの! も、もうすぐ、イきますぅ! イ、イク、イクぅ、ふぁ!」 俺は彼女の背中に張り付くようにして、腰の回転を上げた。 「お、俺も、俺も出そう、出る、出る、う、出る」 彼女は叫ぶ。 「あ、ああ! な、中! 中にいっぱい、出して! ああっ! ひ、イク!」 もう俺の脳は沸騰していた。放出することしか考えられない。 ガクガクと激しく腰を打ち付けた。 「ああ、出る! 出る! 出るゥッ!」 彼女の中も俺の精液を絞り取ろうとするように、強く締め付けてきた。 「来て来て来て!」 「うあァァァッ!」 「はぁぁぁぁあ――ッ!」 気が付くと、俺は自分の部屋にいた。 目の前には空になったコンビニ弁当とノートパソコン。そこの時計を見ると、ちょうど飯を食べ終わったくらいの時間だった。 やがて、じっとりと下半身がねばる感覚がやってきた。 「うわ、夢精かよ!」 慌てて立ち上がると、パンツを脱ぐ。 それはそのまま捨てて、新しいものに換えた。 「なんなんだいったい……確かにすっげぇエロくて……いい夢は見たけど……」 パソコンに目をやると、立ち上げていたエディターになにか話のようなものが書かれている。 「ん? なんだこれ……」 内容は、さっき見た夢だった。 「マジかよ……《禁断少女》が来たってのか……」 でも、なんで? 俺は物書きなんてほとんどしてないのに。 そう思いながら、そのエディターの文面を最後までスクロールさせると。 改行スペースを開けて、話と関係ない俺個人宛のメッセージが書いてあった。 『清介さんへ。きっとまた逢えますわ。これからあなたは、たくさんお話を書いていく人生ですもの。ですけど、今度逢うときには奥様にバレないよう、お気を付けて』 207 :8/8:2007/06/16(土) 16 55 40 ID PcfQpPsY 奥様……って、俺には嫁さんなんていないぞ。 いや。そうか、もしかしてこれはあいつが――《禁断少女》が、俺の未来を予言してくれたってこと、なのか……? もし、そうなら……。 それからしばらくして、俺は会社を辞めた。 バイトで食いつなぎながら、俺は小説を書いて書いて書きまくった。 数年後。 俺はなんとか、ちょっとした賞を取ることができて、まがりなりにもプロになれた。 その頃、編集部で知り合った女の子を好きになり、嫁さんにした。 そんなある夜。 俺は自宅マンションで原稿を書いていた。 嫁さんが眠そうに、自室から出てきた。 「もう寝るわ。おやすみー。あなたもあんまり根を詰めないでね」 「ん。ああ、ありがとう。おやすみ」 俺はパソコンの前から立ちがると、嫁さんに軽くキスをして寝室に送った。 彼女が寝室に入るのを確認し、またパソコンの前に戻る。だが顔はにやけていた。 俺は長期間、禁欲していた。 オナニーは当然してないし、嫁さんとも仕事があるからとセックスをしていない。 もちろん、嫁さんのことは愛してる。愛してるが、しかし……。 「男ってのは大抵、ひとりは忘れられない女がいるんだよ……すまん」 そうつぶやいて、いそいそと仕事用とは別のエディターを立ち上げた。あの頃のプログラムだ。 「さぁ、来てくれ。《禁断少女》」 そう目を閉じて、念じると……。 急にうるさい電車の音が聞こえてきた。 目を開ける。電車の床と、向かいに立つ女の子の靴先が見える。 ふわりとバラの香りがした。 「ふふふ。やっぱりまた、逢えましたわね」 凛とした気高く美しく、そして懐かしい声が俺の耳に届く。 見上げると、彼女がいた。 あの時と同じように、朝日のように輝く笑顔だった。 208 :coobard ◆69/69YEfXI:2007/06/16(土) 16 56 31 ID PcfQpPsY 以上です。 ありがとうございました。 209 :名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 17 35 44 ID OARAAI/J 208 スタンダードGJ!! 涼しげな制服のじょしこおせえと早朝電車の組み合わせが爽やかでいい 男の夢だよなあ… 210 :名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 17 46 59 ID aIUcwSZF これは久々に来た正統派!! GJ! 211 :名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 18 24 09 ID aZ/iXNbB GJです!素晴らしい禁断少女でした、おっきした! 212 :196:2007/06/16(土) 20 20 47 ID z4XVbjuL 197 thanks! 208 いいものみせて頂きました。GJ! 213 :名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 01 29 49 ID 9CqD1VvR 208 いいな! 再開ってのがさらにいいな! 214 :名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 14 15 36 ID rMerCLi6 最後の一行が禁断少女を引き立ててるね。 若き日の思い出のまま現れる変わらない少女……いい! まさに正統派でした。 GJ!! 215 :coobard ◆69/69YEfXI:2007/06/17(日) 23 42 18 ID BuW9BiDI 209-214 皆様、お読み頂きありがとうございます。 皆様のGJ及びお褒めのお言葉、謹んで受け取らせて頂きます。 ありがとうございました。 また、ネタが降りてきましたら書きたいと思います。 それでは失礼します。 216 :名無しさん@ピンキー:2007/06/20(水) 22 33 22 ID o4qJaJ+f ☆ 217 :名無しさん@ピンキー:2007/06/20(水) 23 04 59 ID b58d3XwP 保守 218 :名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 21 20 04 ID 32ANV9rb イッペン、ホシュシテミル? 219 :名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 00 23 54 ID T+pAaZFH 平蔵! 220 :名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 23 23 20 ID vHvj+5wD 禁 221 :名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 00 35 26 ID +21264yJ 止 222 :名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 00 44 20 ID z9t7ZbMG ちょっと変化急な禁断少女投下します。 6-12の続きですので面倒な方はスルーしてください。 223 :禁断家族 ツクバ薪割り ◆k8fXz6W8GA:2007/06/28(木) 00 45 00 ID z9t7ZbMG 「あれ?もう帰るんですか?先輩が定時上がりなんて珍しいですね」 「おぉ、今のプロジェクトにも目処がついたからな、これでやっと一息つけるよ」 午後5時、今日は珍しく定時上がりだ。 珍しく定時上がりの俺を、物珍しそうに見る後輩の女性。 なかなかいい物を持っている、期待の後輩だ。 ……ホントにいい胸だよなぁ、顔を埋めてぇぇ~! 「そうですね……先輩は毎日深夜まで残業で、大変でしたからね」 「はっははは!おかげでいろんなものが溜まってるよ」 笑いながらそう言って、自分の下半身を指差してみる。 彼女は俺の指の先を見て俺が何を言ったのかを理解したのか、真っ赤な顔になった。 「もう先輩!それってセクハラですよ? さっさと帰ってください。仕事をしていない先輩は邪魔なだけです!」 「はいはい、じゃ、帰るわ。お疲れ~」 後輩とのスキンシップを終えて会社を出る。 久しぶりの定時上がり、おまけに明日は休みときたもんだ! 何をするかなぁ~?ひっさしぶりの休日だ。 疲れを取るために寝て過ごすのもいいが、その前に溜まりに溜まった欲望を発散させなきゃな。 あ~そういや続きも書かなきゃいけないな。 もう半年も書いていないのに、ずっと待ってくれてる住人もいるからな。 けどなぁ、『彼女はライダー』シリーズもネタが尽きちまったんだよな。 なんかこうグッと来るネタってないもんかなぁ。 今までは例えどんなに仕事で疲れていても、何故か毎日PCに向かい、少しずつssを書き進めていた。 しかし半年前に投下して以来、まったく書いていない。 仕事が忙しくなってそれどころじゃないってのもあるが、 一番の問題なのは……ネタが尽きちまったってことだ。 どうすっかなぁ……いい機会だからss書きを引退するかな? そんな事を考えながら、会社近くにオープンしたばかりの有名百貨店に入る。 今日の晩飯は何にするかな~? デパ地下の豊富な惣菜から何を食おうかと考えていたら、俺のスーツを後ろから誰かが引っ張った。 なんだ?誰が引っ張ってるんだ?後ろを振り返ってみる。……誰もいねぇぞ?イタズラか? 「パパ~、ママがね、ご飯は用意してるからワインだけ買って来てね、だって」 ……は?なんだ?どこから声が聞こえて……うお!小さいな! 視線を下げると俺のスーツを引っ張っていた犯人がそこにいた。 綺麗な金髪で青い目をしたまるでお人形のようなカワイイ女の子が俺を見上げている。 なんだ?俺、こんな子供知らないぞ?……パパだとぉ! この子は俺をいったい誰と勘違いしてるんだ? 224 :禁断家族 ツクバ薪割り ◆k8fXz6W8GA:2007/06/28(木) 00 45 56 ID z9t7ZbMG 「え~っと、お嬢ちゃんはお兄さんとは初めて会うよね?」 「うん!そうだよ!ずっと会いたかったけど、会いに来れなかったの。 スッゴク寂しかったよ、パパ。ママもね、やっとパパと会えるってお料理張り切って作ってるよ?」 「そっかそっかぁ、それは大変だったね。でもね、お兄さんは君のパパじゃないんだよ」 カワイイ小さな頭を撫でて、手を離すように促す。 こんなところを同僚に見られたら何言われるかわかんねぇぞ? 「えぇ~?でもお母さん言ってたよ? お父さんはえっちなssを書いてて『彼女はライダー』ってシリーズ物が面白いって。 パパってエロパロ作者なんでしょ?えっちは話を書いて……ングゥ!」 な、なんで知ってるんだ? 俺がエロパロ書いてるって何で知ってるんだよぉぉぉ~! 慌ててとんでもない事を無邪気に話すカワイイ口を塞ぐ。 どうする?どうしたらいい?どう口封じをすればいいんだ? 「お、お嬢ちゃん、あまり人の秘密は人前で喋っちゃいけないんだよ?」 「むぐむぐむぐぅ~!」 「分ったかな?黙っててくれたら何かいい物を買ってあげるから、喋っちゃダメだよ?」 俺の言葉に目を輝かせ勢いよく頷く女の子。 やれやれ、これでどうにか秘密は守れたな。……ってホントにどこで知ったんだ? とりあえずは口を塞ぐのを止める。 「お嬢ちゃん、さっき言ってた事どこで聞いたのかな?お兄さんに教えてくれない?」 「プハァ!ハァハァハァ。パパ、苦しかったよ。なんで苛めるの?」 「ゴメンゴメン、苛めるつもりはなかったんだよ、何でも買ってあげるから許してね? で、さっきの話は誰に聞いたの?お兄さん、誰にも話してないんだけどなぁ~?」 「ママがね、そう言ってたの。パパと会えない間、パパのssをすっごく楽しみにしてたって。 ママがモデルになったssもあるって言ってたよ?」 はぁ?どういうことだ?この子の母親が、何故俺の秘密を知っている? 覚えはないが、どこかで知られてしまったんだろうな。 何処だ?何処で知られてしまったんだ? っていうかこの子の母親はいったい誰なんだ? 俺の知ってる人か?会えば分るのか? 225 :禁断家族 ツクバ薪割り ◆k8fXz6W8GA:2007/06/28(木) 00 47 30 ID z9t7ZbMG 「ねぇパパぁ、ママが待ってるから早く帰ろうよぉ~。 ママが今日はステーキだって言ってたよ?美味しいお肉を食べて精力つけてもらうんだって!」 「そ、そうかい、じゃあ早く帰らなきゃな。買い物はワインだけでよかったんだよね?」 「うん!ママはそう言ってた!……あ、いいなぁ」 元気よく頷いた女の子は、何故か急に暗い顔になってしまった。 なんでだ?何で暗い顔になる?暗い顔になりたいのは俺の方だっての! だいたいなんで俺を父親と間違えるんだ?実は俺が覚えてないだけだったりして! ンな訳ないよなぁ……ん?なんで俺の手をじっと見てるんだ? 俺達のすぐ側では親子連れの買い物客が親子仲良く手をつなぎ、楽しそうに買い物している。 女の子を見てみる。……視線は俺の手に釘付けだな。 ははは、カワイイじゃねぇか。俺と手をつないで買い物したいんだな? 「おし!ワインを買う前に、なにか欲しい物を買ってやろう!何が欲しいかな?」 小さくてかわいい手を握り、食料品売り場から離れる。 最初は急に手を握られたためビックリしてた女の子は、すぐに満面の笑みで手を握り返してきた。 「うん!ユウナねぇ、カワイイリボンが欲しい!」 「お?名前、ユウナっていうんだ?カワイイ名前で似合ってるね。 リボンだな?おし!カワイイのを買ってあげよう。きっと似合うぞぉ~?」 「やったぁ~!優しいパパ大好き!早く行こうよ!」 小さな手で俺の大きな手をグイグイとひっぱり歩くユウナちゃん。 ははは、カワイイじゃねぇか、こんなカワイイ子供だったら本当に欲しいな。 そんな事を考えながらユウナちゃんに引っ張られて歩く。 はたから見ればおかしな二人組みだろうな。 くたびれたスーツ姿のサラリーマンが、小さな金髪の子供に手を引っ張られ歩いている。 もしかしたら周りから見れば親子に見えているのかもしれないな。 俺を引っ張って歩く、小さな揺れる金色の髪を見て思う。……ホントに綺麗な髪だな。 あれ?そういえばだいぶ前に同じような金色の髪を見た記憶があるな。 あれは綺麗だった。まるで金色の滝のようだったな。 んん?金色の髪?何処で見たっけ?なんでそんなのが印象に残ってるんだ? なんだ?金髪にまつわる何かがあったような気がする……なんだったっけ? 結局買い物が終わっても思い出すことが出来なかった。 ま、いいや。思い出せないということはどうでもいいって事だろう。 生きていくうえで金髪なんていらないしな。 赤いリボンで髪をツインテールに纏めたユウナちゃんと手をつなぎ、百貨店を出る。 そういやユウナちゃんはどうしたらいいんだ? 普通なら迷子センターに送っていけば済む話なんだが…… そんな俺を無視してズンズンと歩くユウナちゃん。 タクシー乗り場でタクシーを拾い、ユウナちゃんが告げた住所は……俺の住むマンションだった。 226 :禁断家族 ツクバ薪割り ◆k8fXz6W8GA:2007/06/28(木) 00 48 30 ID z9t7ZbMG 「えっとぉ、ホントにここでいいのかな? ユウナちゃん、家族が心配してるんじゃないの?お家は何処かな?」 俺の住むマンションの前でタクシーを降りる。 ユウナちゃんはニコリと微笑みながら俺をひっぱりエレベーターへと向かう。 「ね、ねぇユウナちゃん。ユウナちゃんもここに住んでるのかな?」 「ここには住んでないよ?だってここはパパの家でしょ?」 「す、住んでないんだ。ならなんでここに来たの?お母さん、きっと心配してるよ?」 8回で止まるエレベーター。俺の部屋がある階だ。 エレベーターを降りて真っ直ぐに802号室へと向かうユウナちゃん。 なんでだ?なんで俺の部屋に向かうんだ? 混乱する俺をよそにドアをドンドンと叩くユウナちゃん。 すると誰もいないはずの部屋のドアが開き、中から金髪美人が出てきた。 なんでこんな美人が俺の部屋から出てくるの? 唖然としてるとその美人が抱きついてきて……なんで抱きついてくるの? 訳が分らん!何がなんだか訳分らんぞ! 「お帰りなさい、あ・な・た……ちゅ!」 うををををを~!なんだ?なんなんだ?何でいきなりキスなんだ! 「な、何しやがる!俺の部屋に勝手に入り込んでお前誰だ!」 「あぁん?誰だじゃねぇよ!アンタがアタシを孕ませたんでしょうが!」 「は、孕ませただぁ?テメエいったい何を言ってんだ!俺はお前のような口の悪い金髪女なんか知らねぇっつーの! ……口の悪い金髪女?なんだ?なんで引っかかるんだ?」 俺のことを頬を膨らませて睨んでる金髪さん。 初めて見るはずなのに、何故か懐かしい感じがする。 もしかしたらどこかであったことがあるんじゃないのか? 「はぁぁ~、やっぱり覚えてないのか。 ま、5年前はライダースーツ姿だったから、印象が違って分んないのも無理ないかな? けどアンタねぇ、5年間も一人でシコシコと出して……少しは禁欲生活しなさいよね!」 ライダースーツ姿?金髪でライダースーツだと? それって俺がエロパロで書いたことがある設定の女の子じゃないのか? 「アンタが一人で済ませるから会えなかったじゃないの!……この子も寂しい思いしてたんだからね?」 「え?えええ?お前、いったい何を言って……5年? あああ!ま、まさか君はあの時の、禁断少女……なのか?」 あれは5年ほど前の話だ。 今と同じく仕事が忙しくて疲れて性欲処理が出来なかったんだ。 で、そんな俺の前に現れたのが、今、目の前にいる彼女……禁断少女だった。 5年ぶりに現れた彼女は、俺に飛びついてきて、強引に唇を奪ってきた。 227 :禁断家族 ツクバ薪割り ◆k8fXz6W8GA:2007/06/28(木) 00 49 39 ID z9t7ZbMG 「ユウナったら寝る時までリボンを外さないのよ?よっぽど嬉しかったのね」 寝室でユウナちゃんを寝かしつけていた彼女が戻ってきた。 そうか、そんなに気に入ってもらえたのか、よかったよかった。 「ははは、そこまで嬉しいのか。ならもっといい物買ってあげればよかったかな?」 「それは今度会いに来るときに買ってあげてよ。 ……今度は5年も待たせるなんてことはないでしょうね?」 「イタタタタ!ゴメンゴメン、悪気はなかったんだ、許してくれよ」 彼女は頬を膨らませ、俺の耳を引っ張る。カワイイなぁ、ズバリ俺好みじゃないか! 「で、ユウナちゃんはもう寝たんだな?」 「自分の子供にちゃんはないでしょ?呼び捨てでいいわよ」 「しかしだな、いきなり現れて俺の子供と言われても……イタイイタイ!」 「アタシがアンタ以外の男の子供を生んだとでも言いたいの?ふざけてんじゃないわよ!」 最初はむくれながら耳を引っ張っていたが、しだいに嬉しそうに引っ張り出した。 何で嬉しそうなんだ?ていうか、痛いんですけど? 「うふふふふ、まさかこうしてアンタと会えるなんて思ってなかったわ。 一度禁断少女と会ったss職人は、ほとんどの人がまた会うまでにss書くのを辞めちゃうからね。 アンタみたいに長く書いてるのってあまりいないんだよ?」 「それって褒めているのか?それともよっぽど暇なんだなと貶してるのかどっちなんだ?」 「どっちだと思う?もし貶してるって言えばどうするの?」 「それはエッチなお仕置きだな。ものすごくエッチなお仕置きだ」 エッチなお仕置き、この言葉を聞いたとたんに耳を離し、服を脱ぎだす彼女。 白い清楚な下着姿になり、真っ赤に頬を染め、恥ずかしそうに話し出す。 「よっぽど暇なのねって貶してるの。 アンタはえっちのことしか頭になくて、常にssのネタを考えてて、 スレの住人のために寝る間を惜しんでssを書いている、人間としてはヘンタイに分類される男だって貶してるの」 「お、お前、本人を前に本当の事を言っちゃったりしたら、 いい大人なのに泣いたりするから言っちゃダメなんだぞ?」 涙が出てきた。俺も薄々気づいてるさ! 彼女もいない、寂しい三十路。趣味がエロを書くことなんてヘンタイに決まってるんだ! ヤバイ、マジで涙が出てきた。はぁぁぁ~、俺の人生ってなんなんだろうな? 彼女が発した心に壊滅的ダメージを与える言葉で、俺の繊細な心が瀕死の重傷を負ってしまった。 けどそんな俺を潤んだ瞳で見つめながら彼女が話し出した。 「でもね、そのおかげでアンタと会えた。ユウナを授かる事が出来たの。 アタシにとってアンタは愛すべきヘンタイなの。あなた……愛してます」 「お、お前……俺なんかでいいのか?俺、自分で言うのもなんだけど、ヘンタイだぞ?」 「ふふふ、アンタがいいのよ。じゃなきゃ子供なんて生んでないわ。 アンタの子なんだから、責任取ってよね?」 「せ、責任って?どうやって取ればいいんだ?」 「そうねぇ、さしあたっては……アタシの火照った身体をどうにかしてよ」 恥ずかしそうに俯く彼女。白い肌はほのかにピンク色に染まっている。 そんな色気たっぷりの彼女を見ていたら……俺は獣になってしまった。 228 :禁断家族 ツクバ薪割り ◆k8fXz6W8GA:2007/06/28(木) 00 50 40 ID z9t7ZbMG 「ま、またリビングでするの?あん!そ、そんなに激しくしちゃダメェ!」 「あまり声を出すなよ?ユウナちゃんが起きちまうぞ?」 「ふぅ!ふ……んん!んふぅ、んん、んぁ……んん!」 四つんばいにさせ、ショーツの中の手を動かす。 すでに滑っているそこは、指が動く度にグチュグチュと音を出す。 指がクリトリスに触れる度に、背中を反らし、喘いでくれる。 俺はその指が動く度に反り返る、染み一つない綺麗な白い背中に舌を這わす。 ますます息荒く、声が出そうになっている彼女。 しかし彼女は片手で口を押さえ、必死に声を押し殺している。よほどユウナちゃんに聞かれたくないんだな。 なら意地でも声を出させないといけないよね?彼女曰く、俺はヘンタイなんだそうだから。 ぐっしょりと濡れてしまっているショーツを下ろし、彼女の下半身をむき出しにする。 「あららら、もうグショグショだな。こんなすぐに濡れるなんてお前もヘンタイじゃないのか?」 「ち、違うわよ!……アンタだからよ。アンタがアタシを抱いてくれるって考えただけで濡れちゃうの。 あははは、よく考えたらこんなすぐに濡れちゃうアタシも立派なヘンタイかもね?」 健気な言葉を言ってくれる彼女。そんな健気な言葉を言われたら……我慢できねぇじゃねぇか! ズボンをおろしてすでにいきり立っている相棒を、四つんばいで下半身むき出し彼女に添える。 彼女に当てると、くちゅっと滑った音がした。 俺の相棒は彼女の熱を感じ取り、その熱が俺の頭の先まで伝わってきた。 入れたい!早く入れてメチャクチャに突きたい!突きまくりたい! 欲望に支配された俺は、一気に貫こうと腰を叩きつけようとした。 その時彼女が俺の話しかけてきた。 「ん、入れていいよ。たくさん出してね?……何度でも出していいよ。 アンタにこうして犯されるのを、ずっと待ってたんだからね? 5年間ずっと待てたのよ?やっと……やっとまたアンタと一つになれる。 ずっと待ってたんだから、何度でも、何回でも好きなだけ出していいよ」 「……すまない、ずいぶんと待たせちまったみたいだな。 今日は俺の体力の続く限りお前を犯す。いいな?いくぞ!」 ぐちゅ……滑った感触が相棒に伝わる。ぐちゅぐちゅぐちゅ……肉の壁をこじ開ける感触。 その壁からは適度の締め付けと、彼女の温かさが伝わってくる。 以前のように強烈な締め付けは感じない。ユウナちゃんを生んだからだろうな。 しかし、相棒全体を優しく抱きしめるような温かい感触。 まるで母親に抱かれているような温かさを感じる。 気持ちよさのあまりに、すぐに出そうになるのを歯を食いしばって我慢し、彼女の一番奥を目指す。 「うぅぅ……最高だ、お前はやはり最高の女だ! 動くぞ?……ゴメン、動けないや。もう我慢の限…界……う、うおぉぉぉ~!」 一番奥にたどり着いた俺は、情けない事に吐き出してしまった。 どうにか一番奥までたどり着いたんだが……出ちゃった。 以前と同じく、一度も動くことなく彼女に吐き出される精液。 溜まっていたために、大量にドクドクと注ぎ込む。 一滴残さず注ぐため、軽く腰を振る。うぅぅ、すっげぇ気持ちいい。最高だ! 気持ちよさのあまり、全てを出し終えても相棒は収まる事がなかった。 「んぁぁぁ……はぁぁ、お腹の中がいっぱいになっちゃったよぉ。 ……ねぇ、まだ硬いままだね?まだ出せそう?」 軽く震えながら射精を受け止めていた彼女は、しだいに自分でお尻を動かし始めた。 まだ硬いままの状態を保っている俺の相棒。 おし!5年も待たせたんだからな、満足するまで突きまくってやる!相棒、頑張ってくれよ? 229 :禁断家族 ツクバ薪割り ◆k8fXz6W8GA:2007/06/28(木) 00 51 37 ID z9t7ZbMG 「課長、今日は定時上がりですか?珍しいですね」 「あぁ、今のプロジェクトも目処がついた。これでやっと帰って……」 「セクハラです。訴えますよ?」 「……何も言ってないのにセクハラはないだろう?」 「さっさと帰ってください、じゃないとセクハラで……」 「はいはい、じゃあお言葉に甘えてお先に失礼するよ。君達もあまり無理しないようにな」 部下にセクハラ認定されて会社を出る。 ふぅ~、明日はやっと休みか。……今日中に投下出来るか? 今年で42歳になろうかというのに今だに独身。 しかも趣味はエロss書きだなんて人には言えない。 何度か縁談はあったんだが、全て断わった。 何故だか分らないが、何かを裏切るような気がしてな、断わってしまったんだ。 上司からの縁談も断わったおかげで出世の道が閉ざされてしまった。 ま、課長になれたから後悔はないがな。 さて、と。空しい独り身はビールとおつまみで晩飯にでもするかな? 「パパ!ママがね、ビールは買ってあるから何も買わずに帰ってこいだって」 突然後ろから聞こえた女性の声。 慌てて振り返ってみると、そこには金色の髪を赤いリボンでツインテールに纏めた女の子が立っていた。 高校の制服だろうか?青い目で制服でツインテールか……これはいいな!下半身に刺激が走る! 今度のssはこれでいこうと考えていたら、突然その女子高生が俺の腕を組み歩き出した。 「ママね、カンカンだよ?なんで12年間も待たせるの?」 「ちょ、ちょっと待ってくれ!君、いったい何を言ってるんだ?」 「パパ、アタシも怒ってるんだからね?いくらなんでも12年はないでしょ?」 「いや、パパといわれても何がなんだか分らんのだが?」 突然の展開に軽いパニックになってしまう。なんだ?この子はいったいなんなんだ? ……赤いリボン?何故だ?何故懐かしく感じるんだ? 何故かこの子の赤いリボンを見たら泣きたくなってきた。 「パパ……本来ならね、今日はアタシ、呼ばれないはずだったの。 でもアタシとママの2人で呼ばれちゃったの。それはね、パパが望んだからなの。 で、今日はママとえっちするの?それとも……ユウナとする?」 少女の言葉に訳が分らないながらも股間がムクリと起き上がるのを感じた。 230 :名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 00 52 45 ID z9t7ZbMG 以上で終了です 231 :名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 02 21 44 ID Ixg3WnCl なんちゅうもんを読ましてくれたんや… 232 :名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 02 25 58 ID gBMKvDnz これは禁断相姦 ユウナたんとのエロを期待していいか?www 233 :名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 06 46 16 ID ffKEtJbl やっぱり禁断少女の娘も禁断少女になるんですか? 234 :名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 07 29 05 ID 7QFyrMbB なんかウルっときた…… 俺も長く書き続けよう…… 235 :名無しさん@ピンキー:2007/06/29(金) 11 47 16 ID BmZFXpmX 禁断ちゃん可愛いよ禁断ちゃん 236 :名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 18 17 20 ID QFEVDrSw 禁☆ 237 :名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 21 44 59 ID n9V5rE7P 断◆ 238 :名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 23 11 36 ID NqhtDDcf 少△ 239 :名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 23 26 43 ID wCiVWe7y 納◆ 240 :名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 23 33 55 ID RY8n/Yzk 言※ 241 :名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 00 17 50 ID latQj9eD な…なんということだ。平安時代から既に禁断少女が存在ry 242 :名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 21 39 30 ID ACTirLVQ だが当時、官職は男だけしか就けなかった。 男装でおk? 243 :名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 22 34 38 ID FQAEk1ZV 清少納言みたく、通称というかペンネームというか、そういうアレかと思ったが、 男装の方がいいなっ!(クワッ 244 :名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 08 43 43 ID hIG/H0K2 とりかへばや物語ktkr 245 :名無しさん@ピンキー:2007/07/05(木) 23 04 33 ID z1L7aK1o 禁断☆保守! 246 :名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 11 18 01 ID k2mYcwnX 禁断処女 247 :名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 18 34 01 ID XsepULR0 禁断書状 248 :名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 22 07 21 ID KXCriLY5 禁断少女降臨期待保守! オナ禁4日目! 249 :名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 23 34 29 ID +zEEoJUs 禁断商会 250 :名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 01 34 30 ID 3d2cnvgS 85代目平蔵が取り持っていた禁断商会と申したか 251 :名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 00 53 26 ID gZz6S4KR びんちょうたん売ってるんだろ? 252 :名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 08 41 53 ID koUKtgAF 禁 253 :名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 12 13 55 ID 7JIVEtEn 弾 254 :名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 22 39 34 ID CNx9+C0D 正 255 :名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 22 57 15 ID l0L4znKB 侶 256 :名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 22 40 34 ID +zpeieHj ・・・何?この流れは。 私、もう帰る。 257 :名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 00 43 14 ID WfEfseBn 禁断少女キテタ━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━!!!! 258 :名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 22 17 37 ID rS2iToN8 保守☆オナ禁11日目! 259 :名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 22 33 44 ID RZSVSU7H オナ禁13日目保守・・・ 260 :名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 22 36 18 ID wyqUvDOa 十三日ねぇ……。 その程度で私に会えるとでも思ってるの? ちょっと考えが甘いんじゃないかしら。 最低でも一ヶ月くらいは、ねぇ……。 ……え? じゃあなんで今ここにいるのか、ですって? そ、それは……ちょっと間違えて出てきちゃっただけよ。 別に、私がアンタに会いたかったからとか………………な、何も言ってないわよっ!? じゃ、じゃあ、私はもう帰るからね。 あと半月くらい、きちんと我慢しなさいよ。 ……え? せっかくきたんだから、何かしてくれ、って? な、なによ! わ、私がそんな安い女だと思ったら大間違いよ! ………………。 ……そ、そんな、捨てられた子犬のような目で見たって……私は……。 ………………。 ……ああ、もう! まったく、自分の慈愛に満ちた性格が疎ましいわ! ちょっとだけやってあげるから、感謝しなさいよ! 手……で、いいわよね? というか、手で我慢しなさい。口で? 馬鹿言ってんじゃないわよ。 私は二週間くらいで口を許す程安い女じゃないんだからね! ホントは二週間くらいじゃ触るのも NGなんだけど……その、心優しい私からのサービスよ、これは! だから感謝するのよ! じゃ、じゃあ……早く脱ぎなさいよ。 何を、って……そりゃ、その、下着、を………………下着じゃわからない? ぱ、パンツよ! パンツをさっさと脱ぎなさい! スポーンって脱ぎなさいよ! ……それでいいのよ。……う、うるさいわね、スポーンスポーンって! 口が滑っただけよ! うわ……何考えてるの? もうこんなに大きくしちゃって。私にされるの想像してた? それに、凄い……匂いがする、わよ。ちゃんとお風呂で洗ってるの? 洗ってる? なのにこんなに匂うなんて……相当スケベなのね、アンタって。 硬い……あら? 触っただけなのに、もう先走りのお汁が出てきたわよ? こんなんじゃ、三擦り半でイッちゃうんじゃない? え……? 余計なお世話だから、早く扱いてくれ、ですって? アンタ、イッちゃったら私にまたしばらく会えないのよ? ……わかってるの? ……そう……じゃあ、思う存分……扱いてあげるわよ……。 ………………。 まだ、硬くなるの? アンタのここ。 凄いそそり立って……お腹にくっついちゃいそうだね。 こっちも弄ってあげる……ここ、触ってみたこと、ないでしょ? 汚いって? 大丈夫よ。このくらい、エッチな小説や漫画じゃ、当たり前に触ってるじゃない。 ……あっ、ビクンってなった。面白いわね。もっとしてあげる。 ……何? もうイキそう? そう。 じゃ、ここでストップね。 え? 約束が違う? これじゃ生殺し? ……何言ってんの? してあげる、とは言ったけど、イカせてあげる、とは言ってないわよ。最初からね。 ……だって、これでイカせちゃったら、またアンタと………………な、なんでもないわよっ! と、とにかく、また半月……あわせて一ヶ月我慢しなさいっ! そしたら、思う存分イカせてあげるから。 ……私だって、その時はアンタに………………だ、だからなんでもないって! じゃあ、私はこれで帰るからね! 夢精しちゃだめよ! ちゃんと溜めとくのよ! いいわね! 261 :名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 23 09 23 ID IHNkMZAc GJ 262 :名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 23 54 52 ID 9tlasEYf ツンデレや ああツンデレや ツンデレや 263 :名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 10 43 53 ID /INA0U2x ツンデレはいいなぁw 264 :名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 22 15 35 ID BKWZv/vq ツンデレ禁断少女キテタ━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━!!!! オナ禁30日目指してがんばります。 オナ禁14日目☆保守! 265 :名無しさん@ピンキー:2007/07/20(金) 02 09 32 ID yvmsfLiG 260 GJ! オレもオナ禁するわ 266 :ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6:2007/07/21(土) 16 19 54 ID 3Mf0Ml7e <七つの大罪> 前編 「そろそろか……」 僕は、モニターを見つめながらつぶやいた。 「いいえ、もう来ているわよ」 背後から弾んだ声がした。 聞きなれた──だが、もう何年も聞かなかった声。 振り返ると、彼女は、あの時のままの姿でそこにいた。 黒と白とが完璧に調和したゴスロリは、象牙のようになめらかな肌にこそふさわしい。 「お久しぶり。すっかり忘れられていたと思っていたわ。思い出してくれて、嬉しい」 僕が書きかけ、放置したSSのヒロイン──<禁断少女>はにっこりと微笑んだ。 「うふふ。しばらくぶりだけど、ここは前と同じくらい元気。ううん、ずっとずっとカチカチね」 椅子に座る僕の前にひざまずいた<禁断少女>は、慣れた手つきで僕のズボンを下ろした。 一週間の禁欲のせいで早くも熱く硬くなりはじめた男性器をひんやりとした手で嬲る。 「あれっ? 前よりも大きくなったんじゃないかしら。 私を呼ばなかった間に、……誰と浮気したの?」 上目遣いで軽く睨みつける人外の美少女に、僕はあわてて何か言おうとした。 でも、それがことばになる前に<禁断少女>は小さく微笑んだ。 「うふふ、怒ってないわよ。色んな女の子とエッチしたがるのは男の子の性(さが)だもの。 でも、時々、私のことを思い出してくれると嬉しいな。――今日みたいに」 僕がはじめて書いたエロSSで描いた少女。 その女の子にそっくりな顔を持つ<禁断少女>は、 乙女の清楚さと娼婦の妖艶さを同居させた微笑を浮かべ、僕の心臓をばくばくさせた。 ぴちゃ。 ちゅるり。 僕の性器に、女の子の柔らかな舌が這う。 想像の、妄想の中の産物でしかなかったそれを現実以上の現実にしてくれたのは、 SS書きの妄念の極みに現れる少女──<禁断少女>。 はじめての夜と同じ、魂まで震える興奮が、僕の身体と心を暗い炎のように包んだ。 267 :ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6:2007/07/21(土) 16 20 35 ID 3Mf0Ml7e 「ふふ、久しぶりの貴方の匂いと味。」 清楚な美少女が、無垢な微笑を浮かべる。 男の欲望をむき出しにした性器に口付けしながら。 その背徳的な姿は、神々しささえ漂っていた。 僕の男根が天を向いてそそり立つ。 少女の、幼い柔らかさを残した舌が、赤黒い生々しい牡の器官を這う。 <禁断少女>は、敬虔な少女が十字架(クルス)に口づけするように うやうやしくそれに奉仕した。 「うあ……」 声が漏れる。 人外の美少女は、にっこりと笑った。 「ふふふ、いきそう?」 「ご、ごめん、も、もう……」 男としての情けなさを感じて、僕はうつむく。 その顔が、優しい手で上に向けられた。 「恥ずかしがらなくていいわよ。すぐにいきたくなるのは、 貴方が私をずっと待っていてくれた証拠。貴方が私のことを好きでいてくれた証拠」 両手で僕の頬をはさんだ<禁断少女>が僕の瞳を覗き込む。 「あ……あ……」 天使のような微笑に、僕はがくがくと身体を震わせた。 「……でも、いくときは、私のここで、ねっ」 その微笑を崩さず、だが、小悪魔となった少女は椅子に座る僕の膝の上に乗る。 象牙細工のような指が、桜色の幼い秘裂を自分から割った。 「うふふ」 僕の目が、自分の性器にクギ付けになったのを見て、<禁断少女>は妖しい笑みを浮かべた。 娼婦のように大胆にそれを広げてたっぷりと見せ付けてから、 少女はそれを僕の性器にこすりつけた。 透明な露がにじみ出ている粘膜は、熱くて硬い獣欲の化身に吸い付くように密着する。 「うああっ……」 そうして触れられるだけで、僕は頭の中が真っ白になった。 268 :ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6:2007/07/21(土) 16 22 11 ID 3Mf0Ml7e 「さ、私の中にいらっしゃいな」 少女は、天使で、小悪魔で、娼婦で、――そして<禁断少女>だった。 僕の体と性器は、ほとんど痙攣のようにわななきながら少女の中に入って行く。 ずぶずぶ。 ちゅく。 温かく湿ったそこは、女の体の奥底にしかない感触で僕の男をくわえ込んだ。 「あっ、あっ……うわああっ!」 はじめて彼女と交わったあの日、 溜め込んだ妄想と精液とインスピレーションと童貞を捧げたあの日と同じ快感が僕を包む。 「ふふ、いっぱい出して良いわよ」 僕の髪を梳きながら、<禁断少女>が耳元でささやいた。 「あああっ!!」 女の子のように甲高く甘い悲鳴をあげながら、僕は少女の中に射精した。 びゅくん、びゅくん。 脈打つ男根が、大量の粘液を噴出すのが感じられた。 淫らな欲望のままに、ゴスロリの似合う美少女の中に精液を放つ。 幼い子宮を僕の精子で穢(けが)す。 その罪悪感と快楽に、僕の背筋に蛇が駆け抜けた。 股間から頭頂に向かって電流のように走りあがったそれは、 射精の律動と全く同じタイミングで僕の精神と身体とを支配した。 「おおお……」 かすれた声とともに、僕は狂おしい衝動に悶えた。 「……」 <禁断少女>が、空を掴むような動きの僕の手にそっと触れた。 自分の身体を抱くようにそれを導き、 そして自分の手を僕の背にまわして身体を密着させる。 優しく、堅い抱擁でお互いを抱え込みながら、僕らは交歓を続けた。 「ふふふ……」 妖しく、淫らに、でも優しく微笑む魔性の美少女の中に僕は射精をし続け、 そして、彼女は僕のすべてを飲み込み続けた。 269 :ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6:2007/07/21(土) 16 22 58 ID 3Mf0Ml7e 「――ふふ。続き、書いてくれてるんだ」 背もたれ付の椅子の上に身体をもたれかけさせ、荒い息をついていると、 <禁断少女>は、僕からそっとはなれ、パソコンのモニターを覗き込んだ。 書きかけの、そしてずっと放置していた僕の作品を、 ゴスロリの少女が嬉しそうに微笑んで見つめる。 あれから、一行も書いていない。 どうしても詰まって、読み手からの批評も良くなくて、 いつしか書くことも、続きを考えることさえもできなくなった作品。 でも、自分が生まれたその文章を、<禁断少女>は飽きることなく見つめ続けた。 まるで、あたらしいページが、一行が続いているかのように、熱心に。 だが、それが書かれる日が永久に来ない事を、書き手である僕は知っていた。 「……ね」 「……何?」 いきなり声をかけられ、僕は動揺した。 「いつか、この続き、書いてくれる?」 <禁断少女>は、モニターのほうを向いたままだ。 僕の動揺を、僕の無言を返答を見ないでくれるために。 「……」 僕は黙って目をそらした。 「……いいの、まだ書けないのなら、今でなくていいの。 いつでもいいから、考えておいてね。私は永久に待つことが出来るから」 寿命などというものがない、美しい超自然の存在は無邪気に微笑んだ。 返答を求めない、優しい保留のことば。 「……」 僕は──僕はそれでも返事が出来なかった。 書けないから、だけじゃない。 僕は目をそらし続けた。 少女から。 ──そして、惨劇の始まりから。 どすっ。 どすっ。 柔らかな肉に金属が突き刺さる音は、二つ同時に聞こえた。 禁断少女の左右から。 270 :ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6:2007/07/21(土) 16 23 39 ID 3Mf0Ml7e 「な……に……これ……」 かはっ。 少女の唇から紅い血が吐き出される。 ぐらつく身体をパソコンデスクで支えながら禁断少女は振り向き、 自分のわき腹にナイフを突き刺した相手を見た。 ──自分と同じ衣装、同じ顔立ちの少女を。 「はじめまして。私は<誤字>。<書き手の七つの大罪>の、その一」 「はじめまして。私は<脱字>。<書き手の七つの大罪>の、その二」 「か、<書き手の七つの大罪>……?」 自分と同じ姿の少女を見つめ、禁断少女は血でぬめる唇を震わせた。 「そう。あらゆる書き手が犯す過ち」 「私たちは、その罪業の化身」 同時にあがった声は、ふたつでひとつの答えだった。 「くっ!!」 そのことばの意味を、おそらく<禁断少女>の頭は、まだ理解していなかっただろう。 ただ超自然の存在である彼女の本能が、理解よりも先に二人の少女を「敵」と見定めた。 たおやかな白い手が振るわれ──空を切った。 その気になれば猛獣さえも一撃で屠る繊手が、誰もいない空間を虚しく薙いだことを悟ったとき、 <禁断少女>は、はじめて驚愕の表情を浮かべた。 「愚かな。私は、あらゆる推敲の目を逃れる存在。 十人の書き手のチェックをもかいくぐった事があるわ。 貴女ごときの目で見切れるとでも思っていたの?」 ──禁断少女の右わき腹を刺した<誤字>が嘲笑する。 嘲りを浮かべた唇は、歌うように何かの文章を朗読した。 「……<○○は、ぽったりと僕に密着した>。 ふふふ、ぽったりって何? ぴったりのまちがい? ぽっちゃりのまちがい? 見苦しいわ」 「お馬鹿さん。私は<書き込み>のボタンを押した後に現れる存在。 書き手は投稿する以前には、決して私を見つけられないし、直せもしない。 貴女ごときの手が届くとでも思っていたの?」 ──禁断少女の左わき腹を刺した<脱字>が嗤(わら)う。 侮蔑を含んだ唇は、謡うように何かの一節を朗読した。 「<……じゃ、○○さんとやらと別れるが良いんじゃない?>。 意味が通じないわ。「別れる」と「が」の間に「の」が抜けているんじゃない? 恥ずかしいわ」 「……!!」 自分の身体を構築する文章の問題点を指摘され、禁断少女は痛みに身を捩った。 ナイフのえぐった傷と同じ深さの痛みに。 271 :ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6:2007/07/21(土) 16 24 19 ID 3Mf0Ml7e 「──あらあら、とっても痛そうね。楽にしてさしあげましょうか?」 愕然と振り向いた<禁断少女>の視線の先に居たは、パソコンデスクの上に腰掛けた少女だった。 「はじめまして、そして、すぐにお別れね。 私は<投下後リロード>。<書き手の七つの大罪>の、その三」 <誤字>と<脱字>と同じく、<禁断少女>と全く同じ顔と肢体を持つ少女は、 スカートを上品につまんでお辞儀をした。 その古風で大仰な挨拶は、いかにもゴスロリの美少女に似合ったものだ。 自分のお気に入りの仕草を完璧にコピーされたことに驚く間もなく、 <禁断少女>の身体がよろめいた。 無数の見えないつぶてに襲われた如く。 「ふふふ。気になる? 気になる? 生れ落ちた自分という文章が他人にどう見られているのか? 貴女、このつぶてと同じ回数、投下したスレを更新したわね。 投下して一分で十回もリロード。正気の沙汰ではないわ」 艶やかな髪を、黒白のドレスを、そこからのぞく象牙色の肌を、 不可視のつぶてはあらゆる角度から容赦なく打ち据えていく。 がっくりと床に跪いた<禁断少女>に、<投下後リロード>が残酷に微笑んだ。 「そうそう、貴女。自信がない作品を投下したあと、 レスが怖くてスレをのぞけない事もあったわね。 それって、これくらいのプレッシャーだったかしら?」 <禁断少女>が、はっと上を見上げたのは、この世の者ならぬ力によるものか。 だが、それはさらなる恐怖と痛みを彼女にもたらしただけだった。 「……!!」 つぶてを何百も集めたものに匹敵する、巨大な見えぬ岩塊。 それは、立ち上がれぬ<禁断少女>を上から押しつぶし、床に押し付けた。 「……っ!」 紅い唇から、もっと紅い血がこぼれる。 うつぶせに倒れた<禁断少女>は、まるで標本台にピンで刺し止められた虫のようだった。 ゴスロリのドレスを纏った四肢が、たおやかに、だが必死にもがく。 その、この世のものとは思えぬほど美しい「虫」に、 新たな刺客がゆっくり歩み寄った。 272 :ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6:2007/07/21(土) 16 25 02 ID 3Mf0Ml7e 「痛い? 苦しい? じゃあ、現実逃避、しましょうよ」 現れたのは、またも<禁断少女>と同じ美貌を持つ少女だった。 「こんばんは、私の、今日だけのお友達。 私は<脱線>。<書き手の七つの大罪>の、その四」 くすくすと笑いながら自分の傍らに立つ相手を、 <禁断少女>は、呆然と見上げた。 やはり自分と同じ顔を持つ、新たなゴスロリ少女を。 「色々と疲れちゃったのかな? そういう時は、思いっきり現実逃避。 今までのつながりも、これから先の流れも、みんなみんな忘れてしまいましょう。 ──書けないエッチシーンより、延々バトルシーン書いてたほうが楽しいですもの! 延々10KB分、エロなしで食卓やプロレスゲームの描写もいいんじゃないかしら?」 黒のスカートから生えた、白いニーソックスの足が<禁断少女>の頭に載せられる。 次の瞬間、何の手加減もない力と体重がかけられ、<禁断少女>は身もだえした。 艶やかな黒髪を、同色の靴が踏みにじる。 「あはは。痛い? 苦しい? でもさっきの現実は忘れられたでしょう? 逃げることで、別なものを書いてごまかすことで、 書きたいものを書けない苦しみは忘れることができますもの」 「……!」 幼い美貌が床に押し付けられて歪む。 それは、痛みか、苦しさか、悲しみの表れか。 踏みにじった相手を見下ろして、新たな苦しみを生む逃避の化身が微笑んだ。 273 :ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6:2007/07/21(土) 16 25 50 ID 3Mf0Ml7e 「――」 突然、空気が凪いだ。 地に伏した<禁断少女>を中心として。 「……」 四人の少女が沈黙した。 一斉に目をすがめ、一斉に飛び下がる。 ゆらり、と立ち上がった黒と白でできた人外の美少女を前にして。 「……なかなかやってくれるわね。私の偽者たち」 漆黒の瞳に地獄の炎を宿らせた<禁断少女>が自分と同じ姿の少女たちをねめつける。 「これは、お返しをしなきゃ──」 四人の陵辱を受けてどこかを切ったのだろうか、 髪の中から一筋の血が滴り、白磁の美貌を滑るようにゆっくりと流れていく。 それは、<禁断少女>の幼い微笑にこの世ならぬ凄惨な美しさを添えた。 「貴女たちが何であるか、だいたい「分かった」わ。 どうすれば滅ぶのか。面倒な手順だけど、その方法も。 遊びの時間はおしまい。――私、そこの男の子とデートの途中だから」 <禁断少女>の瞳が僕を見据える。 彼女は「識(し)った」のだ。 誰が彼女を裏切ったのかを。 誰がこの四人の少女を闇の奥底から呼び出し、彼女を殺そうとしたのかを。 「……そんなに……そんなに、私の存在がうとましかったの? 負担だったの? 続きを書けない、私という「物語」が……」 深い悲しみに満ちた声は、しかし、それと同量の怒りを伴っていた。 僕の喉が、ごくり、と鳴る。 はじめて彼女に出合った日、超自然の存在とその美しさを知ったときに感じた畏れとともに。 「……いいわ。貴方とは、後でゆっくりとお話しましょう。 倒れている間に見つけ出したこの術式で、この娘(こ)たちを屠った後で!!」 <禁断少女>は、組んだ両手を自分の胸元に押し当てた。 祈るようなその姿を見て、四人の少女たちが蒼白になった。 彼女が虚空の果てから見つけ出し、今その白く小さな手の中に持つ術式の力を悟って。 ただ組んだだけの両手が、四人の少女に魂を凍らせるような重圧を与える。 ──<禁断少女>は、自分たちが生まれた闇よりも、さらに深い闇の中から生まれたのだ。 絶望が四人の少女を覆い、<禁断少女>は残酷に微笑んだ。 274 :ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6:2007/07/21(土) 16 26 31 ID 3Mf0Ml7e たおやかな手が、ゆっくりと前に突き出される。 敵を屠るべく。 敵を滅ぼすべく。 そして、――そして、何事も起こらなかった。 「え……?」 この美少女のこんな表情を見たことがある人間がいるだろうか。 困惑、恐れ、焦燥、怯え。 人外、超自然の存在。 人よりも神に──女神に近い少女が本来浮かべるはずもない表情を浮かべる。 僕は、それを目撃した最初の一人になったのだ。 世界のタブーというタブーを犯したかように、僕の心臓が黒い律動に早鳴る。 あるいは、僕が彼女を裏切ったのは、彼女のこの姿を見たかったからかも知れない。 彼女が、苦しみ、もがく様を。 「間に合ったようね。――ごきげんいかが? 今宵忘れ去られる定めの旅人。 私の名は<メモ忘れ>。<書き手の七つの大罪>の、その五」 <禁断少女>の術式を無効化した少女が影より滑り出た。 「め、<メモ忘れ>……」 「そう。忙しく働く昼間、あるいはベッドにもぐりこんだ後の夜。 素敵なアイデアと文章が貴女のもとを訪れる。 だけど、どんなに面倒でも、どんなに眠たくても、 貴女はそれをきちんと書き留めなければならない。 それも単語の羅列だけでなく、ちゃんとした文章で」 <禁断少女>の顔色は、ますます蒼白になった。 かつて、彼女を何度も襲った悲劇を思い起こして。 「なぜなら、それを掴むチャンスは、書き留めるチャンスは一度きりだから。 その一度を逃せしたら、――すべては夢のごとき消えうせて二度と戻らない。 今、貴女が失ってしまった術式のように……」 「――!!」 <禁断少女>は絶句した。 過去、どれだけの素晴らしい「自分」が生まれることなく消滅しただろうか。 たった一手間、書き留めることを怠ったせいで。 その中には、書き手の最高傑作になるべきアイデアや、 <禁断少女>の世界を変える文章もあったはずだ。 それが無残に忘れ去られ、ただそれが「在った」ことだけは覚えられているのは、 失い、二度と取り戻せないインスピレーションを求めて悶え苦しむのは、 ──すべて、この少女の仕業だったのか。 絶望に霞む瞳に、新たな影が映る。 今までで最も濃い闇から、それは現れた。 第六の、さらに強力な<大罪>が自分に近づいてくるのを、 <禁断少女>は悄然として眺めた。 前半ここまで 275 :名無しさん@ピンキー:2007/07/22(日) 01 52 25 ID 8rgXTShc まさかの展開! しかし嫌な少女ばかり出てきましたなww 276 :名無しさん@ピンキー:2007/07/22(日) 10 47 26 ID udIvG8Ky <誘い受け>とかも出てくるのか?w 277 :名無しさん@ピンキー:2007/07/22(日) 22 04 48 ID S79qNgoG wktk&オナ禁17日目保守! 278 :名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 01 52 47 ID D+3BTPe5 ゲーパロ氏降臨k・t・k・r! さあ久しぶりに全裸で正座といきますか 279 :名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 04 54 30 ID OEmCLZqv <自己語り>とかも出てくるのか?w 280 :ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6:2007/07/24(火) 06 19 43 ID ucQSmjAi <七つの大罪> 前編 現れたのは、――やはり<禁断少女>と同じ顔と肢体を持つ少女。 だが── 同じ美貌のなんと酷薄なことよ。 同じ眼差しのなんと峻烈たることよ。 夜の闇を切り取って生まれた<禁断少女>が、 闇の妖しさと優しさを身にまとうのならば、 冬の闇を切り取って生まれたようなこの魔少女は、 闇の厳しさ、残酷さのみを身にまとっている。 「……」 術式を封じられた<禁断少女>は、新たに現れた人外の美少女の前で、 まるっきり無力な子どもでしかない。 「はじめまして。私は──何だと思う?」 薄い桜色の唇をわずかにゆがめて、少女が問いかけた。 「……」 <禁断少女>は答えない。 だが、漆黒の瞳が揺れる様を見れば、彼女が相手が「何」であるか、 「識(し)って」いることは一目瞭然だった。 その視線を受け、少女は、艶やかに微笑んだ。 「そう。私は、貴女が一番畏れるもの。 貴女の全てを奪うもの。<書き手の七つの大罪>の六番目にして、 もう失われた一つ、<七つ目の大罪>を除く、今在る<大罪>の中で最強の罪……」 歌うような声に、<禁断少女>は耳を塞いだ。 目をつぶり、いやいやをするように後ずさる。 だが、新たな少女の声は、その拒否を、反抗を許さなかった。 少女の次のことばは、頭の中に直接響いた。僕の頭にも。 「――私の名は<放置>。 書かれ、そして未完のまま捨てられるものの化身。 そして、貴女を生んだこの人が呼び寄せたもの。 ──貴女と言う存在を消し去るために!!」 僕が、<禁断少女>の抹殺を求めて召喚した<第六の大罪>が告げた真実に、 <禁断少女>は、床の上に崩れ落ちるように倒れ伏した。 281 :ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6:2007/07/24(火) 06 20 24 ID ucQSmjAi 「……この人は、貴女が疎ましかった。 どんなに考えても、どんなに努力しても、浮かばぬ続き、作れない物語。 完結できない物語は、いつしか貴女を生み出したこと自体を消したい過去と変える。 そんな時、書き手は……どうすると思う?」 少女は、いったんことばを切り、<禁断少女>の顔を覗き込む。 厳冬の真夜中の闇を映す瞳が、傷つき、震える黒瞳を捉えた。 凍てつくような一瞬。 そして、<放置>は静かにつぶやいた。 「物語を、貴女を、……放置し、捨て去るのよ。 虚空の果てに追いやり、記憶から無理やり消して」 「そ、そんな……嘘よ、嘘っ!」 反射的に<禁断少女>が叫んだ。 だが、彼女が、自分のことばを自分で信じられないでいることは 動揺にゆらぐ表情があまりにも正直にあらわしていた。 「……」 <放置>から視線をそらし、僕のほうに向けられた瞳。 すがるようなその光を──僕は消し去ろうとした。 「そう。その女(ひと)が言っていることは、正しい」 「――!!」 「僕は、君を消そうと思う。あの続きを書けないのなら、――君はいらない」 「――!!」 愕然と目を見開く<禁断少女>は、あの日出合った少女ではなかった。 美貌は傷つき、ゴスロリの衣装は血と埃に薄汚れ、超自然の魔力を奪われた<禁断少女>は、 もう、僕にとって、女神のような存在ではなかった。 それは、自分の力に対する、自分の才能に対する、いや、自分自身に対する嫌悪感だった。 僕が、僕の文章によって呼び出した少女は、今や憎悪の対象でしかなかった。 「……そんな……」 かつては、それ自体が光を発しているようかに思えた瞳は、 僕の文章と同様にもはや輝きを失い、僕の心をとらえるいかなる魅力も持っていなかった。 282 :ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6:2007/07/24(火) 06 21 04 ID ucQSmjAi 「……この世で最も恐ろしいこと、何だかわかる? 愛する者に裏切られ、追放されること。貴女にとって、それはただの消滅ではないわ あらゆる復活の可能性を、いいえ、あらゆる希望を失う滅び方……」 <放置>が、淡々と、だが冷酷に言い放つ。 そのことばの一片一片(ひとひらひとひら)が厳然たる事実であるのは、傍から聞いていても分かった。 塩の柱と化したように動かない<禁断少女>を見て。 (モウ、コノ世界ニ存在シタクナイ) 彼女の光の抜け落ちた瞳は、そう語っていた。 「……さよなら」 せめて最後だけは優しい声になっただろうか、僕は彼女に死刑を宣告した。 <禁断少女>は、返事をすることさえできないでいた。 「では、仕上げね」 凍りついたように身じろぎもしない、虚ろな<禁断少女>を横目で眺め、 <放置>は、はじめて笑った。 現存する最強の<大罪>にふさわしく、酷薄な、そして美しい笑みだった。 「この女、この状態になっても滅ぼすのは難しい。 でも、貴方の強力があれば、それは可能……」 黒と白のゴスロリ姿が、僕に近づく。 「見せてあげなさい、貴方が今、必要なのは、あの女ではなく、私だと言うことを」 そして、人外の魔少女は、その白く滑らかな手で、 ズボンの上から僕の股間をなで上げた。 「ううっ」 その幼い手の動きの信じられない淫らさに、僕はうめいた。 先ほど、何度も<禁断少女>の中に射精したというのに、 僕の性器は、あっという間に硬くなった。 「まあ、逞しい」 ことばとは裏腹に、<放置>の声は冷たく、どこか蔑むようだった。 それは、こんな年端も行かぬ少女に欲情する男への侮蔑か、 それとも書きかけた文章を途中で投げ出す書き手への軽蔑か。 だが、それすらも、僕にとって獣欲を促進する効果しかない。 それほどの美貌と、手技だった。 283 :ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6:2007/07/24(火) 06 21 48 ID ucQSmjAi 「ほうら、熱くなる、硬くなる」 冷たい声と、冷たい手が、僕の火照った身体を嬲る。 それでも、ズボンのチャックに手をかけられたとき、僕は反射的に身を捩った。 「あら、恥ずかしいの?」 <放置>の完璧に整った唇が、すうっと笑いの形を取る。 温かみも思いやりも1ミリグラムも含まれない酷薄な笑み。 その美しさに僕は、眩暈すら覚えた。 「見せておやりなさいな。貴方のを、あの女に……。 私の手でこんなに大きくして、精液を噴き出したがっている性器を」 するり。 まるで布地が石を持っているかのように何の抵抗もなくズボンが引き下ろされた。 パンツの布地は大きく盛り上がっている。 <放置>の手は、ためらいもなくそれを掴んだ。 「ふふ。<見ろ>と言いなさい。あの女は貴方に逆らえないわ」 「そ、それは……」 「あら、今さらためらうの? あの女を滅ぼすのには、すべての希望を奪う必要があるのよ。 私と寝て、私のほうが具合がいい、と貴方が<判定>し、 あの恩がそれを受け入れるのが、その手段」 弄うように<放置>は笑った。 「……それとも、このまま、パンツの中に射精しちゃう? 私はそれでもいいわよ。年下の女の子にいいように嬲られて、 服の上からさすられただけで、永久に射精し続けるな情けない男の子。 それも貴方にお似合いかもね」 「うああ……」 どんなサディストな男でも一瞬でマゾヒストに転向してしまいそうなくらいに 蟲惑的な声に、僕の心臓と性器は跳ね上がった。 僕は必死に射精を堪えた。 かすれた声で、返事をする。 「だ、だめ。やるっ、やるから、ちょ、直接……」 「なあに、直に手でして欲しいの?」 もどかしく頷くと、にやりと嗤った<放置>はパンツを下ろした。 僕の性器は、天を向いて狂おしいほどにそそり立っていた。 284 :ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6:2007/07/24(火) 06 22 29 ID ucQSmjAi 「ほら、みんな見てるわよ。貴方がおち×ちんをガチガチにさせているところ。 <誤字>も、<脱字>も、<投下後リロード>も、<脱線>も、<メモ忘れ>も──」 嘘ではなかった。 少女たちは、僕を取り囲んで、僕の痴態を眺めていた。 <放置>と同じ冷たい瞳で。 情けないことに、僕の男性器はその視線にさらに固く熱くなった。 <放置>の手が僕のそれを這う。 白い蛇が絡みつき、しごいた。 「ううっ」 あまりの快感に僕はうめいた。 何度かしごき、そして<放置>は、その手を離した。 「あっ……」 突然の快感の消失は、痛みにも似ていた。 「続きをして欲しい? なら、自分からおねだりしなさいな。 <私の手でしごいて欲しい>、って。――あの女に聞こえるように、ね」 「そ、それは……」 「<お前にしゃぶられるのよりも、お前と交わるよりも、この女の手でしごかれるほうがいい>、って。 実際、そうなんでしょう?」 僕の獣欲の全てを見透かす視線に、僕は逆らえなかった。 「……貴女の手でしごいてください……」 「他には?」 「き、<禁断少女>の……お口でしてもらうより、あそこに入れるより、 <放置>様の手でしごいて……欲しいです……!」 「ふうん。私が言ったことより、よっぽどいやらしく残酷なことを言うのね。 それが、貴方の望み。心の奥底の本心。――貴方、よっぽどこの女が憎いのね。 聞いた? <禁断少女>さん?」 唇に笑みを溜めたまま、<放置>は<禁断少女>にことばをぶつけた。 「あっ……」 石化したように動かぬ<禁断少女>の頬を伝う、透明の雫。 「ふふ、泣いても無駄よ。これからが仕上げですもの」 <放置>は闇が広がるような艶やかな笑みを浮かべた。 285 :ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6:2007/07/24(火) 06 23 10 ID ucQSmjAi 「さあ、<書き手>、来なさいな。 私と交わりなさい、この女の目の前で」 <放置>は、僕に背を向け、ゴスロリのスカートをたくし上げた。 黒いスカートの中の白い尻が、残酷なまでにエロティックだった。 スカートをたくし上げ終わると、少女はそのまま上体を沈めた。 立ったまま足を広げ、その足首を手で掴む。 股の間から、美貌がさかさまになって僕を覗き込んでいた。 そして、その上には、性器も肛門も、 少女の全てがあからさまになって僕の目に晒されていた。 四つん這いよりも恥ずかしい姿で、<放置>は冷ややかに笑った。 「――このまま、来なさい。 キスも、愛撫も、睦み言さえなく、ただ欲望を満たすためだけに。 それが、あらゆる優しい言葉を忘れた人間、 ただ<書き手>であることから逃げたいと念じた貴方が一番望んだ欲望の満たし方のはず」 「――!!」 「そして、それが<書き手>と<禁断少女>の間の契りを絶つ唯一の<手段>」 「……!!」 「ただ貴方の性器と私の性器とが交わる、粘膜のこすれ合い。 どんな想いも、技巧も、努力も、そして文章もいらない交わりで 私の中に射精したとき、<禁断少女>は、虚空の果てに放逐され、永久に放置される。 それが私の力――<書き手の第六の大罪>の力」 荒涼と、寒々しく、そして虚しい性交への誘い。 それは破滅と隣り合わせの甘美さを伴って僕の脳髄をしびれさせた。 僕はふらふらと引き寄せられた。 性器は、限界までいきり立っていた。 五人の少女たちがいっせいに笑う。 <書き手>であることから逃げようとする僕を。 自分の<禁断少女>を滅ぼそうと虚しい交わりに向かう僕を。 僕は、僕を侮蔑する少女の腰に手をかけ、 ──その幼い性器に、自分の性器を突き入れた。 愛撫も前戯もなしに、<放置>の中に自分をうずめる。 受け入れるのでもなく、拒否するのでもなく、<放置>の秘肉が僕に触れ、 僕は、立て続けに彼女の中に射精した。 286 :ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6:2007/07/24(火) 06 24 02 ID ucQSmjAi 「出し終えた? 満足?」 足の裏と、手のひらの四箇所を床につけたまま、<放置>が問いかけた。 「……あ、ああ……、もう出ない……よ」 どれだけ交わったのだろうか。 長い時間だったかもしれないし、一分程度だったのかもしれない。 劣情を吐き出した後は、疲労と虚無感が生まれるが、 <放置>との性交は、極限にまでそれが激しかった。 これは、まるでレイプだ。 本当に、ただ、精液を吐き出すためだけの、自慰にすら劣る性行為。 僕と<放置>、どちらがどちらを強姦したのかは分からない。 わかるのは、この交わりが最低のもので、 それに興奮して陰嚢の中身を全て空にしたぼくは、最低の男ということだ。 自分が生み出した<禁断少女>を自ら消そうとしている人間にふさわしいセックス。 「――では、処刑をはじめるわ」 <放置>はゆっくりと身を起こした。 白痴のように座り込む<禁断少女>の前に立つ。 「……もう精神崩壊を起こしているのかしら? すぐに楽になるから安心しなさいな」 虚ろな瞳の<禁断少女>にことばを投げかけ、<放置>はもう一度スカートをたくし上げた。 白磁の手が、股間へと這う。 穢れを知らないような美少女が、自分の性器に触れ、 その中に溜まっている粘液をすくい取る様は、 今、最後の一滴まで精液を放ったばかりの僕が思わず唾を飲み込むくらいに淫靡だった。 「見える? 私の中に射精された、貴女の<書き手>の精液。 <禁断少女>たる貴女よりも、<放置>である私を選んだ証。 この精液が付いた手でならば、容易く貴女の心臓を貫ける」 そのために彼女は、僕と交わったのか。 白濁の汚液がからんだ指先が、身じろぎもしない<禁断少女>の左胸に当てられる。 黒のゴスロリをわずかに盛り上げる、つつましいふくらみの下にあるのは、<禁断少女>の心臓。 そして、<放置>、最強の大罪は、ためらうことなく、 その指先を<禁断少女>のそこにめりこませた。 287 :ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6:2007/07/24(火) 06 24 45 ID ucQSmjAi <放置>の指先が、ずぶずぶと<禁断少女>の左胸に沈み込んで行く。 <第六の大罪>が、唇に酷薄な笑みを浮かべた。 「心臓に達したわ。――これでおしまいね。さようなら」 言うや否や、<放置>は体重をかけ、一気に<禁断少女>を貫いた。 「!!」 人外の美少女の体が揺れた。 魔少女の白い手が、<禁断少女>の背中から生えていた。 少女の紅い血をからませて。 勝利の確信に<放置>が微笑み、 まわりを囲む五人の少女たちが嗤う。 その笑い声ごと、闇が彼女たちを包んだ。 ことり。 五人の美貌がずれ、床に落ちる。 <誤字>を、<脱字>を、<投下後リロード>を、<脱線>を、<メモ忘れ>を、 一瞬にして世にも美しい生首に変えたのは──誰か。 「――!!」 <放置>が声にならない叫び声をあげた。 動揺しきった瞳が見つめるのは、 今止めを刺した<禁断少女>ではないのか。 否。 白痴の如く床に座り込んだ少女は、もはやそこにいなかった。 代わりにそこにいるのは、五人の魔少女を一瞬にして屠った美少女。 「……<書き手の大罪>、七人の中の六人。大したものだったわ」 妖々とした声は、それまでの少女と同じ、そして<放置>たちと同じ声のはずだった。 だが、なぜ、これほどまでに綺麗なのか。よく響くのか。僕の胸を打つのか。 「特に貴女。六人のうちでは最強を名乗るだけあって、よくやったわ。 ──さすがは私の娘、とでも言っておこうかしら」 ゆっくりと持ち上げた顔は、六人の魔少女たちとまったく同じ顔立ちなのに、 なぜこれほどまでに可憐なのか、美しいのか、僕の心臓を高鳴らせるのか。 「でも、まだ色々なものがちょっとだけ足りないわね。 この人を渡すわけには行かないわ。――だって、この人は私のものですもの」 高らかに宣言して立ち上がった<禁断少女>に、<放置>は蒼白になった。 288 :ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6:2007/07/24(火) 06 37 29 ID ucQSmjAi ずぶずぶと、<放置>の腕が、沈みこんで行く。 <禁断少女>の胸の中に。 だが、それが先ほどまでとは違って<放置>の意思によるものではないことは、 彼女のうろたえ、怯えきった表情でわかった。 人外の美少女の左胸は、全てを無慈悲に飲み込む底なし沼か流砂を思わせた。 「そんな、そんなっ、馬鹿なっ!! 貴女、いったい何者……!!」 <放置>が顔をゆがめて泣き叫ぶ。 生きながら飲み込まれ、取り込まれているのだ。 禁断少女に。 「私? 私は<禁断少女>そして、<書き手の七つの大罪>のその七でもあるわ」 「――!!」 失われ、衣までは存在しないはずの<大罪>の名を聞いて、 <放置>の美貌が牢のように白くなった。 「嘘、嘘っ!! あの御方は、とうの昔にいなくなってしまったはずだわ! 私たち<大罪>を生み出したお母さまはっ……!」 「そうね。貴女たちには寂しい思いをさせてしまったわね。 でも、もう一緒よ……。私の娘たち……」 <禁断少女>、否、<書き手の第七の大罪>は、<放置>の頭をそっと抱きしめた。 抱え込む繊手と胸とが彼女を飲み込んだとき、<放置>は歓喜の声をあげ、消え去った。 「……」 いつの間にか、部屋には僕と<禁断少女>の二人しかいなくなっていた。 床に転がっていた五人の<大罪>も、取り込んでしまったのだろう。 少女の背中から生えた、黒い翼が。 魔少女たちの首を刎ね、その身体を取り込んだ魔性の翼が。 「……君は、君は……いったい……」 自分のよく知る少女が、まったく別の存在になったように、僕は後ずさった。 裏切り、消滅させようとした相手が、女神に変わったかのように。 否。 彼女は、最初から女神だった。 「私は、<禁断少女>。そして<書き手の七つの大罪>の第七。 <真の最大最強の大罪>にして<唯一の贖罪>、……私の罪名は、<執筆>」 289 :ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6:2007/07/24(火) 06 38 10 ID ucQSmjAi 「<執筆>……!?」 「そう。文章のどんな罪悪も、書くことから始まる。 でも、すべての喜ばしい文章もまた、書くことから始まるのよ」 <禁断少女>は、微笑んだ。 自分を裏切り、追放しようとさえ思った<書き手>に対して。 すべての罪の母親は、全てを赦す希望の少女であった。 その美しさに、僕は、息を飲んだ。 あの日、夢中でキーボードを叩いたのは、――この娘(こ)に会いたかったから。 「さあ、お馬鹿さん。自分が何をしたか、わかってる」 「……うん」 「そう。じゃ、自分が何をしなきゃならないかも、わかっているわね?」 「……うん」 <禁断少女>は、くすりと笑った。 僕の胸を高鳴らせ、血を沸き立たせ、ディスプレイに向かわせるときめきを与えて。 ああ。 この娘と会いたい。 この娘と話がしたい。 この娘とデートしたい。 この娘とキスをしたい。 この娘の裸を見たい。 この娘と交わりたい。 この娘と愛し合いたい。 心臓が苦しいほどにドキドキしている。 あそこが、信じられないくらいに熱く硬くなっている。 僕は、ごくりと唾を飲み込んだ。 「……ふふふ。それじゃ、待っているわ。貴方にまた会える日を」 <禁断少女>は、あの日、僕の心を奪った微笑を浮かべて、消えようとしていた。 「まっ……」 待って、と言おうとして、自分にその資格がないことに気がついた僕は声を詰まらせた。 書きかけの作品を投げ出そうとした、情けない<書き手>の自分には。 だが、僕の<禁断少女>は、薄れゆきながらにっこりと笑い、僕に近づいた。 290 :ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6:2007/07/24(火) 06 38 50 ID ucQSmjAi 「え……?!」 <禁断少女>は、僕の唇にそっとキスをした。 「うふふ。まったく、しょうがないわね、私の<書き手>さんは。 いいわ。また<放置>とかを呼び出さないですむように、 すこーしだけ、おまじないしってあげる」 無邪気に微笑んだ超自然の美少女は、自分のスカートの中に手を差し入れた。 「んっ!」 ショーツを一気に引き下ろして、スカートをたくし上げる。 「ほらっ! 男の子ならこれ見て元気出しなさい! そして、続きが見たければ──頑張ってねっ!!」 薄れゆく光の中で、いたずらっぽく微笑む少女のその部分が、僕の目に焼きついた。 「……」 全てが消えさった部屋の中で、僕はパソコンのディスプレイに向かい合っていた。 「夢……」 いいや。 ディスプレイに映るフォルダを見ながら僕はつぶやいた。 さっき消したはずのファイルが、復活していた。 書きかけ、途中で放り出し、抹消しようとしたファイル。 あの少女が出てくる物語。 僕は、そっとフォルダを閉じた。 二度と消そうとは思うまい。 いつか、この続きを、あの続きを書けそうな気がするから。 FIN 291 :ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6:2007/07/24(火) 06 41 16 ID ucQSmjAi タイトルから<誤字>を召喚してしまって前編とか言ってますが、後編です。 292 :名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 10 52 34 ID nFPYkQa2 執筆ちゃん、俺に会いに来てくれないかな? 近ごろ筆が進まないのはきっと執筆ちゃんが来てくれないからだorz 293 :名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 12 00 21 ID hSQ2s+A+ GJ! 大罪全てに心当たりがorz 294 :名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 12 51 49 ID 4N8OTVfk 胸が……胸が痛い…… 放置 していたSS読み直してくるわ 295 :名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 13 40 27 ID hDXwy3C6 俺もオナ金しようかな…… 296 :名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 00 16 03 ID B4i/UBIw 胸が痛すぎるこのSSは だがGJ 297 :名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 01 32 30 ID LEzbjSOY 296 やあ俺 俺も心あたりありすぎて胸が軋むようだ だが、だからこそGJと言わずにいられない 298 :名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 22 13 04 ID WAG/KtCd GJ過ぎてティムポから汁が出そうなオナ禁21日目☆保守! 299 :名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 09 42 34 ID +8uxlo0M うおおおお、なにか涙が… 超GJ! 300 :名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 13 28 50 ID 8zJbr+I4 292 逆だ!書かないから来ないのだw 301 :298:2007/07/30(月) 22 48 07 ID vNY0a0FK 我慢しきれずに出ちゃったよ・・・orz 302 :名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 23 12 06 ID NrrNGEvE 301 しょうがないわね・・・ 降臨は当分お預けだからね。 303 :名無しさん@ピンキー:2007/08/04(土) 18 11 18 ID o6VCFUJY ちゃ、ちゃんと我慢したら、行ってあげるんだからっ 別にあなたに会いたいとか、そんなことないんだからっ そうよ!ご褒美よ、ご・ほ・う・び! だからちゃんと……禁欲してね? 304 :名無しさん@ピンキー:2007/08/05(日) 22 58 25 ID x4H7LnrF オナ禁6日目☆保守! 305 :名無しさん@ピンキー:2007/08/07(火) 23 59 22 ID 7Bd9/t88 ほ 306 :名無しさん@ピンキー:2007/08/09(木) 23 48 38 ID tBBr98A9 禁 307 :名無しさん@ピンキー:2007/08/10(金) 06 34 42 ID f5mqHjdu 断! 308 :名無しさん@ピンキー:2007/08/10(金) 12 49 11 ID VpJu2pqw 淑? 309 :名無しさん@ピンキー:2007/08/10(金) 18 33 11 ID zQ1jFvQt 男 310 :名無しさん@ピンキー:2007/08/11(土) 23 31 22 ID J3ypl2Oe 禁断淑男って何さ? 淑女じゃないのか…… 311 :名無しさん@ピンキー:2007/08/12(日) 00 17 40 ID VO8tP0nR 禁断淑男「俺、参上!」 312 :名無しさん@ピンキー:2007/08/12(日) 17 38 16 ID dmIp4Fks 最初からクライマックスなんで会えません 313 :名無しさん@ピンキー:2007/08/14(火) 21 42 35 ID QMzLktl5 もういっちょ行くか。 禁! 314 :名無しさん@ピンキー:2007/08/14(火) 22 29 27 ID T4uhaX+U 止 315 :名無しさん@ピンキー:2007/08/14(火) 23 27 17 ID T+hdNH+N 軍! 316 :名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 00 00 43 ID 9FC4yN/r 曹! 317 :名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 02 11 16 ID 1nInh8vj 「お前ら!今から一ヶ月間オナ禁であります!」 318 :名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 03 36 35 ID eg3luhPG ケロロかよwww 319 :名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 17 48 30 ID q0XHm3lG /ノ 0ヽ _|___|_ ヽ( # ゚Д゚)ノ 下がってろウジ虫ども! | 个 | 訓練教官のオナ禁先任軍曹が2をgetする! ノ| ̄ ̄ヽ ∪⌒∪ 1 貴様!俺の禁断少女をどうするつもりだ! 3 口でオナ禁たれる前と後に「サー」と言え! 4 ふざけるな!大声だせ!オナホ落としたか! 5 貴様には両生動物のオナニーをかき集めた値打ちしかない! 6 アカの手淫のオナニー豚め! 7 まるでそびえ立つ禁断少女だ! 8 オナホ切り取ってグズの家系を絶ってやる! 9 じじいのオナニーの方がまだ気合いが入ってる! 10 禁断少女が来る前にオナ禁が終わっちまうぞ、アホ 320 :名無しさん@ピンキー:2007/08/17(金) 23 06 12 ID ZJMAfm/X さて、週末だしいっちょ逝ってみるか。 禁☆! 321 :名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 00 35 41 ID yecuOTQC 弾☆! 322 :名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 01 03 42 ID f8qR1DnO ロリ☆! 323 :名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 10 45 01 ID 6cBnisgI ビーム☆! 324 :名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 21 29 11 ID AJuShvMF 320-323 禁断少女はすげぇ必殺技を持ってるんだなw 怒らせたら怖そうだww 325 :名無しさん@ピンキー:2007/08/20(月) 23 34 00 ID SnGREiCB 誰か過去ログ持ってないか? 上のURLのは落ちてたんだ…… 326 :名無しさん@ピンキー:2007/08/23(木) 22 46 51 ID mFlf3yEs 保☆ 327 :名無しさん@ピンキー:2007/08/23(木) 23 57 07 ID X+1ZVx2H 守☆ 328 :名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 21 24 15 ID FH9q/umt 少☆ 329 :名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 23 54 27 ID WOWmmOzK 女☆ 330 :名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 02 47 49 ID YEaa7qqv 保守少女か…… 多分、保守的で奥手な少女なんだろうな……と言ってみるテスト 331 :名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 10 42 24 ID SIc1DSkA 金玉少女 332 :名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 17 42 40 ID UMnkOrN7 330 「このスレは落ちないわ、私が守るもの」 333 :名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 22 16 11 ID HPQ2ivY3 保守少女キタ──(゚∀゚)──!! 334 :名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 10 00 52 ID b3Kni5lE 保守少女「…保守。…これでいいのかしら?」 335 :名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 12 44 41 ID JGRFJQoP あぁんもう!またここ壊れてるぅ! よいしょよいしょ…… (作業中) ふぅ、これでよし! っと♪ 補修少女 336 :名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 20 53 36 ID 02qco3tE ……何故私はこんな時間にこんな所にこんな人と一緒にいるのかしら……。 なんですって? わからない事は逐一教えてやるから安心しろ? ……私に何をするつもりなんですかあなたは。 二人きりだからって変な気を起こさないで……あ、いや、だめっ! そんな……そんなもの出さないでっ! 恥ずかしくて死んじゃう! ――補習少女 * 一緒にいたのは担任の先生で、出したのは0点の答案でした。 337 :名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 21 00 45 ID IxIPd3mT (一発内角高めでびびらせてやるわ。そうしたら次は外角低めね…) 捕手少女 338 :名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 21 05 14 ID 8/XZqG80 「さっさとよこしなさいよ!」 報酬少女 339 :名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 21 06 44 ID 02qco3tE 「まったく、素直に渡さないからこんな目に遭うのよ!」 徴収少女 340 :名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 23 29 47 ID tM7dMVJp 「これでこのシリーズは全てコンプリートしたわよ~!」 収集少女 341 :名無しさん@ピンキー:2007/08/28(火) 00 10 11 ID xkEOzcso 「オシッコ出ちゃう…」 CC少女 342 :名無しさん@ピンキー:2007/08/29(水) 08 57 58 ID alPwti70 (ふふっ やっと見つけた♪ 何も知らないで幸せそうに寝ているわ…♪) (えっとまずはこれを取り出して…) ジャーンジャーン 「げえっ!夜襲少女!!!!!」 343 :名無しさん@ピンキー:2007/08/29(水) 13 07 37 ID uH2aD4xT なんだこのスレwwwwwww 344 :名無しさん@ピンキー:2007/08/29(水) 16 20 30 ID Kz8UHNz+ 保守少女が、保守の必要が無い時に何をしているのか、の一覧? ちなみに、禁断少女は最近皆禁断症状にならないので、出番がありません。 ああ、悲運の禁断少女! かの少女と再び我らが合いまみえるのはいつの日か! 345 :名無しさん@ピンキー:2007/08/29(水) 19 21 50 ID g/EFAf7N 禁断少女の方も溜まってそうだな 346 :名無しさん@ピンキー:2007/08/31(金) 15 25 48 ID Q7zzQ/Q4 禁断ちゃん、我慢しないでいいんだよ 347 :名無しさん@ピンキー:2007/08/31(金) 18 40 02 ID 5VfDPOBD すぐ出しちゃうあんたたちが悪いんだからね! 348 :名無しさん@ピンキー:2007/08/31(金) 18 43 27 ID pkZLZtKb な……何を馬鹿な事言ってんのよっ! 私が欲求不満になるわけ無いでしょ! アンタ達が溜まったのを抜くのが仕事ってだけで、別にアンタ達とそういう事して 楽しもうとか、そういうのは全然無いんだからねっ! だから別にアンタ達に逢えなくたって、欲求不満になったりなんかしないんだから、 勘違いしないで欲しいわね! ……ま、まあ、そりゃ、アンタ達に逢えないからじゃなくて、私も、一応年頃の女の子だし? そういう感情を持て余しちゃう事はあるっちゃあるけど……ちゃんと自分で処理できてるんだから! アンタ達とはそこら辺が違うのよ! ……へ? ……処理って、お前もオナニーとかするのか、ですって!? またアンタは馬鹿な事言って! 何!? そんなに私を怒らせたいの? 自制して治まるの待ってるに決まってるでしょ! 禁断通販でバイブやローター買って、 一人の時はそれでオナニーとかしてるなんて、そんなのアンタの想像の中でだけよ! 私は絶対にそんな事はしてないんだからね! わかった!? うっかりローターが中に 入って取れなくなって、イキ過ぎで気絶しちゃったりとか、そんな事は絶対有り得ないことよ! まったくもう……そんな風に妄想してばっかりだから、いつまで経っても私が出て来れないんじゃない……。 私に逢いたいんじゃないの? ……もしかして……もう私なんか要らないの……? 保守少女の方にばっか夢中で、もう私の事なんて見てくれないの……? 私、もう捨てられちゃうのね。じゃあ、もう、これで……終わりね。 ………………さよなら………………。 なんて、うーそ。あはは、嘘に決まってるじゃない! アンタ達が私無しでここで生きていけるわけが無いんだから! アンタ達の為に、私は待ってるんだから、 だから、早く……私に逢いに来なさい! 私の方がアンタ達を捨てちゃうって事はあるかもしれないしね……うふふ。 いい? これは命令だからね! 早く……私に……私だけに、逢いに来るのよ! 349 :名無しさん@ピンキー:2007/08/31(金) 18 45 32 ID pkZLZtKb 347 何被ってんのよっ! え? リロードしなかったお前が悪い? ………………。 う………………うわぁあああああん!!!! 【禁断少女は泣きながらどこかへ走り去って行った。俺も泣きたいorz】 350 :名無しさん@ピンキー:2007/08/31(金) 23 01 48 ID 5E4I/QfM なんだこのスレ(w 351 :名無しさん@ピンキー:2007/09/01(土) 17 39 32 ID jb4Affnk 禁断ちゃん、ぱんつはいてないの? いけない子だなぁ。はぁ、はぁ、はぁ……。 352 :名無しさん@ピンキー:2007/09/01(土) 22 37 15 ID vUyjF1n+ ばっ…! あんたの好みの禁断少女が現れるんだからあんたがノーパン好きなら 答えは言わなくてもわかるでしょっ! でもアンタ、いけない子がすきなんだ…? 頑張って禁欲して私に会いにきてねって言いたいところだけど いけない子が好きなんだったら……いいよ。 今、してあげる。 353 :名無しさん@ピンキー:2007/09/02(日) 14 40 26 ID nUOa/+2N しかしそれは禁断少女が仕掛けた巧妙な罠だった 354 :名無しさん@ピンキー:2007/09/02(日) 21 17 49 ID Br+9BBoo ジャーンジャーンジャーン 「げぇっ、関羽!」 355 :名無しさん@ピンキー:2007/09/03(月) 00 02 23 ID 896hbcq3 そら巧妙な罠じゃなくて孔明の罠でんがな。 お後がよろしいようで~(テンケテンケ 356 :名無しさん@ピンキー:2007/09/03(月) 12 51 04 ID fsU+8+7F 348 不覚にも萌えた 357 :名無しさん@ピンキー:2007/09/04(火) 12 47 42 ID wg89L0bL 保守少女「保守しておくわね。ところで保守って どのくらいの頻度で行えばいいのかしら?」 358 :名無しさん@ピンキー:2007/09/04(火) 23 32 35 ID qpHa3+6k 357 マジレスすると、2~3日に一回くらいで大丈夫と思われ。 でも、本当は毎日保守して欲しいな。 359 :名無しさん@ピンキー:2007/09/05(水) 01 48 28 ID F6aoRiWh 初めて見たが なんだこのスレ って、どうしても言ってしまうな 360 :名無しさん@ピンキー:2007/09/05(水) 12 38 26 ID M/vMpYIq 保守少女「ありがとう、 358 優しい人」 361 :名無しさん@ピンキー:2007/09/06(木) 01 51 24 ID b62HVSAe 保守ちゃん可愛いよ 362 :名無しさん@ピンキー:2007/09/06(木) 12 54 50 ID GKMuurTW 禁断少女「……ふんっ」 363 :名無しさん@ピンキー:2007/09/06(木) 21 48 13 ID aA5jWbOc やばいよ禁断少女がすねちゃったyo! でも俺昨日オナーニしたばっかだしな・・・ 364 :名無しさん@ピンキー:2007/09/07(金) 02 38 03 ID 7NPboKnj 363 禁断王女「わっ私にそんなに会いたくないんですねえええええええええ」 うわーんという泣き声が遠くで聞こえる・・・ 365 :名無しさん@ピンキー:2007/09/07(金) 18 35 30 ID JXqSdmjg 禁断女王「まったく…この豚どもにはしっかりした調教が必要なようね」 ピシィーン 遥か遠くから鞭の音が聞こえる… 366 :名無しさん@ピンキー:2007/09/07(金) 21 10 56 ID Knz01IwK 平蔵再び 367 :名無しさん@ピンキー:2007/09/08(土) 00 26 02 ID AMtcZHCW 366 それは禁忌でわ 368 :名無しさん@ピンキー:2007/09/08(土) 19 29 59 ID CXqERabw きんき少女「すてーうぃーずみー、がらすのしょうじょじーだいをー♪」 369 :名無しさん@ピンキー:2007/09/08(土) 20 39 08 ID 3izv2XYn 368 それただのジャニヲタ少女じゃねーかw 370 :名無しさん@ピンキー:2007/09/08(土) 21 36 11 ID t+O6zF6O 禁句少女 371 :名無しさん@ピンキー:2007/09/08(土) 21 57 30 ID N9ZhOns0 367 禁忌少女「血の繋がってるお兄ちゃんを好きになっちゃ 駄目ってことはわかってるよ…でももう抑えられないの!」 372 :名無しさん@ピンキー:2007/09/08(土) 22 05 27 ID t+O6zF6O 371 ヒント スレ違い 373 :名無しさん@ピンキー:2007/09/10(月) 20 30 33 ID 8s1EUeL6 ここは一つ仕切り直しで・・・ 禁☆! 374 :名無しさん@ピンキー:2007/09/10(月) 23 22 22 ID yK7aOpIa 断 375 :名無しさん@ピンキー:2007/09/11(火) 01 32 00 ID vBxagy/T 魔 376 :名無しさん@ピンキー:2007/09/11(火) 02 00 47 ID RJpVPEAa 王 377 :名無しさん@ピンキー:2007/09/11(火) 12 12 09 ID TfA0Y2Nd おとーさん! おとーさん! 378 :名無しさん@ピンキー:2007/09/11(火) 18 58 44 ID nfJflcZJ 流れるようなコンビネーションに夢精した。 379 :名無しさん@ピンキー:2007/09/14(金) 12 22 47 ID 0kpaHCdt 切断少女 380 :名無しさん@ピンキー:2007/09/14(金) 17 21 29 ID V1dAkL6T 切断少女「禁欲できないのなら……ジョッキン! しちゃうぞ♪」 381 :名無しさん@ピンキー:2007/09/15(土) 12 51 33 ID CEZNFsFQ 379 あの 94から始まった悪夢を繰り返す気か? 382 :名無しさん@ピンキー:2007/09/15(土) 15 00 24 ID hzONMHV/ 劇団少女 383 :名無しさん@ピンキー:2007/09/15(土) 22 59 21 ID W08GZEh3 劇団少女「あめんぼあかいなあいうえお~うきもにこえびもおよいでる~」 今日も発声練習に余念が無いようだ。 384 :名無しさん@ピンキー:2007/09/16(日) 23 07 51 ID k/5fZ/2p 保守少女「保守しておくわ」 385 :名無しさん@ピンキー:2007/09/17(月) 05 20 35 ID h8CpiBpC 練炭少女 386 :名無しさん@ピンキー:2007/09/17(月) 13 08 06 ID xSmSp7lv 練炭少女「ああ……刻(とき)がみえる……」 387 :名無しさん@ピンキー:2007/09/20(木) 15 34 32 ID Y4OIsAA/ 元旦少女 388 :名無しさん@ピンキー:2007/09/21(金) 02 32 09 ID 350LrF72 387 それじゃあ姫始m…いや何でもない 389 :名無しさん@ピンキー:2007/09/21(金) 03 13 09 ID UJ0709JL 散々少女 390 :名無しさん@ピンキー:2007/09/21(金) 10 14 09 ID 2VGfM1mJ 仁丹少女 391 :名無しさん@ピンキー:2007/09/21(金) 20 09 22 ID Y+WPkLAC 387 元旦の日の出を見ている途中、ふと背中に人の気配を感じた場合それは元旦少女かもしれません 気配を感じれた方はその感覚を忘れずに日没を見るのです 日没の瞬間、気配を感じれた場合は後ろを振り返ってみるといいでしょう 振袖姿の元旦少女が夕日に頬を染めてあなたを見ているかもしれません その後ですか? ご自由にされるといいでしょう…… 392 :名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 19 27 22 ID 6LCV80xF という初夢を見た……と思ってたんだ。 夏になるまでは。 「お兄ちゃんの子だよ!」 そう言って大きくなったお腹を嬉しそうに俺に見せる、元旦少女に出会うまでは――。 393 :名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 20 40 32 ID xWt4T6O5 それ、なんてキモウト? 394 :名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 21 10 42 ID 6LCV80xF ちゃうねん。 少女の年上の男性への一般的呼称としての「お兄ちゃん」やねん。 キモウトちゃうねん。いやホント。 どっちにしろヤンデレ系な香りはするが。 さあて、一方その頃すっかり放置されてる禁断少女は何をしてるのかなぁ? 395 :名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 21 19 03 ID 5iC+Vvlj 394 素っ裸でオレの横に寝てるぜ? 396 :名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 21 30 27 ID xQ9o0fo8 395 まてまて、もまいの横にいるのは禁断軍曹だろ。 禁断少女は今俺の上で腰を振ってるぜ。 397 :名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 00 23 19 ID NonILAW7 投下します。 398 :名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 00 23 54 ID NonILAW7 インターネットという世界を知ったその日、僕の中で何かが変わった、気がする。 その世界には僕の知的好奇心を煽るものが数多くがあった―――主にエロについて。 二次元の世界ののめりこみエロマンガ、エロゲー、エロ小説など。 エロに関する知識をたくさん取り入れていた。 そしてある日、某掲示板でエロ小説を調べていたときにある一つのスレッドが目に留まった。 禁断少女。 中身を読んでみる。 禁欲をしてる、ようするにたまってる人のとこに現れて、精を抜きにくるものらしい。 本当にいるなんて思ってはいないけど、自分にも会えるかもと期待を抱いていた。 しかし僕には彼女に会うには解決すべき大きな問題があった。 毎日数回一人でしているということ――― 禁欲なんかできっこない。 だから僕は彼女に会うのを諦め、禁断少女の存在を忘れようとしていた。 だけど忘れようとするほど強く意識してしまうのは避けられないことだった。 そんなことがあった数ヵ月後、修学旅行があった。 新幹線に乗り数時間、泊まる旅館についた。 明日から本格的に見学にはいるらしい。 まずは微妙に豪華な晩御飯を平らげた後クラスメイトと共に風呂に入り、同じ部屋で寝ることに。 大丈夫だ、昨晩はいつも以上に抜いてきた。数日は抜かなくても大丈夫だろう。 そう思い、初日は疲れに身をゆだねて寝た。 399 :名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 00 24 27 ID NonILAW7 「オッス、おはよう」 「おはよう、今日も微妙な顔してんなぁ」 「お前こそ。」 二日目目の朝はそんな風な朝を迎えた。 朝食を食べて班別に別れ、寺などを見てきた。 そして夜。 少したまってきた、と思う。 いつも抜いているからたまるのが速くなってるのかもしれない。 でも流石にクラスメイトと同じ部屋なので抜くことはムリだ。 どうにか我慢して寝よう。 明日家に帰れば抜くことができるのだから。 なんとかして寝た次の日。 「お前大丈夫か?顔色悪いぞ?」 「あぁ、昨日ちょっとよく眠れなくて・・・。」 眠れなかった原因はいうまでもない。 適当にごまかしたあと、学年全体でまた寺見て回った。 そして帰りの新幹線の中。 友人と話をしながら帰路につく。 何処がよかっただの、つまらなかっただの。 適当に話を合わせながら時間を潰して、バスに乗り変えて、学校に到着して解散した。 やっと数日振りのマイホームだ。 帰宅してすぐ家族に挨拶してお土産を渡し、疲れたから寝ると言い部屋に行った。 ―――ああ、やっぱり家の布団は心地がいい。 そうじゃない、することがある。 たった2日我慢しただけで限界に近づいている。 早く抜きたい。 パソコンの前に座り、お気に入りのサイトのエロ小説を読みながら自分の一物を擦り始める。 久しぶりの感覚に体は正常に反応する。 すぐにどんどん膨れ上がってきて先走りが出てくるが、そんなことは関係なしに擦り続ける。 もうそろそろかな―――と思ったとき。 「我慢していらしたのですし、お手伝いしましょうか?」 そう少女の声が耳元に響いた。 400 :名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 00 25 04 ID NonILAW7 血の気が一気に引いていく。 家族に見られたのか。もうダメだ。これからどうしよう。 でも家族のにこんな声の人はいない。それじゃ誰だ。 心臓ばっくばくのままに、そんなことを考えていた。 振り返ってみる。 そこには腰まで届くほどの流れるような金髪を持った少女。 少し年下の印象を抱かせる顔立ち。 黒を基調とした落ち着いた服を着ている。 まるで魔界のお姫様―――のようだった。 彼女に目を奪われているとそっと微笑みを返してきた。 それで今の状況に気がつく。知らない人が僕の部屋にいる。 「・・・ふ、ふーあーゆー?」 なんで英語で聞いてるんだ。 しかし彼女は気にしてないのか何気なく答える。 「禁断少女―――、とでも名乗ればいいかしら。」 いつかの掲示板を見た記憶がフラッシュバックされる。 そうか、本当にいたのか―― 401 :名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 00 25 36 ID NonILAW7 「いつも抜いてばかりだから、数日でこんなになって・・・。 ちゃんと自分で精を抜いているのはいいと思いますけど、すぐたまってしまうのも考え物ですね。」 そういい回転イスに座っている僕の後ろから僕のものを手で撫でてくる。 「ッ――――――!」 根本から先まで、彼女の指先がグロテスクな起立したものを滑る。 初めての感覚が体中を駆け回った。 自慰行為を見られたときに青ざめて萎えていたことが嘘のように一気に回復した。 「ふふ、こんなにすぐに元気になってしまって・・・。まるで盛っている獣のようですわ、お兄様。」 優しく微笑みながら僕の顔を見つめてくる。・・・ダメだ、反則的なほど可愛い。 「どうしたんですか、顔を真っ赤にして。」 またひと撫で。そしてびくりと震える。 反応を見てまた微笑み、手でしっかりと握り、擦り始める。 「・・・気持ちいいですか?」 細く、白い指が僕を感じさせようと絡みつく。 1往復、2往復、3往復と、規則正しいリズムで手が動いている。 「出していいですよ?ちゃんと全部受け止めてあげますから。」 そういい片手でハンカチを取り出して亀頭の前にセットした。 初めての他人に触られる感覚と、ついさっきまで絶頂に達しかけていたこと。 そんな状況でいくら耐えようとしても、耐えられるはずなんてなかった。 「ッくう!出る!」 ためていた精が出て、目が見えなくなるほどの快感に襲われる。 びゅくびゅくと勢いよく精液がでていった。 「・・・んっ、すごい勢いですね。」 彼女はハンカチについたそれを指ですくって口に運ぶ。 「苦いですけど、お兄様の子種と思えば美味しいですわ。」 とても嬉しそうに笑う彼女。 張りのある赤い唇についている精液。 ああヤバイ、出したばかりなのにまた勃ってきた・・・。 数日分の精液は一回では全部出てくれないらしい。 402 :名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 00 26 40 ID NonILAW7 突然ぐるり、と回転イスをパソコンと反対方向に向けられる。 その方向には――どこから出したのかイスに座っている――彼女がいた。 正面から見つめ合っているのにどこか上から見下ろされている感じがする。 「まだ、終わらせるつもりはないですよね?」 先ほどまでとは変わって、クスッとサディスティックな笑みを浮かべた。 そして足を伸ばし、僕のものに触れた。 「こういうのが、お好きなんですよね。お兄様は?」 ニーソックスを履いた足が僕のものに触れた。 たったそれだけのことなのに、一回目と変わらぬ硬さに戻ってしまう。 「初めてですけれども、満足させてさしあげられるように頑張ってみますわ。」 器用に両足で僕のものを挟んで刺激していく。 どんどんと足で擦られて増え続ける快感。 初めて、という言葉が嘘のように思えてくる。 「気持ちよさそう、ですね。」 擦られる速さが少し速くなった。 先ほどでた精液の残りが彼女の足を汚していく。 彼女はそれさえも嬉しそうに見ながら僕のものを擦っていく。 403 :名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 00 27 13 ID NonILAW7 自分の理想の女の子が現れて、気持ちよくしてくれているのだ。 今どこにいるのかということさえも忘れそうになってきている。 意識が快感に塗りつぶされていると、彼女が問いかけてきた。 「・・・お兄様?自分より若い女の子に足で擦られて、恥ずかしくないんですか?」 小馬鹿にしたようなその言葉にビクリと自分の分身が震える。 「ふふ、可愛い・・・。言葉で責められることがお好きなんですよね。 手で擦っていただけのときよりも随分と気持ちよさそうですもの。」 自分だけの秘密にしていたその願望を、妖しげに笑いながら言われ恥ずかしくなる。 しかし、やはり、彼女の言うとおり―――硬さはさっきより増している。 「どうですか、私の足で気持ちよくなっている気分は?」 彼女の言葉による屈辱感さえも快感に変わっていく。 そうされることが夢見ていた――叶うことがないと思っていた――の望みだからだ。 全てを知ってか知らずか、彼女は微笑んで足を動かし続ける。 そして僕を二度目の絶頂に導こうとしていた。 「・・・ダメだ、また、出る・・・。」 ペニスが震えた。 そしてドクンと二度目の射精をしてしまう―――ハズだった。 404 :名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 00 27 51 ID NonILAW7 「クス、どうしたんですか、そんな顔をして。」 出ようとしているものを片足で押えつけられている。 「え?な、なんで?」 頭が真っ白になる。 ――どうして僕の射精を止めようとするの? そのことだけしか頭にない。 「お兄様がずいぶんと気持ちよさそうなので・・・、虐めたくなっちゃいました。」 そう言い、空いている足で擦り始めた。 今度は僕の気持ちいいところをばかりをピンポイントで狙ってきている。 はぁ、はぁ、と自分の口から声がもれてしまう。 「あぁ、可愛い・・・。射精したくてたまらないんですね・・・。 こんなにもビクビクと震えていますわ・・・。」 言葉とともにどんどんと強く擦り続けてくる。 もう―――限界だ。 「お願いだ・・・、出させてくれ・・・。」 自分の声かと疑うほどに甘えたような声が出てきた。 彼女は行為を続けながら、もったいぶって、こう答えた。 「クスクス、そうですね・・・。 私の大好きなお兄様が、そんなにも媚びた声でお願いするんですから・・・。 ずっと射精できないのも可哀想ですし・・・。 そうですね、「イカせてください、ご主人様」なんていったら射精させてあげるのはどうでしょう?」 「そ、そんなこといえな・・・うっ・・・」 足の指で亀頭をつかむように刺激しながらこっちを見てくる。 「それが言えないなら・・・お預けになっちゃいますね。」 ――早くイキたいに決まっている――。 「ふふ、ほら、なんて言えばいいかはわかりますよね?」 理性が既にどこかに吹き飛んでしまっている。 「い・・・、イカせてくだ、さい・・・。ごしゅじん、さま・・・。」 頭のどこかで何で男の僕がこんなことをいっているのだろうと思いながら、言った。 そしてその言葉をきいた彼女はニヤリと目を細めた。 「ちゃんと出来たご褒美です。」 精液の通り道をふさいでいた足が離れ、両足で強く全体を一擦りされた。 ―――閉じ込められていた精液が一気に飛び出てきて意識が真っ白になる。 自分でコントロールできず、部屋に飛び散ってしまっている。 どくどくとずっと勢いが衰えないから、まるで終わりがないような気さえしてくる。 目の前にはその精液を全身で受け止める彼女。 ニーソックスやスカートなど、全てに精液が飛んでいっている。 黒い服を白く汚していく。 彼女は汚されているというのに、なぜか嬉しそうな表情でいる。 最後にまた足でペニスを強く踏まれ、最後の一滴を彼女にかけたところで意識が途絶えた。 405 :名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 00 28 30 ID NonILAW7 目が覚めたときにはベッドにいた。 飛び起きてデジタル時計を見る。 日付は修学旅行が終わった翌日で、時刻は朝の7時30分。 ということは自分はあの行為のあと寝てしまったということなのだろう。 しかし彼女が座っていた椅子などどこにもなく、 床や壁に飛び散った精液も最初からなかったように存在しない。 まるであの経験は夢だったかのようさえ思えてくる。 「―――夢、だったのか。」 何ていう夢を見ているんだ、僕は。 知らない人、というか禁断少女なんてものが部屋に来て手コキと足コキをされるだなんて。 でもあの子が僕の理想だからあの子より可愛い子を見ることはないのかな。 そんなことを考えながら、お気に入りのサイトの更新をチェックするためパソコンを起動する。 するとデスクトップに見慣れぬテキストファイルが。 「えー、危ないものじゃないよな。とりあえず開いてみるか。」 そこに書いてあったことは―― 「お兄様、昨夜は気持ちよかったですか? またお会いできることを楽しみにしていますわ。」 と二行の文章が。 「・・・っはは。これってまたオナ禁しろってことだよね・・・。」 ――――そう呟きながら、夢ではない夢のような体験をまた期待している僕がいた。 406 :名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 00 30 33 ID NonILAW7 以上で投下終了です。 禁断少女に足コキされたいってヤツは俺だけじゃないことを祈ってるぜ。 407 :名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 21 19 49 ID ZhF4QQoI GJ だけどさーなんか足コキ「お兄様」て、多くね? 408 :名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 23 07 01 ID hy538dDe GJ 足コキが多くたっていいじゃない人間だもの。 409 :名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 20 52 31 ID OR0NdAl/ GJ! しかし修学旅行で3日オナ禁で禁断少女が現れるとは、テラウラヤマシス 漏れなんか一週間オナ禁しても禁断少女こないyo! 410 :名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 10 10 56 ID atLGHKWM 入院ってのも、オナ禁する機会だが・・・やっぱ個室じゃないと来てくれないのかなぁ 411 :名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 11 20 50 ID z+Jx6uZm >410 きっとナース服に身を包んだ、ドジっ子禁断少女が現われるさ。 412 :名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 12 47 32 ID MP7Nb/Kc 410 昨日は501号室。今日は503号室。明日は506号室だろう。 毎週決まった曜日の決まった時間に決まった部屋から聞こえる声。 最初はただの話し声が程なく喘ぎ声に変わりそれが明け方まで続く。 その階の入院患者は何故か皆一様に『SS書き』であった。 そして彼らが退院した直後はいつも多量且つ良質のSSが投下される。 その病院の元入院患者達の話を元に広まったそんな他愛ない噂。 それはある都市伝説になぞらえこう呼ばれていた。 ―――『禁断病棟』と。 ここまで妄想した。 413 :名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 03 10 52 ID CkMolUQP 412 なんかどこかホラーっぽくもなりそうな雰囲気だな もしも本当に良質SSが書けたらいいが、それができなかった患者の場合はどうなるのか? ナースは毎日来てくれるのか? 永遠の入院、しかし永遠の快楽。 やがて患者は退院する努力を放棄し……… 禁断ナース少女 「先生!やりすぎましたぁ、患者さんもうお○んぽ以外が起きてこないですぅ」 禁断(ドS)女医 「ったくだらしないわね、オペの準備よ!!」 ……って先生!手術ってこんな暗い部屋でするんですか?何で白衣じゃないんですか?何でこのベットには マットレスがなくて僕の両手両足縛りつけてるんですか?その両手に持ってるのはいったい何なのですか? 医療器具に見えないんですけど………… 後その笑顔が怖いです……… ―――そしてはじまる阿鼻叫喚の『禁断手術』 414 :名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 12 48 03 ID 96k1KTo2 413 ホラーな雰囲気を出すつもりはなかったんだがな 謎や不可思議な雰囲気は出すつもりだったけど ひとえに俺の力不足というわけで…orz バッドエンドルートという発想はなかったな 俺にとっての禁断少女はあくまでSS書きの味方だから 415 :名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 18 56 46 ID ejKwEfup 禁断少女「敵かな? 味方かな?」 保守少女「もうそれ古いですよ」 禁断少女「……orz」 416 :名無しさん@ピンキー:2007/09/27(木) 00 03 02 ID Bx91thtw 爆砕符 天地万物を用いて塵とせむ 今こそ………… 禁 417 :名無しさん@ピンキー:2007/09/27(木) 08 02 49 ID B3lKScuf 欲 418 :名無しさん@ピンキー:2007/09/27(木) 11 20 14 ID +jeBJwIl 老 419 :名無しさん@ピンキー:2007/09/27(木) 14 25 33 ID L05uYD+t 婆 420 :名無しさん@ピンキー:2007/09/27(木) 14 38 43 ID jhXylNB0 ↑ そそそそんな~~~!! ボクの意志が弱くオナ禁失敗し続けたせいで禁断ちゃんに会えないうちに こんな変わり果てた姿にぃ~~~。゜( д )゜。 ごめんよーーーー!! 421 :名無しさん@ピンキー:2007/09/27(木) 14 51 13 ID t2EIItht 416 うしとらのヒョウさんのエピは抜ける……じゃなくて泣けるよな! 422 :名無しさん@ピンキー:2007/09/27(木) 15 02 40 ID +RIn3nVy 金満少女 423 :*やや男色描写有り注意:2007/09/27(木) 18 39 11 ID XR/MTqgk 「なにぃ! 借金返せないですって!? じゃあ、貴方の身体で払ってもらうから。 とりあえず、明日から10日間オナ禁ね」 ――10日後。 「しっかりオナ禁してきたんでしょうねっ!? ……ん、いい感じにガチガチね。 何? 私見て欲情しちゃった? ふふふ……それは残念だったわね。 貴方の相手をするのはわ・た・し………………じゃないから。こちらのハードゲイの皆さんよ!」 「むっはー! 子羊ちゃーんイキますよー! フォーッ!」×5 「この人達、貴方の身体を100万円で買ってくれたの。じゃま、頑張ってね♪」 金満少女は100万円を手に入れた! ハードゲイ(本物)は獲物を取り囲んだ! ハードゲイ(本物)の攻撃! 哀れな子羊は叫んだアッー! 金満少女は聞こえないフリをした! 金満少女は満面の笑みで逃げ出した! しかし回りこまれた! 「え、何? なんで? 貴方たち、ハードゲイじゃ……は、話が違……や、やめてぇー!」 いきり立ったハードゲイ(キャラ)が襲い掛かってきた! 貫通の一撃! 金満少女の処女が奪われた! 「いったぁああああい!? やめ……やめ、てぇ……!」 本日の教訓。 金の事ばかり考えてると、痛い目に遭いますよ。性的な意味で。 「いた……ひぐぅっ! やめ……もう、許し……て……っ! えっ……? 中で、ビクンって……嘘……いや……いやぁあああああああああ!!!!」 その後、金満少女は何度も何度も中に出され、金よりも金○の上に ついてるものの方が大好きになりましたとさ。ちゃんちゃん 424 :名無しさん@ピンキー:2007/09/28(金) 20 12 58 ID fJGaMSFQ 簒奪少女 425 :名無しさん@ピンキー:2007/09/28(金) 23 41 34 ID qQbnxtWm もはやなにがなんだかw しかもサンダツなんてよめねーしw 426 :名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 21 42 11 ID uXETUGbZ 縁談少女465 KB
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勢力 魔法少女 ギムネま! あらすじ 舞台は誰もが魔法を使えるファンタジーな世界。 主人公 ラジカル雅・司は魔法が使えない落ちこぼれ。 中学卒業は間近なのに魔法学校への進学は絶望的。 そんな時、司は町で出会った老人に 魔法を使えない者も入学できる魔法学校「DAT学園」の話を聞く。 喜び勇んでDAT学園に入学する主人公。しかし彼女を待っていたのは 小さな学校、魔法を使えない落ちこぼれクラスメイト達、 ゴツイ体育教師陣、毎日の厳しい筋力トレーニング。 厳しいトレーニングでどんどん脱落していく仲間達、 果たして司はMAHOU少女になることができるのか。 物語の舞台 魔法文明が発達し、文明レベルは現代日本とほぼ同等。 科学の変わりに魔法、機械の代わりに魔導機械。 町には魔法使いや獣人、魔導機械がいっぱい。 森の中には妖精や幻獣、エルフは精霊と会話し、ドワーフが金属を加工する。 天界には神や天使、魔界には悪魔がいてときどき人間にちょっかいかける。 文句のつけようがないくらいファンタジーな世界だ。 MAHOU 魔力を体外ではなく体内に作用させ、身体能力を上昇させる新種の魔法。 体外に魔力を放出する必要がないため、 普通の魔法を使えない者にも習得することが可能。 身体に大きな負担をかけるため未だ実用化の目処は立っていない。 MAHOU学園で日々、実験、研究が行われている 東方の島国に伝わる格闘技、SUMOUの流れを汲んでいるらしい。
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フォルテ・カンパネラ カルネが救った少女こと、名はメイリス・ロータスと言った。 この森で生活する錬金術師だそうだ。ブロンドの髪をツインテール?っていうのか?髪の長い少女だ。 『こー見えてあたし、結構スゴ腕なのよ!』と自慢している。実際、お礼にカルネの薬を作っているそうだから。 「なぁ、メイリスちゃん。お前……水色のローブが何処いったか知ってるか?」 「……! あ、あとメイリスでいいわ。知ってはいるけど……危険だよ」 「オレはカルネと戦友なんだ。戦友の敵を取るためなら危険なんか怖くなんかねえ! っていうかお前のほうが怖えぇ!初対面で刃物で傷付けるとか!」 「あはは、……あれは事故なんだってば。ごめんって。 でもその薬、結構効いてきたんじゃない?」 もともとあまり深い傷でもなかったが、成る程ほとんどもう痛みもない。 この薬。ペパーミントのようなハーブの香りがする。 「いいけどよ……とりあえず、なんでも良いから教えてくれよ」 オレは真剣な目でそう言った。 「はぁ……負けたわぁ。いいよ。教えてあげる。 水色のローブは大いなる力を悪いことに使おうとしているの。 ええと、そうね。何より一番やっかいなのは大きな力を持った人間に力尽くで挑んでくるの。 カルネさんも……なんとか命は取り留めたけど、結果片足が義足になっちゃうわね……」 メイリスは、不安そうな顔をして……すぐに何かを決意したような顔になった。 「水色のローブは、また北のほうへ向かったわ。 何を企んで居るのかもわからない。またきっと、カルネさんのように――」 メイリスはうつむいた。涙がぽつぽつと、メイリスの手にかかった。 「おい、泣くなよ……あいつは、お前が思ってる程弱かねぇよ。なんたってオレの戦友なんだからよ。 きっと、メイリスが薬作ってとなりにいてやれば回復は早いはずさ」 「当然よ……あたしを誰だと思ってんのよ……。 でも、カルネさんは……盾になってまで私を……」 困ったな……女の涙は苦手だ。 いや、プラチナの涙もなかなかオレにはダメージがキたっていうか……涙が苦手なんだな、多分。 「いーんだよ。カルネはああいうヤツだ。お前みたいな少女をほっとけないっていうかな。正義感の強いヤツなんだよ。 そうか。じゃあオレは北に向かう。カルネを頼む。ありがとな!メイリス」 オレはメイリスに精一杯の笑顔を見せた。 「死なないでよね」 メイリスは、それだけ言ってひらひらと手を振った。 「おうよ」 オレも、ひらひらと手を振って、メイリスの家から出て行った。 北に、何があるのか。 オレにもまだ分からない。 水色のローブが、悪いやつだってことはかろうじて分かった。 メイリスが言うには大いなる力とは魔術、そして錬金術のことをさすらしい。 水色のローブが狙うのは主に魔術士・魔導士らしいが……。 あのとき会った少年――プラチナは、たしかダークウィザードじゃなかったか……? 生きているんだろうか、無事なんだろうか。 だが、生きていればいつか会える。 オレの旅路は、ここから始まったのだった。 【NEXT】兄妹の追憶 【BACK】その傷の代償と失ったもの
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殺し合いと奪い合いを強要される、魔法少女のシステムを現実のブラック企業になぞらえて揶揄した言葉。 薄給どころか無給の無休で、業務内容は命懸けで、自由な退職すらも認められない。 そんな超絶ブラックな雇用契約に縛られた魔法少女達の戦いを描く、この物語の主題となる一言である。
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魔法少女サイド 名前 性 攻 防 体 精 FS 特殊能力 発 成
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絶望少女育成計画Reflect ◆EAUCq9p8Q. ―――二枚の手紙と招待状。 宛先不明の交換日記。 無人の家で受け取る電話。 学生服と地縛霊。 握った左手に刻まれた呪い。 食べたお菓子はどこまで響く? あなたはいつまで気づかない? 踊る町並み人の影。 笑う三つのお人形。 一人は一人のままだけど、 一人は二人でいるらしい。 一人が二人に出会い、 一人が一人に出会い、 二人が一人と一人に出会い、 最後に二人の神様が生まれた時の話。 ◇◆◆ 商店街を、外ハネが揺れる。 あっちにゆらゆら。こっちにゆらゆら。ぴょこぴょこぴょんぴょこ、ゆらゆらゆら。 まるで波間を漂う木切れのように、不規則に揺れる。 外ハネの主、輿水幸子は途方に暮れていた。 諸星きらりを探すと啖呵を切ったはいいものの、彼女がどこに居るのか皆目検討がつかない。 聖杯戦争の舞台は広い。歩き回っていては一週間あっても足りないだろう。 更に(なぜだか知らないが)きらりの携帯番号もメールアドレスも携帯からすっぽり抜け落ちていた。 ドコに行けばいいのかわからない。なにから探せばいいのかわからない。 まったく行く宛なしの打つ手なし。 ただ、だからといって立ち止まってはいられない。 こうしている間にも、聖杯戦争は続いていく。 放っておけば、彼女のサーヴァントであるクリエイターは必ず行動を起こすだろう。 放っておけば、きらりは誰かの悪意によってひどい状況に追いやられてしまうだろう。 そんなことさせるもんか。 こんな聖杯戦争なんて、やらせてたまるもんか。 そのためにも、幸子は動かなければならなかった。 何かが起こるより先に、なにか打開策を見つけなければならない。 幸子はきらりのことをよく知っている。 身体は人より大きいし、愛情表現が人より過激で、たまに舞台のセットを壊したりもする人だけど、誰かを殺すなんて、そんな悪人なんかじゃない。 彼女は人のことを思いやれるし、人のことを心配できるし、人を傷つけるのを何より嫌がるような人だ。 事件なんていうのも誰かがでっち上げたに違いない。 幸子を突き動かしているのは、なにより、アイドルであり良き友であるきらりへの信頼だった。 行く先の見えない不安に押しつぶされそうになりながら、それでも自慢の虚勢で胸を張り。 とりあえず人の多そうな場所から探してみようと思って商店街(C-2)に来たはいいが。 「な、なんですか、これ……」 あまりの現実離れした状況に、目眩を起こしかける。 商店街はまるで嵐か何かが通り過ぎたあとのようだった。 壁面一面に刻まれた無数の傷跡。 同じくコンクリートにも走っているこれまた無数の傷跡。 看板が切り落とされ、商店街のゲートに飾られている人形はちょんまげが綺麗に刈り上げられている。 改装だとしたら思い切った趣旨替えだ。 「……て、んなわけないでしょう!」 一瞬現実逃避しそうになった自分に喝を入れる。 現実から逃げたところで何も変わらない。 これは、間違いなく戦いのあとだ。 誰かにとっての聖杯戦争が、もう始まっているのだ。 聖杯戦争。 殺す力を持った者同士の争い。 それをそのまま表したような商店街の惨状に身震いする。 クリエイターの能力はあまりに現実離れしていて恐怖感が薄かった。 あの世界を見続ければ精神が崩壊する、と言われても、リアリティがなかったから虚勢を張れた。 だが、この戦場には、この商店街で起こったような生々しい戦いがある。 引き裂き、斬り捨て、粉々に砕く。周囲の建物すらも破壊する、実際の戦争のように泥臭い戦いが。 遠く離れた異国の戦場なんかじゃなく、この世界の、幸子のすぐ側で、そんな戦いが起こっている。 もし、こんな戦闘に巻き込まれてしまったら、カワイイ以外に武器がない幸子なんてそれこそ、蟻ん子を踏みつけるように簡単に殺されてしまうだろう。 幸子じゃなくたって、普通の人だったら誰だって巻き込まれたら無事じゃすまない。 無数の傷跡の先に血が通っていなかったのが幸いだ。 胸を撫で下ろそうとして、はっと気がつく。 彼女の親友と言っても過言ではない二人、星輝子と白坂小梅。 彼女たちの家は、この商店街から遠くない場所にある。 彼女たちがもし巻き込まれていたら…… そう思うと、居てもたっても居られなくなった。 小梅に電話をかける。留守電だった。 輝子に電話をかける。こちらも数回の呼び出し音のあと、留守電に繋がった。 最悪の状況が頭をよぎるが、ぶんぶんと頭を振ってその考えを吹き飛ばす。 まわりの店の人が喋るのを聞く限りでは、被害者はゼロだということ。 単に都合が合わなくて電話に出られないだけ。きっとそのはず。 三回深呼吸をして、携帯に向き直る。 もう一度、連絡を取る。 今度は留守電じゃなくて、開いた瞬間にメッセージが伝わるようにメールで。 ◇◇◇ 「ふ、ふ、ふー……フフフー」 中学校、三年生の教室。 机に突っ伏して足をぶらぶらさせる少女が一人。 少女・星輝子は時間を持て余していた。 宿題も終わってるし、予習も終わってる。ノートの清書もばっちり。 聖杯戦争が始まったと聞いたが、それもまだ特に関係ない。 クラスではあまり交友関係を築いていない彼女にとってホームルームまでの十数分や授業合間の短休憩などは特にやることもないので、いつも通りぐだぐだしながら過ごしていた。 手持ち無沙汰に携帯を取り出すと、着信を知らせるライトが点滅していた。 「……?」 何かあったのかと思い携帯を見ると、電話着信と、ついでにメールも来ている。 どちらも幸子からのものだった。 慣れない手つきでぽちぽち携帯を操作してまずはメールの方を確認する。 【from:幸子ちゃん 件名:無題 本文:ボクは今日は調子が悪いので欠席させてもらいます。 ところで、商店街が騒がしいのですが大丈夫ですか? 二人に何もないようならいいのですが。 追伸 きらりさんを見かけたら、ボクが話したいことがあって探していたと伝えておいてください。】 絵文字や顔文字などで飾られていない。 カワイイ見た目からは想像出来ないほど簡素な文章。 いつも通りの丁寧な、幸子らしい文章だった。 「そっか……今日は、来ないのか」 少しだけ寂しくなる。 輝子はだいたい、友達というものが少ないので、数少ない友人である幸子・小梅と一緒にいる時間がとても大好きだった。 それがなくなるというのは、とてもつらい。 「ま、まぁ……そんな日も、あるよね……」 でも、わがままは言えない。 調子が悪い時は休むべきだ。無理をシてもいいことなんてない。 そう割り切って、返信の文章を打とうとして、不意に不思議な感覚に陥る。 今日のこれはそれを差し引いても少しおかしな文章だ、という感覚、 調子が悪いから欠席するのに、きらりも探している。 なんとなくおかしな気がする。なにか隠し事でもしているんだろうか。 「……ふ、フフー……フフフー」 でも、幸子は確かに輝子の友達だけど、友達だからって全部を全部知っているわけじゃない。 いつか知れればいいなぁと思うけど、今根掘り葉掘り聞こうとも思わない。 そうして輝子は、特に深く探るようなことは書かないことに決めた。 ぽちぽちとボタンを操作して幸子に返信メールを打つ。 そして、少し考えて、ぽち、ぽち、ぽちと追記を打つ。 送信ボタンを押し、数秒の沈黙の後、席を立った。 授業開始まではもう少し時間がある。今からなら、手短に済ませれば大丈夫だろう。 ふらふらと風が吹けばこけてしまうんじゃないかというような足取りで女子トイレに入り。 個室のドアを閉め、鍵も閉め、携帯を取り出して電話帳から目当ての番号を探す。 「おお、あった……」 開いたアドレス名は『自宅』と書かれていた。 ◇◇ マンションの一室に呼び出し音が鳴り響く。 無人のはずの部屋の奥、きのこの山の向こう側。 ともすれば『工房』とも呼べそうな、不思議な生物とエンチャント用の機材で埋め尽くされたマンションらしくない空間。 その中心に座していた、火花避けのゴーグルに白衣という科学者らしい格好をしたミニサイズの使い魔(のようなもの)が声をあげる。 「かび!」 その使い魔の声に、同じように白衣を着て瓶底眼鏡をかけたチリ毛アフロの英霊が振り向き、電話の方へと近づいて受話器を取った。 「もしもし」 『ライダー? わ、私……』 「うん? ああ、マスターか。なんだ」 『もしかしたら、幸子ちゃんが、そっちに行くかもしれないから……よろしく』 「はぁ? お、おい、いきなりなにを……」 『じゃあ、授業始まるから……ばいばい、頑張って』 聞くよりも早く、電話が切られてしまう。 電話を取った英霊―――ばいきんまんは、顔の色が紫から赤に変わるんじゃないかというくらいぷりぷり怒った。 「まったく、あいつってば、また俺様になぁーんも言わずに勝手に決めて!」 受話器を叩きつけ、更にぷりぷり怒りながら自身の『工房』に戻った。 ライダーは輝子にはついていかず、自宅にこもって自身の宝具のエンチャントを行っていた。 ついていったところで戦力になれないのは決まりきっているのだから、まずは二人は別行動。非常時には令呪で呼べばいい、ということで。 輝子側からも特に苦情はなく、するすると序盤の方針は決まった。 現状、ライダー自身にこの聖杯戦争における目標のようなものはないので輝子の方針通りにエンチャントを行っている。 準備期間中に『バイキンUFO』と『もぐりん』搭乗員枠を最大数まで拡張してある。 現在は『バイキンUFO』に逃走用の加速機能と、地面に居るNPCを拾えるように『掃除機ノズルアーム』を作成中だ。 さらに午後になれば『もぐりん』を(気配遮断効果が得られる)地中でエンチャントを行うつもりだった。 だというのに、来客があるとなると、その計画が狂ってしまうじゃないか。 やれやれと大きく溜息をついて、かけていた瓶底眼鏡をクロスで拭きながら側のかびるんるんの一体に命令を言い渡す。 「写真を取ってきてくれ」 「かび!」 言われたかびるんるんがタンスの一番上の引き出しから一枚の写真を取り出して運んでくる。 写真を一人+無数のかびるんるんで覗きこむ。 その写真に写っていたのは、薄い髪色の少女、淡い金髪の少女、そして彼らのマスターである輝子。 いつもよりきらきらとした衣装を着たマスターを少し興味深げにしげっと眺めたあと、輝子と仲の良いかびるんるんたちに尋ねた。 「で、サチコってどっちだったっけか。お前ら知ってるか?」 「「「「「かび!」」」」」」 かびるんるんが一斉に薄い髪色の少女の方を指す。 「こっち? 本当にこっちであってるのか?」 「かび!」「かび? かび #65374;」「かびかび?」「かび!」「かびかび!!」 「そうか、こっちか」 輝子とかびるんるんが仲良くしてたのは、こういった自体に備えての部分もある。 ライダー自身がエンチャントにかかりきりであると、どうしてもマスターとの情報交換が疎かになってしまう。 その時点ですぐに影響は出ないだろうが、そういった関係が続けばいつかどこかで大きなミスを引き起こしてしまうかもしれない。 そこで、かびるんるんの出番というわけだ。 かびるんるんはこう見えても知能が高い。 ライダーの宝具である三種のメカのうち、『もぐりん』の操縦をライダー不在時代わりに行うことだって出来る。 エンチャントに関する指示を出せば従うし、与えられた作業はだいたいそつなくこなす。特殊能力も含めて、実に優秀な使い魔だ。 さらに、彼らはかびかびとしか喋れないが、彼らの言葉がわかるライダーとは会話が可能だし、逆にライダーの言葉(一般的な人間の言語)を理解できる。 かびるんるんが輝子の話をすべて聞いていれば、ライダーはエンチャントにかかりきりでもあとあとその情報を聞き返すことが可能となる。 もちろん、かびるんるんは楽しいことが大好きだし輝子がかびるんるんとライダーを気に入っている、という事のほうが大きな理由だが。 ライダーとかびるんるんの一部がエンチャント。残りのかびるんるんが原木を腐らせてキノコの育成+魔力供給(微)をしたり輝子と話したりをする。 ライダーはディフォルメチックな見た目にそぐわず、実に理にかなった使い魔運用を行っていた。 事前打ち合わせで、マスターが三人で取った写真をもらっておいて正解だった。 保護対象がはっきりしているのは、ライダーとしてもやりやすい。 不意な来客の場合も、この写真に写っている人物ならば輝子の知り合いであると判断できる。 「……しかしなぁ……こいつ、信用できるのかぁ?」 「かびぃ?」 「俺様どーもマスターの方針ってやつがよくわかんないんだよなー」 「かびかび」 「なにぃ? 『なにか考えがあるはず』だってぇ? そうは思えないがなぁ。 単に仲良しだからって……聖杯戦争中なんだぞ、今!」 白衣を脱ぎ、チリ毛のカツラを外し、タオルで汗を拭きながらつぶやく。 まぁ、確かにあのマスターの友人なら悪いやつではないのだろうが。 ライダーは知っている。戦いは何があるかがわからないんだ。 勝負はなにかのきっかけで逆転されるし。仲間はすぐに裏切るし。どれだけ確率を100%に近づけようと不確定要素は絶対に紛れ込んでくる。 ライダーの思い通りに行くことなんてせいぜい宝具の向かう先とかびるんるんへの指示くらいしかない。 輝子はその辺をどうも甘く見てる、とライダーは思う。 その分ライダーが少し過剰なくらい警戒しておいて損はない。 「信じろって言ってるから多少は信じるが、だからってすぐに入り込ませるもんか! もし襲ってきたら、そんときゃ俺様容赦しないかんなぁ!!」 もしその幸子とかいう少女が輝子の優しさにつけこんでライダーに襲い掛かってくるようなら容赦はしない。 ぎったんぎったんのめったんめったんに踏み潰してやればいい。 友人と戦うのは輝子はあまり喜ばないだろうが、生け捕りにすれば怒りもしないだろう。 「だとすると、トリモチバズーカなんかも作っておいたほうがよさそうだな」 ライダーは広げた設計図にさらさらと図を書き足していく。 その行為には一切の淀みがない。 「よぉし、かびるんるん! 新しい設計図だ!」 「「「「「かび!!」」」」」 壁に改定図が貼りだされる。 そこには数十秒前までは影も形もなかったトリモチバズーカの設計図と組み立て図が書き加えられていた。 その改定図をしっかり確認して、作業員かびるんるんたちは再び作業に取り掛かった。 ◇◇◆ 幸子の携帯がメロディを奏でる。 着うたは当然『To_my_darling…』。カワイイ歌声で着信がすぐわかる。実際便利。 慌てて中身を確認する。 【from:輝子さん 件名:Re.無題 本文:私は特に変わりないぞ 最近物騒だから、なにかあったら私の家に来るといい。安全だ】 「輝子さんの方はひとまず無事みたいですね……」 あまりそんな印象は持てないだろうが、輝子と小梅でマメな方は意外にも輝子だ。 小梅の方はわりとマイペースなので、返信は気が向いた時になるだろう。 「まったく! こっちの気も知らないで!」 ぷりぷりと怒りながらも輝子の文章を再確認する。 後半のちぐはぐな気遣いにも、なんとなく輝子らしさを感じる。 危ない時があったら寄っていいよと書いてあるが、輝子が居ないのに上がるのは無作法じゃないだろうか。 まあ、輝子はそういうところに無頓着な部分があるから追求してもしょうがない。 だから、まぁ、本当に危なくなったら。 絶対にないと思っているが、本当に危なくなったら寄らせてもらおう。 「……小梅さんの返信は、いつ頃になるでしょうね」 一度溜息をつく。小梅のことだから、確認を忘れていた 携帯をポケットに仕舞おうとして今朝のやりとりを思い返す。 携帯で見た通達、そして掲示板。 そういえば、あの掲示板はどうなっただろう。 4レス目以降ぱったりと書き込みが途絶えて、画面の向こうの相手になにかあったのかと心配していたが、きらりの事もあってそこで幸子は確認せずに。 もしかしたら、謝罪の言葉が書き込まれているかもしれないと思い掲示板を開いてみると、スレッドが一つ増えていた。 タイトルは「きらりさん、見てますか」 慌てて中身を確認する。 しかし、中身は今朝のものとは違い、心の底からきらりを心配した文章。 幸子は心の中に春風が吹いたような心地だった。 こんな戦争でも、友人のことを心配する優しい人物が居るという事実を認識して、暗い気持ちが少しだけ明るくなる。 「クリシュナさんはああ言ってましたけど、皆が皆やる気なわけじゃないんですね! 安心しました!」 自身を鼓舞するように口に出す。 あまりの嬉しさに、掲示板に喜びのレスをしようとして、とある事実に気付き指が止まる。 この人が、きらりを知っているということは……? 「ひょっとすると、ボクの知り合い……かもしれませんね」 きらりはそのキャラクター性と大きな体躯とたっぷりな愛嬌で(幸子には少し及ばないがそれでも凄く)カワイイアイドルだ。 ファンは男女問わず多数存在するだろうから、そんなファンの一人が書き込んだのしれない。 でも、もしかしたら、仕事仲間のアイドルの誰かが書き込んだのかもしれない。 幸子ときらりのプロダクションには単なる顔見知りも含めれば、200人近くのアイドルが在籍している。 共通の知り合いも多い。 そういったアイドルの誰かが聖杯戦争に巻き込まれており、今朝の通達を見て書き込んだ可能性は否めない。 「……とりあえず、確認してみないと始まらないですよね!」 そう決めて、メールアドレスをタップする。 でも、誰かわからない相手にいきなり『お久しぶりです!カワイイボクですよ!』なんてメールを送るほど無作法ではない。 幸子は少しだけ考えたあと、文章を打ち込み、メールを送った。 少し間を置いて、再び『To_my_darling…』が流れる。 今度の着信は、未登録アドレスから。でも、見覚えはある。先ほど送ったアドレスからだ。 メールには意外な内容が書かれていた。 【from:SUPER_Kitakami_sama@ 件名:Re.掲示板の件について 本文:あなたが誰かはわからないので、名前だけ名乗らせていただきます。 私はエノシマといいます。きらりさんと同じ高校に通っていた者です】 「『エノシマ』……?」 聞き覚えのない名前を一度口ずさむ。 その声は、商店街の雑踏の中に消えていった。 【C-2/商店街周辺/1日目 午前】 【輿水幸子@アイドルマスターシンデレラガールズ】 [状態]健康、怒り、恐怖(小) [令呪]残り三画 [装備]なし [道具]なし [所持金]中学生のお小遣い程度+5000円分の電子マネー [思考・状況] 基本行動方針:この聖杯戦争をカワイイボク達で止めてみせる 1.諸星きらりに会う 2.『エノシマ』とメール。 3.商店街で起こった事件が気になる。 4.何かあったら輝子の家に避難……? [備考] ※商店街での戦闘痕を確認しました。 ※小梅と輝子に電話を入れました。 ※大井のスレを確認してメールを送信しました。 また、小梅と輝子に「安否の確認」「今日は少し体調がすぐれないので学校を休む」「きらりを見かけたら教えて欲しい」というメールを送りました。 【D-2/中学校 三年生の教室/1日目 午前】 【星輝子@アイドルマスターシンデレラガールズ】 [状態]健康 [令呪]残り三画 [装備] [道具]多機能携帯電話 [所持金]一人で暮らせる程度にはある [思考・状況] 基本行動方針:幸子ちゃんと小梅ちゃんを守る。 1.学校で小梅ちゃんを待つ。 2.フェイト・テスタロッサが気になる。 3.緊急時にはライダーを令呪で呼ぶ。 4.きらりちゃんを探す。 [備考] ※掲示板を確認していません。 ※念話は届きませんが何かあったら自宅に電話をかけます。 【C-2/マンション/一日目 午前】 【ライダー(ばいきんまん)@劇場版それいけ!アンパンマン】 [状態]平常、魔力消費(小)、魔力回復(微) [装備]宝具『俺様の円盤(バイキンUFO)』、『地の底に潜む侵略者(もぐりん)』、『踏み砕くブリキの侵略者(だだんだん)』 [道具]カワイイボクと142 sの写真、白衣+チリ毛カツラ+瓶底眼鏡の発明家コス [所持金] [思考・状況] 基本行動方針:宝具を改造して、準備を整えてから行動したい。 1.『俺様の円盤』をエンチャント中。午前中には加速機能と掃除機ノズルアーム・トリモチバズーカが完成。 2.午後には人目につかない場所(地下)で『地の底に潜む侵略者』をエンチャント予定。加速機能と索敵レーダーを開発。 3.輝子緊急時には見られることを気にせず宝具で逃亡。 4.幸子が来たらどうするかな…… [備考] ※マンションの一室をエンチャント部屋として使用中(作中表記は『工房』ですが陣地ではありません)。 ※原木にかびるんるんをとり付かせることで魔力回復(微)の効果を得ます。星家の原木がキノコパラダイスになれば効果がなくなります。 ※現在の宝具エンチャント。 『俺様の円盤』……搭乗員数最大拡張 『地の底に潜む侵略者』……搭乗員数最大拡張 『踏み砕くブリキの侵略者』……搭乗員数最大拡張 ※輝子の素質上の問題で念話は届きませんが星家に電話がかかってくると応対を行います。 ◇◇◆◇ 【from:Boku_is_kawaii@ 件名:掲示板の件について 本文:あなた、誰ですか? きらりさんの知り合いっていうの、本当ですか?】 学校につく少し前、大井のスマートフォンにこんなメールが届いた。 掲示板の書き込みを見てのメールだろう。 今朝以来、再び自身の幸運と神の計らいに感謝する。 早速効果があったようで、内心ガッツポーズを握る。 しかし、少し喜んだあとで、考える。 この送り主はどういった立ち位置からメールを送ってきたのだろう。 この本文では、送り主の情報がまったくわからない。 もしかしたらきらり本人かもしれないし、そうじゃないかもしれない。 友好的な相手なのか、敵対目的の相手なのか。 それともただのカマかけなのか。 どれにしろこちらの情報は渡さないにこしたことはない。 じゃあどうすればいいか。 簡単だ。バレてもいい名前を使えばいい。 大井は丁度、都合のいい名前を知っている。 聖杯戦争の参加者であり、きらりのことを探っていた人物であり、高校にかよっている人物。 『エノシマ』。 彼女にすべての泥を被ってもらえば、大井の払うリスクは最低限で済む。 大井は特に躊躇せずにその名前を騙って返信を出した。 相手がそうしてきたように、こちら側の情報も名前以外は一切をひた隠しにして。 これで、次は彼女のほうが手の内を明かしてくる。 その情報からまた新たな作戦を立てて、初日最大の目標である『参加者衝突』へと向かわせる。 もし、メールを送ってきたのが『エノシマ』本人だったとしたら……その時は、『お前のことを知っている』と仄めかしてやればあっちは勝手に混乱してボロを出してくれるだろう。 大井は左手で器用にスマートフォンをいじりながら他者より優位に立っているという実感を手にしていた。 今日の大井は、過去一番に冴えていると言っていいだろう。 これなら、あと数日の内に北上を取り戻せるかもしれない。 いや、取り戻せる。確実に。 スマートフォンを持っている左手の代わりに、右手で北上の愛情のこもったお守りを握りしめる。 ほんのり暖かい気がした。 「ねえ、そこの人」 そんな愛に溺れかけていた時、不意に背後から声がかけられた。 「はい?」 大井が振り向くと、まるで妖精のように小さな女の子が立っていた。 ◇◇◆ 朝の日差しが眩しい。というよりも、痛い。 全体的にさわやかで黄色めいた空気がくすぐったい。 道行く人々の活気に酔いそうになる。 ニート特化型のニフラムがあるとすれば、それは朝の通学路だ。 双葉杏は、そんなことを考えながら頭に叩き込んだ地図を思い出しながら道を歩いていた。 『どこに向かってるんだニャン?』 (学校。高校) 杏は今朝、あのスレッドを見てから、少しの身支度を整えてすぐにタクシーを呼んだ。 タクシーに乗って、(そのまま敷地内まで乗り込むのはあまりに目立ちすぎると思ったので)学校の近くまで乗り付け、そこから少しの距離だけ徒歩で移動。 その道すがら、杏とランサー・ジバニャンは他愛もない話をしていた。 『きらりちゃんって子を探すんじゃなかったニャン?』 (そうだよ) 『でもマスター、オレっち、きらりちゃんって子は高校に居ないと思うニャン』 (知ってるよ。ていうか、居るわけないじゃん) 一切間を置かずに肯定する。 その返答を聞き、ランサー・ジバニャンは信じられないと声を(念話だけど)荒げた。 『言ってることとやってることがむちゃくちゃニャン!!』 (ん、そーでもないよ) 杏の目指す道は常に最短距離だ。 闇雲とか手探りなんてのは彼女の信条から最も遠い場所にあると言ってもいい。 だから、真っ先に切り捨てたのは『どこに居るかわからないけどとりあえず探す』だった。 (高校に行くのは、きらりの情報がほしいから) 電話番号もわからない。メールアドレスもわからない。住所も別の場所になっている。 でも、確実にきらりはこの舞台にいる。 ということはこれまた確実に、きらりの情報がどこかに存在する。 杏に与えられた情報の中できらりの情報が確実にある場所と言ったら、事件発生まできらりが通っていたという学校しかない。 だからこそ、ニートは重い腰を上げ、無意識のニフラムが飛び交う通学路を歩くことを決めた。 (できれば、家の場所とかケータイの番号とか聞ければいいんだけど、そう上手くいかないだろうなぁ。 聞き込みが上手くいかなかったら、忍び込んで盗んできてね) 『万引きかニャン!? 嫌だニャン! そんなことしたら、オレっち可愛いから事務所に呼び出されてなんでも言うこと聞かされちゃうニャン!!』 霊体化していて見えないが、今きっとランサーはものすごく面白い動作をしていることだろう。 生意気な奴めぇと叩いてやりたかったが人前で、霊体化したジバニャン相手にそんなことしたら確実に杏のほうが変人扱いを受けてしまう。 だから話半分で聞きながら、道行く少女たちを物色する。 きらりの事件はインターネットサイトでニュースとして纏められているくらいには有名だ。 校内に知っていない人が居ないとまでは言わないが、石を投げればきらりの事件のことを知っている人に出会えるんじゃないだろうか。 だが、その少女が杏の欲しているきらりの情報を知っている可能性はどれほどか。 そして、知っているとして、杏に教えてくれる可能性はいかほどか。おそらく、かなり低い。 盗むのが一番手っ取り早いだろうが、窃盗は犯罪なので杏には出来ないしこのおっちょこちょいでマイペースなランサーが一切のミスなく盗んでこれるとは思えない。 見つかったらきらりを探すどころじゃない。杏のほうが先に刑務所送りになってしまう。 ここであまり時間を割くわけにもいかない。 きらりの情報はすでに参加者たちに向けて拡散されてしまっている。事態は急を要するのだ。 「三人駄目だったら盗んできてね」 『……当たれー、当たれー……』 ランサーの呪詛めいた念話をBGMに、手始めに目についた少女に声をかける。 「ねえ、そこの人」 「はい?」 亜麻色のロングヘアの少女は、スマートフォンをいじっていた手を止めて振り向いた。 なかなかの美少女なんじゃないだろうか、というのが杏の彼女に対する第一印象だった。 ◇◇◆ 「諸星、さん?」 「そ。知らない?」 「聞いたことがありませんね。その人に何か御用なんですか?」 「……んん? ……んー……いや、そういうわけじゃないんだけど」 「そうですか……」 少女が右手に持ち変えたスマートフォンをポケットにしまい、そのままその右手を顎に添えて少し考える素振りをする。 杏の目が少しだけ細くなる。 「いや、わからないならいいんだけどさ」 「……少し待っててもらえますか? 先生に聞いてきますので」 「……いいの?」 「はい。せっかく来ていただいたのに何もなしで突っぱねるのは気が引けますので」 礼をして少女が立ち去る。 それを確認してから、霊体化しているランサーが杏に念話で話しかけてきた。 (いやぁ、最初からいい人に会えてよかったニャン。これでオレっちもワルに手を染めることなく……) 浮かれるランサー。 しかし、最初の難関をクリアしたというのに、杏の方はかなり釈然としない顔をしていた。 そして、たっぷり間をとったあと、ランサーに念話でこう伝えた。 (ランサー。ちょっと動ける準備しといて) 『どうしてニャン?』 杏はニートだ。 だが、愚鈍ではない。 むしろ常人と照らし合わせれば聡明の部類に入るだろう。 その杏の目から見て、亜麻色の髪の少女は、どうもちぐはぐだった。 おかしい、と思う部分が幾つもある。 左手でスマートフォンをいじっていたのに、杏が声をかけてから右手に持ち替えて左手をポケットに入れたとか。 きらりのことを知りたいと尋ねた杏に即座に協力を申し出たこととか。 なにより、きらりの事件について一切知らないふうに振舞っていたこととか。 きらりのことを『知らない』『聞いてくる』というのが、杏にとってはどうも咬み合わない返答だった。 高校に通っていてあんな凄惨な事件を知らない人物が居るだろうか。 そのことについて調べようとした人間に対して快く協力を申し出る人間が居るだろうか。 なんとも腑に落ちない。 そこまで考えて、杏の脳内にある推理が組み上がった。 あの詳しく書き込まれていたスレ。 あのスレには当然立てた人物がいる。 あそこまで詳しく情報を集められるということは、高校の内部にマスターが居る可能性は高い。 その少女はなぜスレを立てたのか。 その少女が目指すところはどこなのか。 それはもしかすると、きらり個人の破滅以外にもあるんじゃないだろうか。 (……これは、とんだ大当たりを引いちゃったかな) 『言ってる意味がさっぱりだニャン! もっとオレっちにもわかるように説明するニャン!!』 ぽりぽりと頭をかく。 日光に当たりすぎたせいでいつもより頭が活発に動いたんだろうか。 こんな立ち回りは杏っぽくないのになぁと思う。 杏は小さく溜息をついて、こう答えた。 (なんとなくだよ。なんとなく) 言ってしまえばなんとなく。 双葉杏は、なんとなく、かの亜麻色の髪の少女―――大井のことをかなり警戒していた。 ◆◆ 「はい。せっかく来ていただいたのに何もなしで突っぱねるのは気が引けますので」 自分でも気持ち悪くなるくらい朗らかな笑みを浮かべ、頭を下げる。 そして少女に背を向けたまま、大井は内心ほくそ笑みながら校舎の方に向かって歩いた。 鴨が葱を背負って来るとはこのことだ。 あの金髪の少女の方は隠してるつもりだろうが、大井はすべてお見通しだった。 彼女は掲示板を見て諸星きらりの情報を探りに来たのだろう。 なんとも愚かだ。馬鹿なマスターが針の見えてる餌に引っかかって大井の大願成就のためにのこのこやってきたのだ。 出来ることならばこの場でアーチャーに命じてぶち殺してやりたいところだったが、それはさすがにやめておいた。 通学時間で人目につきやすいし、この学校には本物の『エノシマ』が居る。 『エノシマ』に存在を知られてしまうと、大井の立ち回りはそうとう厳しくなる。 (アーチャー、聞こえますか) 『なんだろう』 (校門のところに聖杯戦争の参加者と思わしき少女が居ます。監視していてください。 もし逃げるようならば連絡をお願いします) 簡潔なやりとりを終える。 これでもし、あの少女が逃げるようなことがあってもこちらの優位には変わりない。 むしろ、人目につかない場所に逃げてくれればこちらとしては非常にやりやすい。 先ほどのメールを確認する。 返事はまだ届いていない。 もしもメールの相手が好戦的な人物なら、人目につかないところにこいつを誘導した後でぶつけてやればいい。 順序が逆になってしまうが、それでも交戦が引き起こせるならよしだ。 どう捌くか。 どう操るか。 どう戦局を動かしていくか。 さあ、ここからは大井の腕の見せどころだ。 この二人を利用しつくして、一日目で望める最大限の戦果をあげる。 せっかくの機会だ。あの無能が服を着て歩いているような脳筋長門よりも上手く戦況を動かしてやろう。 これも北上への土産話になる。 艦隊に帰った時にあの木偶の坊の鼻をあかすいい経験になる。 まったく、神様は粋な計らいばっかりしてくれる。 大井は、今朝以来、再び神の思し召しに感謝した。 ―――大井自身自覚はないことだが、彼女は割と自信過剰なタチだった。 【D-2/高等学校来客口側/1日目 午前】 【双葉杏@アイドルマスターシンデレラガールズ】 [状態]健康、焦燥感 [令呪]残り三画 [装備] [道具]携帯ゲーム機×2 [所持金]高校生にしては大金持ち [思考・状況] 基本行動方針:なるべく聖杯戦争とは関わりたくなかったが 0.諸星きらりに会う 1.そのために高校で諸星きらりの住所について調べる 2.少女(大井)を警戒。どうするべきか。 [備考] ※大井と出会いました。大井を危険人物(≒きらりスレの 1)ではないかと疑っています。 【ランサー(ジバニャン)@妖怪ウォッチ】 [状態]健康 [装備]のろい札 [道具]なし [所持金]なし [思考・状況] 基本行動方針:なんとなく頑張る 1.双葉杏に付いて行く 【D-2/高等学校来客口側/1日目 午前】 【大井@艦隊これくしょん(アニメ版)】 [状態]満腹、健康 [令呪]残り三画 [装備]北上の枕の蕎麦殻入りお守り [道具]通学鞄、勉強道具、スマートフォン [所持金] [思考・状況] 基本行動方針:北上さんへの愛を胸に戦う。 0.聖杯戦争に北上さんが居る可能性を潰す。 1.諸星きらりとエノシマという女子高生、各種噂を警戒。 2.メールを送ってきた人物をどこかしらに集める。 3.2.の場所に少女(双葉杏)も上手いこと誘導する。 4.メールの件が片付いたらしばらくはNPCとして潜伏する。 [備考] ※双葉杏を確認しました。魔力反応から彼女をマスターではないかと疑っています。 ※北上が参加者として参加している可能性も限りなく低いがあり得ると考えています。北上からと判断できるメールが来なければしばらくは払拭されるでしょう。 ※『チェーンソー男』『火吹き男』『高校の殺人事件』『小学校の死亡事件』の噂を入手しました。 また、高校の事件がらみで諸星きらりの人相・性格、『エノシマ』という少女が諸星きらりを探っていたことを教師経由で知りました。 ※フェイト・テスタロッサの顔と名前を把握しました。 ※輿水幸子からメールが届きました。 ◆◆ ぽり。 ぱりぽりぱり。 しゃくしゃく。 ぱき。 いくら気をつけても、音が鳴るものはしょうがない。 だからいっそ気をつけないことにした。 音を鳴らさないように気をつけて、お菓子の量を減らして、いざ戦闘って時に全力が発揮できなければ本末転倒もいいところだ。 それに、お菓子を食べている自分に気付けるサーヴァントは、お菓子を食べていようがいなかろうが最初から見抜いてくる。 逆に気づかないサーヴァントは音を聞いていても木々のざわめき程度にしか感じない。 気配遮断はだいたいがそういうスキルだ。 アサシン・クロメは楽観でもなく驕りでもなく、冷静に自分の能力を判断してそう結論づけた。 なぎさから指示があって十数分後。 中学校の屋上の上でお菓子をいつものペースで食べ続けているが、未だにアサシンが誰かに見つかった様子はない。 それもNPCだけでなく、至近距離に突然現れた、英霊と思わしき男にも、だ。 クロメがぽりぽりとお菓子をかじっていると、突然向かいの高等学校の校舎の屋上に男が現れた。 音もなく、まるで手品のように。『居ない』から『居る』に切り替わるように。 考えるまでもなく、サーヴァントだ。 霊体化して屋上まで登ってきて、ここで霊体化を解除した、というところか。 (殺せればいい人形なんだろうけど……そう甘くはいかないよねぇ) 相手は油断している。 油断している、が。 ここで斬りかかることはできない。 一撃で殺せると確定しているのならまだしも、彼の戦闘能力の一切わからない。 今こそ近代的な服装の壮年の男性の格好をしているが、装いなんてどうとでもなる。 武器だってアサシンの八房のように出したり消したりが自由自在なら見てくれなんて一切有益な情報足り得ない。 更にこちらに注意を払わずに油断しているのだってアサシンの持つスキル:気配遮断の賜だ。 動けば気配遮断は即座に解け、相手はこちらの存在に気づく。そうなればそこからはアサシンの苦手な『正々堂々』の始まりだ。 不用意に斬りかかってもこちらに利はない。 案外、この男は最初から『襲ってくる相手の返り討ち』を狙って姿を表しているのかもしれない。 (……分かりづらくて、面倒な戦争) ぽり、ともう一口クッキーをかじる。 相当の自信があるか、規格外の馬鹿か。 英霊として名を残している以上前者の可能性が遥かに高い。 そんな自信満々なサーヴァント相手に、非力なアサシンにどれほどの勝機があろうか。 (『これ』が上手く働いてくれるってことが分かっただけでもよし、かなぁ) 『気配遮断』。 最初に記したとおり、クロメの存在を隠すスキル。 かつ、個体によって不確定要素の強いスキル。 彼女の持つ気配遮断のランクはB、すなわち『気配を絶していれば他者からの発見は免れる』というもの。 気配を消すというのがどの程度のものかは分からなかったが、男性サーヴァントの反応を見るに息を潜めて目立つ場所に居なければまあよし、ということらしい。 実際現在、貯水タンクの影に隠れて息を潜めているだけでも見つかっていないのだから。 直接戦闘で勝ち目がなかろうと、このスキルを上手く使いこなすことができれば格段に『人形』が集めやすくなる。 (汚く、あざとく、みっともなく。今は襲うのはやめ。完璧な隙を見せたら、その時で) 視界の中に居てくれるならこれ以上のことはない。 じっと好機を待ち続ける。 相手が完全に意識を一点に集中した時、他者への攻撃態勢に入るようなことがあれば、その時に斬ってかかる。 英霊対英霊の華やかさなどみじんもない、根気比べの泥仕合。 分があるのは、相手の存在を一方的に感知できているアサシンの方だ。 この有利を消さないためにも、じっと様子を探り続ける。 (今回ばっかりは逃げられるのも仕方ない。手広くいって、楽そうなのから仕留めていこう) すでに数人のマスターの目星は付いている。 現在高等部の校門前に居る地面に着くほどに伸びきった金髪の二つ結びの少女。 私服で学校を訪れ、なにやら質問をするというのがNPCのルーチンの一部とは思えない。 おそらく、なんらかの情報を得るために、もしくは情報を得たから、高等学校に居るマスターについて直球で探りを入れに来た、というようなところだ。 そして、先ほど図書館方面に向かって全速力で走ってきたピンクブロンドの少女。 その隣に付き従う、絵本の中に出てくる『魔法少女』のような格好をした少女。 魔法少女の方には、遠目ながらはっきりと『人間離れした力』を感じる。 輝くような容姿もそうだし、周囲を警戒する所作もそうだし、纏っている魔力もまたそうだ。 (幸先いいね。このままさくっと何体か殺れればいいけど) 少女たちの顔覚えておく。 魔法少女を従えた少女は危険だ。 遠目で見てもわかるくらいには魔力の強いサーヴァントを携え、その少女を隠そうともせずに連れ回しているからには、好戦的な可能性が高い。 小さな少女は、保留。 サーヴァントがそばにいるかどうかが分からない。ひょっとすると別の場所にいるかもしれないし、そうじゃないかもしれない。 ただ、積極的な行動に出ている以上、なんらかの信念のようなものはあるはずだ。 そういう相手は手強い。心が決まっている分付け入る隙も少ない。 場合によってはこちらも、警戒が必要かもしれない。 ぱく。 今度は音がならない、饅頭のような菓子。 アサシンはいろいろなお菓子を食べながら、じわじわと動き出した大局を眺めていた。 【D-2/中学校の屋上/1日目 午前】 【アサシン(クロメ)@アカメが斬る!】 [状態]実体化(気配遮断)中 [装備]八房 [道具] [所持金] [思考・状況] 基本行動方針:聖杯を取る。 1.現状、マスターに不満はない。 2.アサシンらしく暗殺といった搦手で攻める。その為にも、骸人形が欲しい。 3.とりあえずおとなしく索敵。使えそうな主従を探す。 4.男(我望光明)の隙を伺う。 5.見つけたマスター候補の情報を山田なぎさへ。 [備考] ※双葉杏をマスター(仮)として記憶しました。 江ノ島盾子&ランサー(姫河小雪)を確認しました。ランサーはスノーホワイト状態だったため変身前の姿は知りません。 側にサーヴァントの居なかった大井・星輝子はスルーしています。 ※アーチャー(我望光明)を確認しています。戦力が不明なため、こちらから斬りかかることは今はまだありません。 ※八房の骸人形のストックは零です。 ※気配遮断が相まってかなり見つけられにくいです。同ランクより上の索敵持ちで発見の機会を得られます。 【D-2/高等学校の屋上/1日目 午前】 【アーチャー(我望光明)@仮面ライダーフォーゼ】 [状態]実体化 [装備]サジタリウスのゾディアーツスイッチ [道具]理事長時代のスーツ姿 [思考・状況] 基本行動方針:聖杯を得る 1.大井との距離を保ちつつ索敵。双葉杏の監視。 2.フェイト・テスタロッサが現れた場合、大井に連絡を入れる。 [備考] ※双葉杏=マスターであるとしています。時間の前後により諸星きらりと江ノ島盾子は見てない可能性が高いです。 ※アサシン(クロメ)と近い位置に居ますが存在に気付いていません。(菓子の咀嚼音も距離のこともあり届いていません) ただ、アサシンが不用意に近づいたり、臨戦態勢に入ったりすれば気配遮断の効果が切れて気づきます。 ◇◆◆◇ 『どうしよう』 『どうすればいいんだろう』 『バーサーカーを助けたいのに』 『元居た世界に帰りたいのに』 『方法がわからない』 『どうしよう』 『どうすればいいんだろう』 少女の頭のなかに、招待状が、鳴り止まず届き続けていた。 ◇◆◆◇ どうしよう。 どうすればいいんだろう。 とろけたような頭。おぼつかない足取り。ふわふわとした、悪夢の続きのような感覚に陥る。 諸星きらりは図書館を出て、そんな気分の悪い夢心地で道を歩いていた。 どうすればいいのか、まったく分からない。 フェイト・テスタロッサを捕まえれば、聖杯戦争が止まるかもしれない。 でも、それはきらり自身がフェイトを追い回す側にまわるということを意味している。 苦い思い出が、胃の痛みとともに蘇ってくる。 何の理由もなく追い回すなんて、そんなことだけは、したくなかった。 たとえわがままだとしても、きらりはフェイトを捕まえて、ルーラーが言ったように『誰か』に渡すなんてしたくなかった。 「どうしよっか……」 バーサーカーは何も言わない。 きらりのわがままに、ただついてきてくれる。 何も言わずについてきてくれる。 それはありがたいことでもあったし、少しだけ、心細くもあった。 行く場所がない。 帰る場所もない。 この広い世界で、やっぱりきらりはひとりぼっちなんじゃないか。 そんな気がして、少しだけ泣きそうになって、それをこらえてを繰り返していた。 図書館の近くに居るのは嫌だった。 あの場に居続けると、あの、不気味な世界に飲み込まれてしまいそうな気がした。 学校も近いから、できれば離れたい。 そう思って、とりあえず(地図上D-3に位置する)小道を歩いていた。 おぼつかない足取りで、なんでもない段差に足をつっかけて転んでしまう。 べたんとみっともない音を立てて少女は道路に倒れこむ。 足音。 足音。 足音。 すれ違う声と声。 起こしてくれる人はいなかった。 じっと見つめたアスファルト。 きらりの眼前に影が落ちて深い灰色を更に濃く染める。 地面がきらりからあたたかさを奪っていく。 まるで、きらりのまわりにだけ雨が降っているみたいに、目の前は薄暗く、心は冷たくなっていくようだった。 「諸星、さん?」 転んだまま立ち上がれず、俯いていたきらりの遥か後方から。 来た道の道から、名前を呼ぶ声がする。 声の主に覚えはない。 この世界に来て、きらりと友好的に接する人なんて数えるほども居なかった。 じゃあ、悪い人だろうか。 おっかなびっくり顔をあげると、街路樹が添えられたなんともない道路の奥に、眩しいピンクブロンドの髪を両サイドで纏めた少女とふわふわきらきらした少女が立っていた。 どちらも、見覚えのない人だった。 ピンクの方の人はこの聖杯戦争の舞台に来るより前に、カリスマギャルモデルとして紹介されていた城ヶ崎美嘉に似ているような気がしたが、別人だった。 そもそも、城ヶ崎美嘉ときらりは知り合いじゃないから名前を呼ばれることなんてない。 ふわふわとした服の人は、言葉じゃ言い表せないくらい、可愛らしい女の子だった。 ただ、気のせいかもしれないが、文字が重なって見えるような気がした。 「だ、だぁれ……?」 きらりがおずおずと、尋ねる。 顔も見えないピンク髪の少女はすこしばかり身を震わせると。 「諸星さん!!」 叫びながら、きらりの方に走ってきた。 突然の出来事に、すこしだけ身構える。 しかし、その少女がもたらしたのは、この舞台に来てからずっときらりを苛み続けた悪意ではなかった。 「よかった、よかったよぉ!!」 「諸星さん、なにかあったんじゃないかって!」 「よかったぁ、諸星さん、諸星さん!」 へたり込んでいるきらりに、見知らぬ少女が抱きつく。 抱きすがり、おいおいと泣きながらきらりの名前と、安堵の言葉をこぼし続ける。 きらりの大きな身体と小さな心が、優しいぬくもりに包まれる。 久々に感じた誰かの優しさは、じんわりと心まで染み込んでくるようだった。 泣くまいと決めていたけど、やっぱりきらりには無理だった。 きらりはその少女を抱きしめて、決して怪我させないように優しく、だけど暖かさを逃がさないように力強く抱きしめて。 誰かもわからない女の子と声を合わせておいおい泣きじゃくった。 そうして、少し二人で泣きに泣いて。 道を行き交う人々が怪訝な瞳で見つめているのに気付いて。 とりあえず場所を移そうということになった。 道中、なんとなく気恥ずかしくなって話すきっかけを掴みあぐねていたが、それでもなんとかきらりの方から切り出せた。 「……あの、あなた、だれ? きらりのこと知ってゆの?」 「覚えてない? 私、高校で、諸星さんと同級生で……」 高校で、と言ったところで少女が慌てて口をつぐむ。 そして小さく『ごめんなさい』と言った。 「高校のこと、思い出したくないよね……ごめんなさい、私ったら……」 「あ、あっ、いいよ、いいよぅ! 気にしないで!!」 謝罪する少女にぶんぶん手を振ってみせる。 確かに、きらりにとって高校でのあれこれはほとんどすべて思い出したくないことだ。 でも、他の人に気を使わせちゃうのはよくないことだ。きらりもそこはしっかりわかっている。 「あの事件、もしかしたら、サーヴァントが関わってるんじゃないかって思って…… それで、諸星さんが、諸星さんが誰かに襲われちゃったんじゃないかって」 今にも再び泣き出しそうな少女の口から飛び出した『サーヴァント』という単語に、きらりの心臓が跳ね上がる。 その単語を知っているのは聖杯戦争の参加者以外に居ないはずだ。 まさか、目の前の少女は参加者で、きらりと戦いに来たのだろうか。 どうしようどうしようとぐるぐる頭のなかで問いを回していると、きらりの様子を見て察したのか、少女の方からそのことについて切り出してくれた。 「あ、心配しないで! 私、そんな、戦ったりとかできないし…… それに、私のサーヴァントはこの子で、なんにも悪いこととかしないから!! そこは大丈夫!! オッケー! 超安心! 絶望的非暴力不服従って奴? うぷぷ」 紹介されたサーヴァントは、何故か苦虫を噛み潰したような顔をしている。 ステータスが見える。どうやらランサーのサーヴァントらしい。 襲ってくるような様子はない。少女の言うように友好的な人なんだろうか。 「あ、あの、諸星きらりです!!」 「……どうも」 怯えた心を吹き飛ばすようにきらりが力強く会釈をすると、ランサーと呼ばれた少女も会釈を返してきた。 「とにかく、こんなところにいたら目立っちゃうから、とりあえず移動しよう」 ピンク色の少女がきらりの手を引いて歩き出す。 つないだ手を通じて、暖かさが胸の内側に流れ込んでくる。 きらりは、ほんの少しだけ、彼女にばれないように、小粒の涙を流した。 ◇◆◆◇ 先ほどまで這いつくばっていた道をしばらく急ぎ足で進み。 大通りから路地に入り込み、メインストリートからは少し離れた、細く狭い道を歩きながら声を掛け合う。 「どこに行こっか。諸星さん、どこか行きたい場所、ある?」 「んーとね……きらりはね、この聖杯戦争の舞台よりもね、もっともぉーっと、遠いところに行きたいの」 「それは……今はちょっと無理じゃないかな。ひとまずそれは最後の目標にして、いまからどこかに行きたいとかってない?」 「……あ、じゃあ、きらりのお家、くる? きらりのお家、ここをまーっすぐ行ったところにあるんだにぃ☆」 和気藹々としたやりとり。 今が戦争中だということを忘れさせてくれそうな、綺麗なガラス球のような日常。 光を取り込んでプリズムが輝くように、きらりの心は名も知らぬ少女という光のお陰で輝きを取り戻せていた。 そこで気付き、足を止める。 「……どうしたの、諸星さん?」 「ねえ、あのね。えっとね」 おずおずと切り出す。 「もし、もし、もう聞いてるのにきらりが忘れちゃってたんだったら、ごめんね……? お名前、なんて言うのかなって、思って……」 ようやく聞けた。 いつまでも『あの女の子』『ピンク色の少女』じゃ格好がつかない。 せっかく友だちになれたのだから、名前はもちろん知っておきたい。 きらりの問いかけを聞いた少女は、待ってましたとばかりにこう答える。 「私? 私の名前は―――」 少女が手を払って、くるりと一回、踊るように回ってきらりの方に向き直る。 そして、満面の笑みで名乗った。 「―――エノシマ。江ノ島盾子ちゃんだよ」 にいっと、口の端を吊り上げて作り上げられる、今までに見たことないほどの快笑。 きらりはその笑みを見て、久しぶりに、心の底から暖かくなるような感覚を覚えた。 たまらず、元気な声で自己紹介を返す。 「そっか! きらりはねーぇ、諸星きらりだよぉ! よろしくね、盾子ちゃん!」 「うん、よろしくね、諸星―――ううん、きらりちゃん!」 二人で笑い合う。 涙の跡なんか消し飛ばしてしまえるくらい力強く笑い合う。 きらりは久しぶりに、笑顔になれた。 一人ぼっちだと、辛かったけど。 二人なら、頑張れる気がした。 きらりの心に少しだけ、希望が湧いてきた。 ◇◆◆◇ 横並びに道を歩く三人の少女。 左端の少女の涙のあとに浮かぶ明るい笑顔。 真ん中の少女の突き抜けたような朗らかな笑顔。 右端の少女の■■を■■■■■■■■■ような、■愉快そうな表情。 ■■は砂糖の右側に。 少女はまだ、気づかない。 空欄をまだ埋められない。 【D-3/諸星きらりの家への道/1日目 午前】 【諸星きらり@アイドルマスターシンデレラガールズ(アニメ版)】 [状態]精神的疲労(軽)、魔力消費(中)、希望(微) [令呪]残り二画 [装備]なし [道具]なし [所持金]不明 [思考・状況] 基本行動方針:バーサーカーを元に戻し、元の世界へと戻りたい 1.盾子ちゃん! 2.いったん家に帰ろうかな……? [備考] ※D-4に諸星きらりの家があります。 ※江ノ島盾子&ランサー(姫河小雪)を確認しました。そして、江ノ島盾子を信用しています。 ※三画以上の令呪による命令によって狂化を解除できる可能性を知りました(真実とは限りません) ※フェイト・テスタロッサの捕獲による聖杯戦争中断の可能性を知りました(真実とは限りません) ※ルーラーの姿を確認しました ※掲示板が自分の話題で賑わっていることは未だ知りません 【悠久山安慈@るろうに剣心(旧漫画版)】 [状態]霊体化 [装備]なし [道具]なし [思考・状況] 基本行動方針:??? [備考] ※雪華綺晶の存在を確認しました、再会時には再び襲いに行く可能性があります。 ※江ノ島盾子&ランサー(姫河小雪)を確認しました。 スキル『こころやさしいひと』の効果できらりの精神の安定に江ノ島盾子&ランサーが役に立っていると察知しイレギュラーが発生。狂化中ですが敵意を向けられない限りこの二人を襲いません。 ◆◇ 諸星きらりを発見する数十分前。 家を出る直前に、江ノ島盾子はランサーに唐突にこう言った。 「その魔法さ、ほんと極悪だけど、無敵じゃないよね」 言いたいことが分からない、とランサーが言うと江ノ島盾子はそれはもう楽しそうに口を釣り上げて笑った。 その笑顔と来たら、人助けに尽力してきたランサーが見たこともないほどの満面の笑みだった。 「気になるなら、ついてくれば? ただし、条件が一つ」 提示された条件は『魔法少女状態で実体化すること』。 他者に発見されて戦闘に巻き込まれることを期待しているのか。それとも別の狙いがあるのか。 どちらにせよ、実体化していられるというのはランサーにとっても願っても見ない条件だった。 ランサーはその魔法によってかなり広範囲の困った人の声が聞こえる。 江ノ島盾子の知らない情報を手に入れられる、というのはそれだけでこの絶望少女を出し抜けるアドバンテージになる。 そのことに気取られないよう気のない素振りをしながら、ふいとランサーは問いかけを返した。 「……どこに行くつもりですか?」 「諸星きらりに会いに行くに決まってんじゃん!!! きらりんをきらきらいっとうしょー☆の一番星にしてあげるのが私達の役目でしょー?」 「……諸星きらりの居場所がわかるんですか」 実体化し、魔法少女に変身して尋ねる。 江ノ島盾子はどこからか取り出した伊達眼鏡をかけて流れるように説明を始めた。 「いいでしょう説明しましょう。諸星きらりの行動は三つほど予測できます。 まずいちばん可能性が高いのは籠城の可能性。これは場所が割れない限り他者に襲われないという利点があります。 諸星きらりの性格を考えた結果、掲示板、それも私様のスレを確認していた場合、それを差し引いても彼女が聖杯戦争という催し自体に恐怖を抱いていた場合など。 そういった条件を鑑みればこれが一番可能性が高いというのは自明の理だとわかるはずです。 次に可能性が高いのが『図書館に向かう』という行動。これには『ルーラーの所在地が明かされた』+『掲示板の書き込み』という環境の変化が起因しています。 所在地の明かされたルーラーに掲示板の書き込みの削除を申し込みに行く可能性。所在地の明かされたルーラーに殺人事件の隠蔽を申し込みに行く可能性。 これもまた、諸星きらりの性格を考えれば同じくらい可能性が高いと言えます。 そして最後が聖杯戦争が始まったにもかかわらず街をぶらつく可能性。この選択肢を選ぶ時点で諸星きらりは自分の立場を理解できていないと判断できます。 この場合は学校以外の場所を虱潰しに歩きまわる、ということになるので今後の行動を考える上での優先度は最下位と考えられます」 「以上を踏まえて、私様が考えた行動は一つ。まずは一番近い図書館に行き、不在を確認した後でD-3地区にある諸星きらりの自宅へ向かうというものです!」 「……これなら、二つの可能性を……一気に試行出来るし……一挙両得……ふふふ」 2秒弱で言い切って、おどおどした言い方をしながらもふんぞり返る。 少々呆気に取られたランサーを見ながら、更にふんぞりがえって、そりゃもうブリッジの体勢になるんじゃないかというくらいふんぞりがえった。 「あれwwwww聞き込みってもしかして事件について話聞いて回るだけだと思っちゃったの?wwwwマジウケるwwww」 「先生騙くらかして住所聞き出したり、クラスメイトそそのかして連絡網ゲットしたり、そういうのもちゃあああああんと調査済みに決まってんでしょ!!」 「せっかく面白そうなネタなのに、なんで中途半端で終わらせる必要があるんですか。あたりまえだよなぁ?」 どうやら、そこまで手回しをしていたらしい。 抜け目のない少女だ。 廻るのは口だけではない、ということか。 江ノ島盾子ころころとキャラを変えながら、玄関の戸を開ける。 定まらないキャラクター性とは裏腹に、その動作には一切のゆらぎも感じない。 ランサーは多少警戒しながらも、条件通り実体化してついていくことにした。 ◆◇ 出発から数十分後。 果たして、江ノ島盾子の読み通り、彼女たちは諸星きらりを発見した。 きらりに対して屈託のない笑顔をふりまく傍で、江ノ島盾子はランサーに念話で語りかける。 (似てた?) 『……なにが』 (えー? 似てない? 今のキャラ、夢で見た姫河小雪ちゃんをイメージしてやってみたんだけどさぁ!) あきらかにこちら側の神経を逆なでするための一言。 飽き性のくせに、余計なことをやって。 すぐに化けの皮が剥がれて、醜態を晒すことになるだろうと思ったが思考の先読みでもしたのか、江ノ島盾子は聞いてもいない説明を始めた。 (あー、あっあっあー、そっかそっか! ランサーちゃん知らないんだよねぇ!) (『うぷぷ、ボクはねぇ、他人の、絶望した顔を見るためだったらさぁ? なんとぉ! 一時間でも、一日でも、一ヶ月でも、なんなら一年だって、猫を被っていられる!!! ……気がする!!』) 新事実。だが、どこまで本当かはわからない。 もしかしたら口からでまかせかもしれないし、キャラクターに絶望的に飽きやすいという『設定』自体が違うのかもしれない。 ただ、この少女はどんなことに関しても、おおよそ全ての計画を破綻させ、おおよそ全ての虚言妄言を実行しかねない。 短いつきあいのランサーでもそれだけははっきりわかっていた。 (『まぁ、途中で飽きることとか、気分が変わって計画を変えちゃうこともあるよ。女心とクマの綿って言うしね。 それでも、他人の絶望した姿を見るために飽き飽きしてる個性を演じ続けるってさ』) (絶ッッッ望ぅぅ的にぃぃぃいいい!!! エクスタシーもんでしょおおおぉぉおおおーーーー!!!!) (なあんちゃって、『クマー』) けたたましく喚き散らした後、なんのキャラ付けかクマーとつぶやく。 ランサーは、表面ではきらりに優しく声をかけ続け、念話ではランサーを煽りまくる。 器用なものだと皮肉ってやろうかとも思ったが、ランサーはそれどころではなかった。 なぜなら、江ノ島盾子の言葉の意味と、彼女が仕掛けた爆弾に、遅まきながら気付いてしまったから。 (おやおやおやおや、なんだか何か言いたげだね) (ちょうどいいや、聞かせてよ。アンタも気付いてるんでしょ? 私の言いたかったこと。 『極悪な能力だけど無敵ではない』って言葉の、その理由) その問いかけに、ランサーは言葉を濁した。 ランサーが諸星きらりの存在に気付いたのはほぼ必然というべきめぐり合わせだった。 彼女の持つ『困った人の声が聞こえるよ』というスキル。 どんな相手の心の声も余さず聞き届ける事のできる魔法少女に与えられた無二の魔法。 その能力が、現在会場内でトップを争うほどに困っているきらりの声をランサーに届けないはずがなかった。 聞こえたし、わかった。 諸星きらりがこの上なく困っていることがわかった。 そして、諸星きらりが『望んでいる参加者』じゃないことがわかった。 一度は『クロ』だと言い切った相手。 だが、その心では自身の英霊であるバーサーカーの救済と、元いた世界に帰ることを望み続けていた。 小さな子どものように、困ったよう、困ったよう、と今にも泣き出しそうな声で叫び続けていた。 そして初対面は、並木道の真ん中でこけても立ち上がれない程に打ちのめされた諸星きらりの姿。 その声を聞いた瞬間に理解した。 『間接的に情報だけを与えられた状態では、心は読めない』。 当然だ。写真、文章、データ、そんな集められただけの情報に心なんか宿らないのだから。 それは数々の修羅場をくぐり抜けて来た時点でわかっている。 相手と向き合い、心の声が聞こえれば相手の思考なんて百発百中で当ててみせるが、そうじゃなければランサーが状況から判断する以外ない。 無敵じゃない、とはつまりこのことだろう。 江ノ島盾子はなんらかの推論から『諸星きらりはシロである』と確信しており、ランサーの間違いをわざわざ証明するためにランサーを実体化させた。 更に言えば、無敵じゃない理由について江ノ島盾子と話していてもう一つ気づいた。 江ノ島盾子は無意識か、あるいは意識してなのかランサーの読心に対策を打っている。 対策とはずばり、『包み隠さず話すこと』。 (こうしたい)→(それを知られては困る)という過程を経て、相手の行動を予測できるランサーに対して順応していた。 つまり、思ったこと全部真実を話して本人に後ろ暗いことがなければ心を読まれて困ることなどない。 相手を蹴るときに「今から右足で蹴る」と宣言すれば心を読まれようが関係ない。 どんな悪巧みでも「こういった手順でこういった悪事を働くよ」と事前に説明すれば後ろ暗いことなどない。 さらに言えば、スノーホワイトが生前使っていたようなあえて質問をして相手から情報を引き出すという技も、逐一事実を説明していればする必要がない。 江ノ島盾子はそうやって、『困った人の声が聞こえる』という説明から読心のメカニズムを理解して、最も効率的な対策を打ってきていた。 なんとも嫌味な人間だ、と毒づきたくなるが、ぐっとこらえていると、江ノ島盾子は火が突いたように手を変えキャラを変えまくしたて始めた。 (さて、私様の言う『弱点』が分かったんだったら……その先にある私様の言いたかったことも、ちゃあんとわかってくれてますよね? まさか私様がメッチャやさしみを込めて弱点だけ教えてあげたとは思わないでしょう?) (まぁ、わかってますよね……だってランサーさん……倒れてるきらりちゃんを私が助けた時……) (貴女、『しまった!!』って顔をしてましたわね!) (私様を出し抜こうなんて、百万光年早いんだよなああああああああああ!!!!) (ねえ、姫河小雪ちゃん。教えてよ。この子、どぉんな声、出してたの?) (困った困ったって泣いてたに違ぇねぇべ! 俺の占いは三割当たるべ!! ……ん、これ違う?) (……しまった、光年は時間じゃない、距離だ!) (それで、ランサー) (困った困ったって泣いてるきらりちゃん、アンタはどうするつもりなの?) 江ノ島盾子の一言が、ついに核心を突く。 ◆◇ ランサーは。 スノーホワイトは。 姫河小雪は。 困っている誰かを助けてあげたいという、同業者にすら甘っちょろいと笑われてしまう理想を胸に英霊の頂まで上り詰めたサーヴァントだ。 森の音楽家クラムベリーの試験を様々な犠牲のもとに生き抜かされ。 魔法の国から後ろ指をさされようともおのが信念を貫き。 『魔法少女狩り』の異名を背負わされてまで強さへの狂信に身を落とした魔法少女と戦い。 悪に立ち向かう強い心と心を貫く強い力を手にし。 優しい魔法少女らしいと誇っていた『困っている人の声が聞こえる』能力を不意打ちや詐術に使えるようになってしまい。 性格も、ほわほわとした白うさぎのような優しいものからは想像できないほどスれてしまい。 様々なものを得て、様々なものを失って。 様々な人と出会い、様々な人と別れ。 様々な人を救い、それ以上の人々を救えず。 中学生のあの日から、英霊の座に至るその日まで。いや、この戦争に呼び出されても。 彼女の中心、存在の『芯』とも言うべき部分、本質は変わっていない。 困っている人を助けたい。 泣いている人にハンカチを渡してあげるような。 重い荷物を代わりに背負ってあげるような。 落し物をした人に落し物を届けてあげるような。 数々の事件のせいで幾分ハードにコーティングされてしまったが、そんななんともない優しさこそが彼女の根本だ。 諸星きらりの声を聞いて、ランサーは全てを理解していた。 諸星きらりがうずくまっている姿を見て、理解が思い込みではなく事実であると確信した。 諸星きらりは善人だ。どうしようもない善人だ。なにかに巻き込まれ、聖杯戦争に参加させられている『被害者』だ。 確信し、どう動くべきか迷った。 江ノ島盾子が令呪を用いてランサーにきらりを襲わせる可能性がある以上、素早く逃げるように促すべきか。 彼女が善人であると分かったならば、掲示板の悪行の主が江ノ島盾子のせいだ伝えるべきか。 それよりも、あの殺人事件の真相を彼女の口から効くべきか。 何よりもまず彼女の願いに手を差し伸べてあげるべきか。 どんな悪者にも負けないために鍛え上げた魔法少女の魂も、『心の声』の更に先にある不意打ちには対処できない。 予想外の出来事で、ランサーの心は一瞬だけ揺らいでしまう。 その一瞬の動揺が水面下の勝負を決着づけた。 ランサーの一瞬の虚を突いて、盾子は素早く、そして的確に諸星きらりの懐に入って彼女の信頼を得てしまった。 それは鮮やかで。華やかで。呆れるほどに、彼女の言葉を借りるならば『絶望的に』、見事な手口。 仮に超高校級のアイドルなんてのが居たとしても、そんな子でも裸足で逃げ出す演技力だったろう。 精も根も尽き果てた様子の諸星きらりに寄り添い、彼女の精神の添え木となり、折れかかっていた彼女の心を支え直した。 見事、彼女の困った声を一発でやませた。 だが、ランサーにはその行動のすべてが、ある方向を目指しているとわかっている。 そしてそれが諸星きらりの目指す方向ではなく、真逆の方向であるのも理解している。 彼女がそんなことをする理由なんてランサーと諸星きらりに絶望を与えるため以外に考えられない。 つまり、まんまと出し抜かれたのだ。出会いの一件以来再び、この絶望的に絶望を愛する少女に。 後はあれよあれよというまに江ノ島盾子のペースだ。 苛立ちを覚えるが、なにもできない。 ずしんと鉛のような、ほの暗い感情が、ランサーの心中の奥深くに陣取り、反撃の気力を削いでいる。 『諸星きらりの無実を証明』し、『その上で諸星きらりの精神的支柱となる』という一手が奇手すぎた。 この一手は、大きな意味を持っている。 少なくともあの時。 二人が出会ったあの名前も知らない死体の前での問答を知っているのならば。 江ノ島盾子のこの行動に隠された意味が理解できる。 (ねえ、小雪ちゃぁん。この状況って、あの時のやつに似てるよねぇ?) 不意にランサーの方を向き、すべてを見透かしたような声と満面の笑みでそう尋ねる。 その問は、姫河小雪と江ノ島盾子のパラドクス。 希望と絶望のコンフリクト。 (ちょうどいい! 聞いてみたかったんだぁー! あの時の質問、ランサーちゃんならどんな答えを出してくれるのかなぁーって?) (問題!! 例えばこれから、江ノ島盾子ちゃんのことがとっても大好きな諸星きらりちゃんが、なにかに絶望して死んだとして、その時、『彼女を殺したのは誰』?) 江ノ島盾子の口から放たれた問い。 それはまさしく、二人が出会ったあの時の問答の再現。 ランサーが「殺したのか」と問うた時、盾子は「背中を押しただけだ」という長回しをきっかり三秒で説明してみせた。 あんなのは詭弁だ。江ノ島盾子だってそのくらい気付いている。 だから今、江ノ島盾子は試している。 ランサーに同じ命題を突きつけて、ランサーにその問の答えを導き出させようとしている。 仮に諸星きらりに対して江ノ島盾子の悪事を伝え警戒を促せば、江ノ島盾子を心の支えにしている以上諸星きらりの心は確実に折れる。 再起不能になり、あの子供のように(ビルから飛び降りて死んだ名も知らぬ子供のように)自殺してしまうかもしれない。 その点について理解した上で、ランサー―――『姫河小雪』はこの状況でどう動くのか。 江ノ島盾子は。 超高校級の絶望はそれを尋ねている。 (さて、私様の行動を察知できず、止められなかった哀れなランサーちゃんにネクストクエスチョン。 答え次第では一発逆転もあるかもよ? 張り切って行ってみよう!) (……あなたは、背中を押せない優しい優しい小雪ちゃん? とっても困ってる優しい優しいきらりちゃんのためにアタシという巨悪の跋扈を許す優しい優しい小雪ちゃん?) (……それとも、背中を押せる優しい優しい小雪ちゃん? 他の参加者のために、優しい優しいきらりちゃんの心をへし折って屋上から突き落としてでもアタシを止められる優しい優しい小雪ちゃん?) 前者を選べば、一人の善人を救い、不特定多数の他人が死ぬ。 江ノ島盾子の『殺人』をやはり殺人であるとし、殺人を犯さず諸星きらりを救う代わりに江ノ島盾子が今後積み重ねる悪行を止める機会を失う。 後者を選べば、不特定多数の他人を救い、一人の善人を殺す。 江ノ島盾子の『殺人』を背中を押しただけだとし、江ノ島盾子の悪行を未然に一つ食い止める代わりに結果として諸星きらりという善人が死ぬ。 どちらを選ぼうと、結果は――― (あれちょっと待って!? どおっちにしろ、人死んじゃってる気がする! あれあれ、まさかまさかの魔法少女血みどろ計画Restart!? ウッソそれってつまり新しい姫河小雪ちゃんの誕生じゃない!!! 今夜はお赤飯だねぇっ!! んキャハぁっ☆ ハッピーバースデー、新しい姫河小雪ちゃあああああああああああん!!!!) 念話でげらげらと高笑いをする。 本当に、他人の癪に障るのが生きがいのような人物だ、とランサーは歯噛みしながら思った。 (ねぇ、ランサー) (気付いてないかもしれないから教えてあげるね。アンタ今、すっごくいい顔してるよ) 悪魔が笑う。 ランサーは臍を噛んだ。 それしかできなかった。 ◇◆◆◇ 横並びに道を歩く三人の少女。 左端の少女の涙のあとに浮かぶ明るい笑顔。 真ん中の少女の突き抜けたような朗らかな笑顔。 右端の少女の苦渋をしこたま飲まされたような、不愉快そうな表情。 絶望は砂糖の右側に。 【D-3/諸星きらりへの道の途中/1日目 午前】 【江ノ島盾子@ダンガンロンパシリーズ】 [状態]健康、涙で化粧が流れてる、小雪ちゃん(魔法少女育成計画最序盤)の真似中 [令呪]残り三画 [装備]なし [道具]なし [所持金]大金+5000円分の電子マネー(電子マネーは携帯を取り戻すまで使用できません) [思考・状況] 基本行動方針:絶望を振りまく 1.諸星きらりをプロデュース! 2.放課後になったら、蜂屋あいと会う 3.ケータイ欲しい……ケータイ欲しくない? [備考] ※諸星きらりを確認しました。彼女の自宅の位置・電話番号・性格なども事前確認済みです。彼女が掲示板に目を通してないことも考察済みです。 ※自身の最後の書き込み以降のスレは確認できません。 ※数十分、もしくは数時間、あるいは数日、ひょっとしたら数年は同じキャラを演じ続けられるかもしれませんし、続けられないかもしれません。 ※ランサーのスキル『困った人の心の声が聞こえるよ』に対して順応しています。順応に気付いているかいないかは不明です。動揺しない限り尻尾を掴まれることはないかもしれません。あるかもしれません。 【ランサー(姫河小雪)@魔法少女育成計画】 [状態]実体化中、健康、絶望(微) [装備]ルーラ [道具]四次元袋 [所持金]なし [思考・状況] 基本行動方針:出来る限り犠牲を出さずに聖杯戦争を終わらせる。 1.江ノ島盾子と蜂屋あいの再会時に蜂屋あいのサーヴァントを仕留める。 2.出来ることなら、諸星きらりに手を貸してあげたい。 [備考] ※江ノ島盾子がスキル『困った人の心の声が聞こえるよ』に対応していることに気づきました。 ※諸星きらりの声(『バーサーカーを助けたい』『元いた世界に帰りたい』)を聞きました。 彼女が善人であることを確信しました。 ◆? "When I was a little girl, (私が小さな頃のこと About seven years old, 7つくらいの頃のこと I hadn t got a petticoat, 私はペチコートを持ってなくて To keep me from the cold." 寒くてしょうがなかったの) "So I went into Darlington, (だから私はダーリントンへ That pretty little town, あの小さくてきれいな街へ And there I bought a petticoat, そうして私はペチコートと A cloak, and a gown," マントとガウンを買ってきた) "I went into the woods (わたしは森のなかへ入って And built me a kirk, そこに教会を作ることにした And all the birds of the air, 森中の鳥さんたちが They helped me to work." 私を手伝ってくれたわ) "The hawk, with his long claws, (鷹は長くて鋭い爪で Pulled down the stone, 石を次々切っていって The dove, with her rough bill, 鳩は逞しいくちばしで Brought me them home." 石を次々運んでくれたの) "The parrot was the clergyman, (オウムは司祭の代わりになって The peacock was the clerk, 孔雀は牧師の代わりになって The bullfinch played the organ, ウソがオルガン響かせて And we made merry work." 皆で賛美歌を歌ったわ) 「素晴らしい、また新しい神様が二人生まれたわけだ」 「え? なんでそう言えるのかって?」 「君は創造力が貧困なんだろうね。生きてて死にたくならないかい?」 ◆? 「世界なんて、そんな大したもんじゃないんだ」 往来を行き来するオークのような生物を眺めながら、少女がつぶやく。 墓標のようにそびえ立ったビルのガラスがくすくす笑う。 「皆ありがたがってるけどさ……例えばそこに石ころがあったとして、石ころに蟻が乗ってた。 不思議なことに石が空中に浮き上がって蟻は石ころから離れられなくなった。 そうすれば、蟻にとっての八方ふさがりが生まれる。それで世界が出来上がる。くだんないでしょ?」 オークの正面に巨大な蟻が現れる。 突然現れた蟻の体を、街の人々がよってたかって千切り崩していく。 蟻の体からこぼれた体液がくすくす笑う。 「他に必要な物があるとすれば、観測者かな。 石ころを浮かせる役。蟻を閉じ込めようと企む奴。そして、蟻以外に蟻の世界を認めてやる者。広義的に言うなら、いわゆる神サマってやつがそれ」 くすくす笑う。 くすくす笑う。 くすくす笑う。 「サチコは、石ころの存在に気付いてしまった哀れな蟻ん子さ。 大地への郷里の慕に駆られ、必死に石ころから飛び出そうとしてる。よくやるよ、無駄だって薄々感づいてるだろうに」 『くすくす。それがこの『世界』のお話ですか?』 少女が指をつい、と動かすと、山が凹んで窪地に変わった。 とくとくと体液が流れこんでいく。湖が出来上がる。 湖に映るのは、きれいな色のロリータドレスを身に纏った可愛い可愛いお人形。 「ここの完成はまだまだ時間がかかりそうだよ。別の場所で遊んできたらどうかな」 少女―――創造主(クリエイター)のサーヴァント・クリシュナは、ルーラー・雪華綺晶にそう告げた。 彼女にしては珍しい、毒突くでもなく、気遣うでもなく、当然といわんばかりの声色だった。 『クリエイター様のようなことをする方は特殊ですので。見ておく必要があるかと』 どこまで本音かわからない言葉。 しかしクリエイターは特に気にせず、さらりと流した。 「へえ、仕事熱心なんだね。マスターじゃなくてわざわざ僕のところに来るなんて」 湖の縁に人々が集まり、やたらめったらに踊り狂う。 意味なんてない。そうしたいからそうする。人間らしい動作じゃないか。 踊り狂う人々をそのまま踊らせ続けながら、クリエイターは鏡のように美しくきらめく水面に、水面の向こう側のルーラーに向き合った。 「で、それは誰が考えたの」 不意に。 クリエイターが湖越しのルーラーに問いかける。 『誰が、何を?』 ルーラーはあどけない顔で問い返す。 「話の続きだ。この世界が石ころで、サチコがかわいそうな蟻ん子ちゃんだとしたら、石ころを浮かしてるのは誰だ。 サチコのことを認めてやってるのは誰だ。この世界の神様ってやつはなんのためにこんなことをする? ねえ、君……君じゃないよね。君みたいな空っぽの器は、そんな器じゃなさそうだ」 『それを知ってどうするのです?』 「別に、どうも。必要なら神様の先輩として、助言の一つでもあげるけど? そのために君が来たんじゃないの?」 ぽ、と花が咲く。 次から次へと花を咲かせ、右から左への道を作る。 湖から街へと通じる道が出来上がった。 「ハートの女王に逢いたいのなら、ちゃんとうさぎを追うべきですわ」 くすくす。取ってつけたような笑い声。 「僕に、兎狩りをしろって?」 『ええそうです。なぜなら貴女様はこの世界の『神様』ではないのですもの』 「それは誰の言葉?」 『私の言葉は私の言葉、ですわ』 くすくす。世界の中に響き渡る笑い声。 『貴女様は呼び出されてしまったかわいそうなお人形さんの一人。 お人形さんは、ご主人様の望むとおりに動くのがお仕事。そうでしょう? お人形さん、お人形さん。兎狩りの時間です。ハートの女王はお冠。チクタクチクタク兎を追って、不思議な国に向かいましょう』 ルーラーが歌い出す。無垢な少女のように、可愛らしく。 クリエイターは少しだけ心外そうに、語気を少し強めてまくしたてた。 「はは、言ってくれるじゃないか。自分だって、他人の未完成な部分を見つけてあざ笑いあげつらうばっかりの未完成なお人形さんのくせに」 『かわいそうなお人形さん。こんなおもちゃの世界に閉じこもって、外の世界が怖いから』 クリエイターが売り言葉を叩きつければ、ルーラーは歌うように答える。 先ほどまで噛み合っていたのが嘘のように、大きく食い違い始める。 『おもちゃの世界で一等賞。外の世界の貴女はだあれ。望みはなあに、貴女はだあれ、貴女の見ている私はだあれ』 「君は自分が思ってるほど清廉潔癖じゃないよ。被造物ってのは、突き詰めれば『煮詰められた人間のエゴ』だ。 華奢な器に押し込められて綺麗なフリルでラッピングしたところで腐った中身と漏れだす臭いは消せない。 今度はもっと声を上げて笑ってみなよ。下品な方がお似合いだよ。お人形さん」 クリエイターが言葉とともに、水面に花束を投げつける。 花束が打ち付けられて起こった波紋がルーラーの身体を細かく裁断する。 『くすくす。おもちゃ箱の中の狐。ぶどうが甘いか酸っぱいかは、狐には永遠にわからずじまい。 さようなら、クリエイター様。また後程お会いしましょう』 大した意味もないだろうに意味深な言い回しでそう言い残して波紋の奥に消えていく。 それを確認して、クリエイターは鼻を一度鳴らすと、投げた花束を湖と混ぜてお人形を生み出した。 ◆ 「せっかくもてなしてやったのにあの態度ったら。こんなことならもっと盛大にやるべきだったかな」 未完成の幻想世界を眺めてつぶやく。 あれやこれやと悩まず幸子がぶっ倒れるくらいの魔力をつかって世界を作ってやってればあのルーラーに泡を吹かせてやれたかもしれない。 惜しいことしたなぁ。 この場でただのお人形さんに戻してあげればよかったかなぁ。 「英霊の枠に閉じ込められた僕程度敵じゃないって? だとしたら心外だ」 新たに生み出した物言わぬお人形に語りかける。 その人形は、誰にも愛されない。ただ、空間の中で、そこにあり続けるだけ。 お人形はくたりと頷くようにその場に倒れこんだ。 クリエイターが弧を描くように指をすべらせると、お人形の周りに人だかりが出来上がった。 人だかりは皆、キラキラした衣装を着て空に向かってニコニコ微笑んでいる。 皆一緒の衣装を着て、誰かに笑顔を振りまく。まるでアイドルのように。 「それとも、そんなことされたっていいと思ってあのお人形を僕のところに送り込んだのかい。それなら少し笑えるね」 お人形がおもむろに立ち上がり、動き出す。 お人形を取り囲んでいるアイドルたちが次から次にお人形に食べられていく。 アイドルたちは逃げることも悲鳴を上げることもしない。 ただ、観客である誰かに笑顔を振りまきながら、お人形の内側に閉じ込められていく。 一人、また一人。 人形の内側に消えていく。 最後の一人を食べ終えた後、人形はくすくす笑い出した。 「どっちにしろ……お人形遊びで僕をはかろうなんてのは少し虫がよすぎるんじゃないかな」 「君に対して、思うところが出てきたよ。『この世界の神様』」 ぽん、と手を叩く。 お人形がくすくす笑いながらその場で高速回転を始める。 くるくる、くるくる。 回り続けて、回り続けて。 バターになるほど回り続けて。 臨界点を突破したお人形は、創造主の気まぐれで本物の少女に生まれ変わり、街の方へと走っていった。 そうして、街にたどり着いた少女は、そこで誰かのお人形として暮らすことになった。 その様子を感慨なさ気に見送ったクリエーターはまた世界創造に戻るのだった。 【C-4/マンション/1日目 午前】 【クリエイター(クリシュナ)@夜明けの口笛吹き】 [状態]健康 [装備]なし [道具]なし [所持金]なし [思考・状況] 基本行動方針:勝つ 1.幸子の言うことは放って、自身の幻想世界を完成させたい 2.『この世界の神様』に会いたいもんだ [備考] ※ルーラーを確認しました。 ※幸子の部屋は現在、クリシュナの幻想世界に作り替えられている途中です ※完成した際、マスターとサーヴァントに対する精神攻撃として作動します ※聖杯戦争の開催に何者かが関与していると考察しています。ルーラーは正統な裁定者ではなく彼女の手先であるとも考えています。 この空間はその人物が作り上げた世界であり、その人物の意向次第で結末が変わると睨んでいます。 【???/nのフィールド/1日目 早朝】 【ルーラー(雪華綺晶)@ローゼンメイデン】 [状態]健康 [装備]なし [道具]なし [思考・状況] 基本行動方針:??? [備考] ※アイドルの物真似が出来ます ※クリエイター(クリシュナ)の幻想世界(未完成)を確認しました。 BACK NEXT 013 Because,I miss you/逢いたくて 投下順 015 約束/まおゆう 魔王勇者 時系列順 BACK 登場キャラ NEXT 006 匿名希望のアガパンサス 大井&アーチャー(我望光明) 020 逢魔が時に逢いましょう 003 目覚め/wake up girls! 江ノ島盾子&ランサー(姫河小雪) 022 マッド・ティーパーティー 双葉杏&ランサー(ジバニャン) 020 逢魔が時に逢いましょう 007 【>願う 何を? >幸せ 何が君の幸せ?】 星輝子&ライダー(ばいきんまん) 023 シュガー・ラッシュ 000 Because,I miss you/逢いたくて アサシン(クロメ) 025 過ぐる日の憧憬 000 開幕/きらりん☆レボリューション 諸星きらり&バーサーカー(悠久山安慈) 022 マッド・ティーパーティー 003 目覚め/wake up girls! 輿水幸子 020 逢魔が時に逢いましょう クリエーター(クリシュナ) 037 思い出が窮屈になりだしたこの頃の僕らは 010 開幕/きらりん☆レボリューション ルーラー(雪華綺晶) 022 マッド・ティーパーティー